柑橘軍のWBR奮闘記 > 第十四回WBR編第一章 ~宿命(さだめ)の魔境~

【お気楽魔女芸人が人の命で遊ぶ吸血鬼と因縁の対決を始めるようです】
(BGM:Bloody Tears by 悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲)
ニコラエ・ドラクレア
「フッハッハッハッハッハッ!!よく来たな、ロクサーナ」
ロクサーナ・ルプル
「むむっ、この感じ……!!因縁の対決の予感……!!」

ニコラエ・ドラクレア
「ああ、思えばお前とは学生時代からのお付き合いだからな……。
お前が子供の頃にあれほど熱心に勉強して覚えた魔法を自由自在に操って舞うその姿はまさに王女と呼ぶに相応しいものだった……。
当時の俺は何とか彼女を未来の教師として育てるべく数々の計画を試みたが、生憎彼女とその友人達との手によってそれらもことごとく失敗続きだった……。
その後彼女本人が由緒正しい魔法使いの家系だと知ってからは地球史上初の魔法国家を建てることを企んで地球を侵略したものの、
これまた彼女とその友人達に妨害されたせいであえなく失敗して地球侵略そのものを諦めざるを得なかった……。
まあ地球初の魔法国家建国計画に関しては欧州・中東・アフリカ侵攻を見据えた戦力確保の意味合いも強かったけどな」

ロクサーナ・ルプル
「つまりそういう意味も含めてあの事件の時に本気であたいの生まれ故郷を侵略したというのね……。
いくらあたいが地球以外の世界で育ったとはいえ、軽々しく余所の土地へ侵略する奴なんかどこの星でも許されるはずがないでしょ……。
それに本気であたいを未来の教師に育てようとするのならただ今まであんたが学んだことを
教えるだけでなく、生徒達の今後の生き方を個人の自由に委ねることも大切だと思うよ?
まあそうは言っても学生時代のあたいはその後『自身が学生時代に過ごした世界じゃどのみち魔王の奴隷にされる』
という事実に気づいてからは、その世界から逃れる為に必死で地球へ帰る方法を探すのことで精一杯だったけどね……」

ニコラエ・ドラクレア
「ほほう、あれほど楽しそうな学生時代を送っていた割には結構正直で芯が強い奴だな……。
しかしだからといってたかが早く地球に戻りたいと思った程度で学校を中退するとは裏切りにも程があるだろ!!
ほら、思い出せよ!!あの頃俺はわざわざ立派な魔法使いへの道や友人達との交流を絶ってまで地球に帰るつもりなのかとしつこく叱ってたんだぞ!!」

ロクサーナ・ルプル
「ちょっと、いきなり訳のわからないこと言ってどうすんのよ!あれは当時の友人達にも事前にちゃんとそのことを
伝えておいた上で決めた約束事なの!あれを学校側に対する裏切りだと決め付けるのはお門違いもいいところなのでは?」

ニコラエ・ドラクレア
「フン、何度言っても全く聞く耳を持たねぇ奴だな……。
はっきり言っておくが、俺が普段住処としている魔界だって各地域の国体を維持する為に色々な事業を行っているんだぞ!!
その中の一つにお前が学生時代に通っていた学校の運営が含まれていてるのは当然分かっているよな?
まあ実際のところあの学校は魔界人養成所としての役割も担っているから、俺からしたら卒業生の誰かが魔界に来た方がむしろ大歓迎なんだけどな……」

ロクサーナ・ルプル
「そう?でも確か当時の友人からあたいが学生時代に通っていたのと似た学校から卒業したルカシュさんも
見事にその罠に引っ掛かったというお話を聞いたことがあるけど、その件についてはどうなの?」

ニコラエ・ドラクレア
「うーん……、ぶっちゃけルカシュの件については俺が当事者というわけではないから何とも言えないなぁ……。」
ロクサーナ・ルプル
「ふーん……」
ニコラエ・ドラクレア
「まあいい、ともかく魔界側から見て非常に厄介な裏切り者が出てしまった以上は徹底的に始末しなきゃ埒が明かないということで……。
今度こそお前をブッ倒して、俺を神とした魔法国家を建国する為の生贄にしてやる!!」

ロクサーナ・ルプル
「あーあ、やっぱりそうなるわけか……。まぁ仕方ないね。だったら今から異世界育ちの魔女としての意地を見せてやるわ!!」

by柑橘類の人

 

