【ロクサーナとときよちゃんが柑橘軍のWBR史を語っているようです】
ロクサーナ・ルプル
「さて、もうすぐ久しぶりにWBRが開催されるけど、よく考えたら作者の軍ってR-pedia時代から数えると実に6年半以上の歴史があるのね……」
稲美時代
「うん、私もそういう事実には本当に驚いたわ。まあ実際の参戦時期は6年前の悲劇の影響もあってその半分にも満たないけどね……」
ロクサーナ・ルプル
「んで、その6年前の悲劇はWBRで言えば第十回目という節目の時期に当たるんだけど、この大会はよりにもよって東日本大震災が
起きた後に開かれたんだよね……。そんなナイーブな時期に出場外の選手ばかりが好成績を記録するだけならまだしも、それに加えて
作者があんなことをやらかしたせいで、当時の他作者達から『史上最悪のWBR』と酷評される事態にまで発展しちゃったよね……」
稲美時代
「そうかな?まあ実際には第九回目の時点で既に予兆はあったみたいだけど、その頃の作者は次世代バトロイ構想に没頭したり、
TigerKingという逆賊とズブズブになってたりと、ぶっちゃけバトロイから追放されるまで一切反省する気がなかったからねぇ……」
ロクサーナ・ルプル
「えっと……、ちょっとここで聞きたいけどTigerKingって一体何者なの?」
稲美時代
「ああ、そうねぇ……。ざっくり言うと昔バトロイで度重なる多重登録を起こして他作者達に深刻な被害を与えた悪質な荒らし人よ。
まあ最近では他作者達がしっかりと対策を強化して取り組んだおかげか、その姿もすっかり見かけなくなったけどね」
ロクサーナ・ルプル
「ふーん、要は多重登録常習犯ってことか……って当時の作者はそんなタチの悪い人物と手を組んでいたの!?
まさかそれ自体が裏で隠し持っている本当の目的を成し遂げる為の手段だったとかじゃ……!?」
稲美時代
「まあまあ、そんなに深読みしなくても……と言いたいところだけど、実際とある他作者から聞いた話でも
『あいつはバトロイ消滅による世界平和を企んでいた』みたいなことを言ってたから、あながち間違いとは言い切れないけどね」
ロクサーナ・ルプル
「『バトロイ消滅による世界平和』って……。何かこうして聞くと当時の作者の軍って
ナチズムと共産主義が融合したあたいの生まれ故郷みたいな感じだったのね……。
そりゃ当時の作者達からバトロイ追放処分を受けるのも当然の話だよ……」
稲美時代
「まあそんな作者だったけど、その後彼は必死に猛反省した末、去年の4月頃に
三度復帰してこれまでとは一味違ったWBRで完全復活を遂げ今に至るってわけね」
ロクサーナ・ルプル
「さて、随分と前置きも長くなってきたことだし、本大会の抱負とかはまた次の機会にするわ」
稲美時代
「そうね」
by柑橘類の人
ロクサーナ・ルプル
「ようやく予選グループ分けが発表されたけど、今大会は決勝進出ラインが各予選ごとで上位5名までと随分と厳しめのルールになっているのね……」
稲美時代
「うん、おまけにNBWBRと違ってデ杯出場権を手にしただけでポイントが得られるわけでもないから、
例え安定した強さを持つ選手でも油断は禁物だという点には十分注意した方がいいかもね」
ロクサーナ・ルプル
「さて、あたいは予選A組で戦うことになるけど、この組で最も警戒すべきなのはやっぱりアバゴーラさんかな?
