ユニットの分類とアーマークラス
このゲームに登場するユニットは以下の5種類（と建築物）に分類され、それらがさらに詳細なアーマークラスに分類される。そして、一つ一つの武器に各アーマークラスに対する「装甲貫通率（Armor Piercing Value、AP）」（基本値の何％をダメージとして与えられるか）が設定されており、これによって武器とアーマークラスの特性が決定されている。
各武器のAP値は明示されていないが、Dawn of War Player's Guideに乗っているDPS表を見ればどのアーマーに対して効果的かが分かる。
Infantry（歩兵）
標準的な、あるいは比較的軽装備の歩兵。
InfantryのアーマークラスはLow、Medium、Highの三種。
Heavy Infantry（重歩兵）
全身を覆うアーマーを着用している重装備の歩兵や、特に体格の大きな生物が分類される。
Heavy InfantryのアーマークラスはMedium、Highの二種。
Commander（コマンダー、指揮官）
軍を指揮する立場にある人々。歩兵の中ではもっとも強靭な防御力を持つ。
Commanderのアーマークラスは一種のみ。
Vehicle（ビークル）
各勢力が投入する戦闘機械。装甲の質が違うため、歩兵に効果的な武器もVehicleには通用しにくい。
VehicleのアーマークラスはLow、Medium、Highの三種。
さらに、Soulstormでは航空機専用のVehicle Airタイプが追加された。
Daemon（ディーモン、デーモン、悪魔）
以前は主にこの世ならざるものを分類するクラスだったが、現在では生物ではあるがInfantryに所属させられないほどの巨体を持つユニットを表している。
そのため、正式ではないがMonsterと表現されることもある。
DaemonのアーマークラスはMedium、Highの二種。
Building（建設物）
各勢力が建設する建物は全てBuildingに分類される。装甲の質はVehicleに近く、Vehicleに有効な兵器はBuildingに対しても有効であるのが普通。
BuildingのアーマークラスはLow、Medium、Highの三種。
歩兵の防御力
広義の歩兵に分類されるユニットは、アーマークラスで分類すればInfantry Low、Infantry Medium、Infantry High、Heavy Infantry Medium、Heavy Infantry High、Commanderの6種に分けられる。これらの防御力を比較すると、基本的には今述べた順に防御力が上がっていっていると見てよいが、武器によっては特にHeavy Infantryに効果的なものがあるため、Infantry Highの方がHeavy Infantry Mediumより防御力があることもある。（例えばSpace MarineのFlamerやPlasma Gunなど。）
各アーマークラスの特徴とそれに分類されるユニットについて
特に分かりやすい特徴を持ったアーマークラスを以下に述べる。
Infantry Low
Infantry Medium
Daemon Medium
Daemon Mediumに分類されるのはタウの
Krootoxのみである。
Daemon MediumアーマーはHeavy Infantry Mediumに近く、対歩兵用の火器が通用する。
Daemon High
Daemon Highに分類されるのは各勢力のRelicユニットのうち生物系のもの全てと
Daemon Princeのみである。
Daemon HighはVehicleに近い防御特性を持っており、対歩兵用火器はそれほど効果的ではないことが多い。
Buildingの分類
Building Lowに分類されるのは以下の通り。
- 各勢力のListening Post（およびObelisk）
- 各勢力のGenerator（Slug Deposit上に立てる大型のものはBuilding Medium）
- 各勢力のTurret（およびWaaagh! Banner）
- 各勢力のMine Field
このBuilding LowアーマーはBuildingの中では例外的に対歩兵用火器によるダメージが大きいことに注意すること。
専門の対ビークルユニットがいない状態でも、これらの建物を破壊することはそれほど困難ではない。
Vehicleの分類
Vehicle Lowに分類されるユニットは数が少ない。
Vehicle AirはSSで追加された航空機ユニット用のアーマータイプであり、
各勢力に1種類ずつ存在する航空機ユニットは全てこのタイプの装甲である。
上記に含まれないビークルは全てVehicle Mediumになる。
各勢力におけるInfantryとHeavy Infantryの割合
BuilderとCommanderを除いた歩兵ユニットの内、歩兵と重歩兵の割合についてまとめると以下のようになる。
| 勢力 |
歩兵クラスのユニット |
| Necron |
なし |
| Space Marine |
Scout Marine |
| Chaos Space Marine |
Cultist |
| Imperial Guard |
Guardsmen、（Entrenchしてない）Heavy Weapons Team |
| Ork |
Slugga Boy、Shoota Boy |
| Tau |
XV15 Stealth Team、Kroot Carnivore、Pathfinder Team |
| Elder |
Guardian、Ranger、Howling Banshee、Dark Reaper |
| Dark Eldar |
Mandrake Squad、Hellion Squad |
| Sistes of Battle |
Missionary、Death-Cult Assassin |
上記以外はすべて重歩兵である。
このように並べてみると、Infantryクラスを積極的に主力として用いるのはElderとIGと前半戦のOrk、Dark Faundry進化を選択した序盤のDEであり、それ以外は重歩兵を主力とすることが分かる。
歩兵と重歩兵の区別はほとんど意識する必要が無いが、自軍が投入する武器の中に歩兵相手と重歩兵相手で威力に差が生じるものがあるかどうかは理解しておいた方がよい。
例えば、Space Marine Squadの場合、Plasma GunはHeavy Bolterに比べて歩兵相手の攻撃力は低いが重歩兵相手ではそれほど大きな差がない。つまりElderやIGが相手のときはHeavy Bolterの方が効果的だが、それ以外、特にNecron相手のときはPlasma Gunを選択してもよいことになる。同様に、ElderのFalcon Grav Tankのアップグレード武器Starcannonは歩兵に対するダメージが極端に低いので、同じElderやIGが相手のときはアップグレードしない方がよい。NecronやSpace Marineが相手ならアップグレードしても問題ない（ビークルに対する火力は下がるが）。
航空機ユニットに関して
SSで追加された航空機ユニットはVehicle Airタイプのアーマーを有しており、その防御力はVehicle Lowと同じ程度である。
Vehicleに対して効果的な攻撃はVehicle Airにも通用するため、従来の対ビークルユニットやアップグレード済みのタレットが対空ユニットとして機能する。
ただし、「航空機を攻撃できない」「航空機しか攻撃できない」という特性を持った武器が複数存在していることには注意が必要である。
白兵攻撃、砲撃（ただし爆風の範囲にいればダメージになる）、Grenade Launcher類、Flamer系などは航空機を攻撃できない。
たとえRelic Unitでも白兵は航空機にヒットしない（例外はScarab Swarmのみ）。
逆に、いくつかの航空機が搭載しているLascannonやScarab Swarmの白兵攻撃は航空機しか攻撃できない。とくに
Lightning FighterのLascannonは強烈な威力を発揮する。
最終更新：2008年11月03日 00:21
