みんなで無念まとめ wiki

共に行こうFinal round

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集

共に行こうFinal round ◆NIKUcB1AGw


赤く大きな扉を、マリオワールドが開ける。
その後に、星のカービィとコロコロカービィが続く。
3人の表情は、いずれも決意に満ちていた。
最後の戦いを前にして散っていったスーパーデラックスとハム太郎2のためにも、必ず3DSに勝つ。
その思いが、彼らを突き動かしていた。

「ようこそ」

3人の前に立ちはだかったのは、バカリズムの顔をした男。
スーパーマリオメーカー3DSである。

「お前が3DSの前に立ちはだかる、最後の関門というわけか」

歩み寄りながらそう言い放つマリオワールドに対し、マリオメーカーは軽薄な笑みを浮かべながら応対する。

「最後の関門ってのは間違ってないけど、君たちはそれをもう突破してますよ。
 僕の能力はステージ作成に全振りされてて、戦闘能力は一般人レベルですから。
 ここで戦ったところで、ワンパンK.Oされて終わり。
 最終決戦にふさわしい盛り上がりにはなりません」
「なら、おとなしく道を空けてくれるということか?」
「いやあ、それも面白くないでしょ」

笑みを浮かべたまま、マリオメーカーは上着を脱ぎ捨てる。
その瞬間、マリオワールド達の表情は凍りついた。
そこには、大量のボム兵……すなわち、生きた爆弾が貼り付けられていたのだから。

「自爆する気か!」
「どうあがいても勝てない相手に一矢報いることができるんだから、悪くないでしょう?」

マリオメーカーの顔に、死への恐怖は微塵もない。
急遽擬人化され主催陣営に投入された彼に、死を恐れるだけの自我を形成する時間などなかったのだ。
おのれが死のうが、目的が達成されればそれでいい。マリオメーカーはそう考えている。

「じゃあ、さよなら」

マリオメーカーの言葉と共に、彼が全身に纏ったボム兵が一斉に点滅を始める。
マリオワールドは全力で後退する。だが、それでもほんの数歩分距離をとるのが精一杯。
次の瞬間には、爆炎が部屋全体を包み込んだ。


【スーパーマリオメーカー3DS 死亡】



「ん……?」

自分が無事であることに、マリオワールドは戸惑う。
あれほどの凄まじい爆発、いかに自分の体が頑丈であっても耐えられるものではなかったはず。
だが実際のところ、自分は全身各所にやけどを負っているものの命に関わるようなダメージは受けていない。
その理由は、すぐにわかった。

「コロコロカービィ!」

星のカービィが上げる悲痛な声に、マリオワールドは反射的に声の方向へ視線を向ける。
そこにあったのは、全身が焼けただれたコロコロカービィの姿だった。

「コロコロカービィ、お前が盾に……」
「一番ガタイがいいのが、俺だからな……。
 俺だって死にたくはなかったが……ドッペル人形はもうねえし……。
 まあ一度殺し合いに乗ったやつの……最後としては……上出来だろう……」
「諦めないで、コロコロカービィ! あなたまで失ったら……」
「悪い……。後は頼んだ……」

その言葉を最後に、コロコロカービィは息を引き取った。


【コロコロカービィ 死亡】


「残り二人ですか……。これならまあ、勝てそうですねえ」

悲しみに浸る間もなく、マリオワールド達の耳に冷たい声が届く。
その声の主……3DSは、いつの間にか部屋の中に立っていた。

「とうとうラスボスのお出ましか……」
「この戦いで犠牲になった全てのゲームのために……。
 3DS! あなたを倒すわ!」

ついに現れた怨敵を前に、啖呵を切るマリオワールドと星のカービィ。
しかし、それを受ける3DSは涼しい顔だ。

「ずいぶんとお怒りのようですが、こっちもあなたたちには怒ってるんですよ。
 あなたたちがちゃんと殺し合いゲームをやらなかったせいで、リアルタイムではゲーム機の世代交代が始まるほどの時間が経ってしまった。
 全てが終わったときには3DSの生産が終了していた、なんてことになったら笑い話にもなりません。
 すぐに片付けてさしあげます」

そう語りながら、3DSは右手をかざす。
何かする前に倒してしまおうと、マリオワールドと星のカービィは突撃をしかける。
だが3DSは、爆発で散らばったガレキを蹴り飛ばして二人の動きを阻害した。