あのポケモンは過去でデ杯9連覇を成し遂げた功績があるから、その分観客側の期待感も大きいだろうなぁ……。
まあその他にも壊れた人形さんやナツカさんにスナイプさん等といった注意すべき相手は何人かいるから、
ここはせっかく柑橘軍の看板娘という大事な役目を担っている以上は精一杯の頑張りを見せないとね……」
稲美時代
「んで、私が戦うのは予選B組というグループだけど、枠が予選A組よりちょっと多いせいか競争率が激しいように感じるね……。
おそらく私自身が自軍を第三回NBWBR優勝に導いた立役者だからという理由でこのグループで戦ってもらうことに
なったでしょうけど、流石に12名中7名がデッドラインとなると私から見ても相当キツイものがありますね……。
まあ、ここは慎重に、そして着実にポイントを稼いでいくことに専念したいところですね」
ロクサーナ・ルプル
「しかし実に3年ぶりの開催となっただけに、あたいが今まで見たことがない選手も結構集まっているみたいね……。
今流行りのけものフレンズのメンバー2名とか、それこそ前回のWBRには存在すらしなかったしね……」
稲美時代
「まあその反面シェゾさんやサタンさんとか、これまで強豪とされていた選手が最近ほとんど来ていないのは寂しいけど、
その分新たな選手達が続々と大会に参加していることでバトロイを大いに盛り上げているんだと思えば……ね?」
ロクサーナ・ルプル
「さて、開幕もそろそろ近づいてきたし、本番に向けての練習でもしてみる?」
稲美時代
「そうね」
(その直後、どこからか不気味な笑い声が響いた)
ニコラエ・ドラクレア
「フハハハハハハハハハハ!!!」
ロクサーナ・ルプル
「ん?何かさっき不気味な笑い声が聴こえてきたんだけど……」
稲美時代
「うん……。いや、ちょっと待てよ?まさかこの周りに噂の吸気鬼の一種族が潜んでいるとかじゃ……!?」
ニコラエ・ドラクレア
「フッハッハッハッ、お前等と出会うのも随分と久しぶりだな」
ロクサーナ・ルプル
「何だ、またニコちゃん大王かよ……」
稲美時代
「ああ、やっぱりね……。せっかく大会本番に向けて頑張ろうと思ったのに……」
ニコラエ・ドラクレア
「おう、どうやら二人とも大会優勝を目指そうとしているようだな。
じゃあ、お前等が大会優勝を目指そうとするその目的は一体なんなんだ?」
ロクサーナ・ルプル
「えっとね……、あえて言うなら自らの苦い過去と決別した今の自分を皆に知らしめたい……ってところかな?」
稲美時代
「大会優勝を目指す目的って?まあ私の場合は簡単に言えば自軍を第三回NBWBR優勝に導いた立役者の実力を思う存分発揮したいと思っているけどね」
ニコラエ・ドラクレア
「ふむ、とりあえず二人ともちゃんとした理由があって大会優勝を目指しているのは分かったが、それは他軍の選手達も同じことだ。
だが誰であろうともこの先どんな展開が待っているのか全く予測できないのがこのWBRっていうもの!!
そしてこれからお前等は出場内選手達との競争に勝つ必要があるのは勿論だが、
それ以上に俺をも含む出場外選手の妨害にも気を付けなければならないのだ!!」
稲美時代
「出場外選手の存在ねぇ……。まあ実際彼等が好成績を残す事例が多発して大会そのものの存在意義が問われることもあったからねぇ……」
ロクサーナ・ルプル
「……で、改めて言っておくけどあんたがあたいらのとこに来た目的って一体何なのよ?」
ニコラエ・ドラクレア
「ほう、そう来たか……。俺がお前等のところに来た目的はな……、今まで挫折続きだった
『人々の命を生贄にして新たな怪物を誕生をさせる』という野望を成し遂げる為だ!!
その絶好のチャンスの一つであるWBRにお前等が参加する時を俺は待っていたのだ!!
今から本大会のお前等の活躍を邪魔させる敵役として付き合ってもらうぞ!!」
稲美時代
「……全く、あの偽ドラキュラったら懲りずに自らの野望へ一直線なのね……」
ロクサーナ・ルプル
「くっ……、もうこれ以上あの頃の悲劇を繰り返すわけにはいかないんだから!!」
ニコラエ・ドラクレア
「さあ、二人ともかかって来るがいい!!この俺が命の価値というのを思い知らせてやる!!」
by柑橘類の人