コンテンツの読み込みについて
DAZにはいくつかのストアがありますが、こちらから購入したコンテンツは基本的にマイドキュメント内のDAZフォルダに格納されます。DAZ内部からこれらのデータにアクセスする方法をこちらでは解説したいと思います。
Smart Contentを使った方法
Smart Contentというタブが画面にありますでしょうか?こちらの中には様々な形式のデータが分類されて格納されています。DAZを始めたばかりのユーザーさんは自分の買ったストアデータをここから探してくるのが素早いアクセス方法だと思います。

Smart Contentは、始めたばかりの方には便利な機能が搭載されています。
- コンテンツ自動分類
- 選択したフィギュアに互換性のあるコンテンツのみの表示
- フィルター機能
と、色々あります。コンテンツの自動分類というのは、Figuresだったら、自分の買ったフィギュアデータにアクセスできるという便利な機能です。DAZのInstall Manager経由でインストールされたコンテンツは、DAZのルールに基づいて、各々の階層に分類されていきます。ただ、購入したコンテンツが増えていくに従い、行方不明になるアイテムが増える可能性はありますが、その場合は上にあるサーチ窓で探すのがよろしいかと思います。
さて、ここで重要なのが2番目の互換性コンテンツのフィルタ機能です。

上記図の下方にFilter By Contextと言うメニューが見えると思います。 こちらのチェックボックスをONにすると、そのフィギュアやPropに対応するコンテンツのみ表示されます。この機能は便利な半面、痛し痒しと言ったところです。
最近DAZを始められたユーザーはG8フィギュアをベースにされている方が多いかと思いますが、G8と言うフィギュアはDAZ社の開発した現行最新世代のフィギュアです。

上記図のように、今までいくつものフィギュアが開発されています。世代が変わるごとに失われていった互換性もたくさんあり、世代間では移植に難しい技術が必要な衣装や機能、ポーズ、アニメーションもあります。この世代間の機能ギャップをあまり意識しないですむようになってはいるのですが、昔の服を使いたい!と言うときもあると思います。そのような場合は上記チェックを外すことで、無制限にコンテンツを使用することが出来ます。しかし、その場合世代間移植の知識が必要になりますので、当サイトの世代間移植方法の項や、他のサイトを熟読なさってください。
Content Libraryを使った方法
こちらの方法は、自分でコンテンツ管理をするよ、と言う方向けの管理方法です。行方不明が嫌な方向けですね。 DAZのライブラリ階層構造は、基本的に以下のようになっています。
- data:メッシュデータやUVデータを含む階層
- People:ライブラリデータへのリンクを含むメインフォルダ階層
- Runtime:テクスチャやマッピングデータを含む階層
この3つがメインです。こちらのうち、Peopleフォルダを自分で整理整頓してやることで、自分なりに分かりやすい階層構造を作り出すことが出来ます。ただ、慣れないうちにこれをやったり、バックアップを取らずにこちらの操作をしてしまいますと、ライブラリ構造が破壊されて、リンク切れが多発します。
最初はSmart Content経由でコンテンツにアクセスし、ちょっと自分でいじってみようかなと思われたら、Content Libraryを用いてみるのもよろしいかと思います。
皆様の良きDAZ Studioライフの一助にならんことを祈って…。