「ラスボスの変身シーンくらいは、おとなしく見ていてくださいよ。
 盛り上がらないじゃないですか」

程なくして空間が歪み、3DSの右手の先に一つの死体が出現する。
その死体に見覚えのないマリオワールド達は、困惑するしかない。

「時間が経つのも、悪いことばかりではありませんでした。
 このゲームが進行している間に、テレビゲームをモチーフにしたヒーローが作られた。
 そしてこのゲームの参加者には、そのヒーローに関連するソフトが二人もいた。
 あいにく片方は、力を使い果たしてしまいましたが……。
 もう片方はほぼ無傷で回収できましたよ」

死体の正体は、ガイアセイバーズ。
3DSが力を欲したヒーローとは、仮面ライダー。

ガイアセイバーズの体からあふれた光が、3DSの腰の辺りに集まっていく。
やがて光は、バックル部分がゲーム機としての3DSをかたどったベルトへと変化した。
それはまさに、仮面ライダーの変身ベルトだった。


「変身」

そう宣言すると、3DSは「N」とだけ書かれたカセットをベルトに装填する。

『ニンテンドー!』

ベルトが音声を発すると同時に、3DSの体の表面を光が覆っていく。
光は程なくして、赤い鎧へと変化する。
それは「メトロイド」シリーズの主人公、サムスのパワードスーツを思わせるデザインだった。
さらに「スターフォックス」シリーズの戦闘機、アーウィンがどこからともなく現れ、分離・変形して鎧のパーツとして装着される。
顔に装着されるのは、カービィの好敵手であるメタナイトをモチーフにした仮面だ。

「これぞ僕の戦闘形態。名付けて、マスクド3DS!!」
「知ったことか!」

3DSの名乗りを無視して、殴りかかるマリオワールド。
しかし、その拳はあっさりとかわされる。

「せっかちだなあ。もうちょっとだけ待ってくださいよ」

そう言いながら、3DSはベルトを操作する。

『ステージセレクト!』

ベルトから音声が発せられると同時に、周囲の空間が歪む。
歪みが収まったとき、3人はリングの中央に立っていた。

「ここは……デデデ城!?」

すぐさまそこがどこか気づいた星のカービィが叫ぶ。
そう、そこはカービィシリーズ恒例の、デデデ大王との決戦の場であった。

「最終決戦の舞台がボロボロのモニター室じゃ、格好がつかないんでね。
 ここなら、思う存分やり合えます。
 さあ、お待たせしました。いよいよラスボス戦の始まりです!」

最後の戦いが、ついに始まる。


【主催本部(デデデ城)】

【星のカービィ】
【状態】ダメージ(小)
【装備】「剣を巧みに操る」能力の☆、ラミアスの剣@DQ6
【道具】支給品一式×4、不明支給品×3、斧、コピースター×15、モンスターボール(ピッピ)、
    コピーのもとDX(プラズマ)@星のカービィスーパーデラックス、ハム語辞書@とっとこハム太郎2、
    おいしい水&サイコソーダ&ミックスオレ@ポケットモンスターシリーズ
【思考】
1:3DSを倒す
※外見はほしのあきに似た女性です。
※ 「飲み込んだ相手の能力をコピーする」能力と「ワープスターを操る」能力は「別の能力のスターを飲み込むと元々持っていた能力のスターを吐きだす」という仕様上、同時併用できないので「ワープスターを操る」能力発動中はコピースターを取り込めません。


【スーパーマリオワールド】
【状態】ダメージ(小)、マントマリオ
【装備】なし
【道具】支給品一式×3、まほうじんのつえ@魔法陣グルグル2、きぬのローブ@DQシリーズ、ファイアフラワー@スーパーマリオワールド
【思考】
1:この殺し合いを終わらせる
※外見はスーパーマリオです。
※スーパーマリオ、ファイアマリオ、マントマリオに変身する能力、またその状態なら致命傷を受けてもちびマリオになるだけで命に別状はありません。


【ニンテンドー3DS】
【状態】健康、マスクド3DS
【装備】3DS型ベルト
【道具】なし
【思考】
1:バトルロワイアルを終わらせる


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
ウィキ募集バナー