【ロクサーナは予選開幕前から準備満タンのようです】
ロクサーナ・ルプル
うふふっ、予選開幕前からバッチグーで、準備オッケー!
ニコラエ・ドラクレア
「ちっ、たかが予選前でデ杯制覇した程度でいい気になるなよ……」
 

by柑橘類の人

 

【予選A組一週目終了時点での現在の得点】
 

集計対象D-BR杯:第21388回D-BR杯~第21403回
順位 選手名 作者 連勝 勝利 D-BR杯 獲得 累計 累計
(前シーズン)
1 ナツカ ヨッシー 4 8 2 26    
2 ロクサーナ・ルプル 柑橘系の人 4 7 2 25    
3 スナイプ 名誉暇人ナゴミ 5 9 1 24    
4 吹雪改二 龍徳 6 8   20    
5 トキ かばんちゃん 3 7 1 18    
6 透玉天使・パーベラ 放浪の天使 3 10   16    
7 壊人形何処棄? サイファー 3 8   14    
8 アバゴーラ 鮫擬き   7   7    
8 さいてょ ゆうえすあい   7   7    
10 ソルダートG Initial-G 3     6    
11 レヴィアタン くくる            
※参考 ニコラエ・ドラクレア 柑橘類の人            

ニコラエ・ドラクレア
「くっ、ロクサーナの奴め……。なかなかいい成績を残してやがる……」
ロクサーナ・ルプル
「あら、そんなにあたいが今のところいい成績を残していることが羨ましくて仕方ないの?」
ニコラエ・ドラクレア
「フン、何言われようがそれも過去の話だ。今からその借りを返してやる!」

by柑橘類の人

 

【その後ニコラエもようやくデ杯に出場するも……】
ニコラエ・ドラクレア
ぐぬぬ……、せっかく借りを返そうとした矢先に堕天使の攻撃一発で一抜けされるとは何とも情けぬ……
堕天使ルシフェル
「とりあえず冥土の土産に一言。一度死んで出直して来い!」
スナイプ
「フン、一生自分の身だけ守って、一人で笑ってろ」

ニコラエ・ドラクレア
「しっ、それらは俺の台詞だ!!」
ロクサーナ・ルプル
「何言い訳してんのよ?人の命を吸い上げることしか考えていないあんたが
フェアな条件で戦っているWBR選手達のことを語る資格なんてないでしょ?」

ニコラエ・ドラクレア
「フン、さっさと戦いの舞台から降りればいいものを……」
 

by柑橘類の人

 

【その後ニコラエは懲りずに再びデ杯に出場するも……】
ニコラエ・ドラクレア
「異を唱える者の命など一人もいらぬ!!今から貴様は串焼きの刑だ!!」
ソルダートG
「(´・ω・`)ゴーン」

「電の本気を見るのです!」

ニコラエ・ドラクレア
「ぐぬぬ……」

戦争には勝ちたいけど、命は助けたいって…おかしいですか?
ニコラエ・ドラクレア
「ああ、要は『なるべく相手を生殺しにして勝ち続けたい』という意味なんだろ?
それだったら人の命を吸って支配するのを生き甲斐としている俺といういい見本があるぜ」
ロクサーナ・ルプル
「人の命で遊ぶことしか考えていない吸血鬼さんは帰って、どうぞ^^」
七月
「とりあえずニコラエとかいう吸血鬼は帰ってどうぞ。不要なので」
ニコラエ・ドラクレア
「ぐぅ……、まさか他軍キャラにまで帰れコールを受けるとは……」


by柑橘類の人

 

予選A組二週目終了時点での現在の得点】

集計対象D-BR杯:第21404回~第21418回
順位 選手名 作者 連勝 勝利 D-BR杯 獲得 累計 累計
(前シーズン)
1 スナイプ 名誉暇人ナゴミ 5 12 3 37 61 24
2 壊人形何処棄? サイファー 4 13 2 31 45 14
3 吹雪改二 龍徳 4 7 1 20 40 20
4 トキ かばんちゃん 3 8   14 32 18
5 ナツカ ヨッシー         26 26
6 ソルダートG Initial-G 3 8 1 19 25 6
6 ロクサーナ・ルプル 柑橘系の人         25 25
8 透玉天使・パーベラ 放浪の天使   8   8 24 16
9 レヴィアタン くくる 3 7   13 13  
9 さいてょ ゆうえすあい 3     6 13 7
9 アバゴーラ 鮫擬き 3     6 13 7
※参考 ニコラエ・ドラクレア 柑橘類の人 3 9   15 15  

 ニコラエ・ドラクレア
「おや?どうしたのかな~?あれだけ幸先のいいスタートを切ったお前が
二週目に入ってからはうって変わって不振続きになっているようだな……」
ロクサーナ・ルプル
「何よ!あたいの得点にすら届いていない癖にいきなり上から目線でニヤついてんじゃないよ!」
ニコラエ・ドラクレア
「クックックッ、どうやらお前には戦いの舞台から降ろされるという危機感がまるでないようだな……。
まあ予選ももう少しで終盤を迎えるところだし、そろそろここで全力でお前を引きずり落としてやるか……」
ロクサーナ・ルプル
「むぅ、こいつ本気であたいを潰しにかかっているのね……。ただでさえ他軍選手にとっても迷惑な存在になっているのに……」

by柑橘類の人

 

ニコラエが企んでいる計画の内容を見てイルマリやマージャが危機感を覚えたようです】
マージャ・ソボレフスカ
「うーん、これは本当にまずいね……」
イルマリ・ウコンマーンアホ
「ん?一体何がまずいのかって?どうせロクサーナが予選落ちの危機に瀕しているとかだろ?」

マージャ・ソボレフスカ
「いや、そうじゃなくて……あのニコラエさんがロクサーナを踏み台にした計画を本気で実行しようとしているの!」
イルマリ・ウコンマーンアホ
「な、何だと……!?それであいつは何を企もうとしているんだ?」
マージャ・ソボレフスカ
「ええっとね……、ざっくり言うとあいつは人の命を生贄にして魔法国家を建てるという
計画を企んでいるけど、その生贄候補の一人としてロクサーナが今狙われているってことなの!」

イルマリ・ウコンマーンアホ
「くっ、やっぱりあいつはあの時から全く懲りていなかったか……。もしそれが現実のものになったら
ロクサーナだけでなく他軍選手にも悪影響を及ぼしかねないな……。直ちにあいつの計画を阻止しなければ……!!」

by柑橘類の人

 

その後ロクサーナが黒星直前の時にニコラエがこんなことを言っていましたが……】

ニコラエ・ドラクレア
「フヒヒヒヒヒ……、この時点であの腐った魔女は2週目以降未だに得点なし、
しかも
現時点で黒星寸前と計画実行にはまさに絶好のチャンスだな。
よし、ここは一度他軍選手どもに味方してやるぜ!」

キャンディ
「まじっく!!! テリブリズム・エクスプロージョン!!!!」
スナイプ
「ったく。俺のアドバイス無視しやがって。」
レヴィアタン

「私の、麦茶…」
ニコラエ・ドラクレア
「おい、WBR参加者の2人ども!一抜け二抜けなんかしてどうするんだ!」
ロクサーナ・ルプル
「まあ、せっかく皆と腕を試しに来たからここは精一杯頑張ろうっと!」
キャンディ
「やだ……! やだよぉ、ラビリ……!」
ロクサーナ・ルプル
イェーイ!!これでバッチグーだよ!!」
ニコラエ・ドラクレア
「フン、間一髪で黒星回避とは随分と姑息な手を使いやがったな……。
だがもう遅い!!今からこの俺がロクサーナにトドメを刺し、
そして彼女を絶望の淵に追い詰めてやるのだ!!」

イルマリ・ウコンマーンアホ
「そうはさせんぞ!!」
(ここでイルマリがニコラエより先に魔理野へ介入)

ニコラエ・ドラクレア
「何ッ!?俺より先に魔理野へ介入したのだと!?」
イルマリ・ウコンマーンアホ
「フン、何をとぼけたこと言ってんだ?
俺はお前が急に大会参加者達の邪魔をし始めたから、
止む無くああいう決断に踏み切っただけだ」

ニコラエ・ドラクレア
「くっ、せっかくここまで計画実行まで順調に進んできたのに、
またしてもあいつの友人の手によって邪魔されるとは……。ちくしょう……」

 

by柑橘類の人

 

予選A組最終結果

集計対象D-BR杯:第21419回~第21434回
順位 選手名 作者 連勝 勝利 D-BR杯 獲得 累計 累計
(前シーズン)
1 スナイプ 名誉暇人ナゴミ 4 12 1 25 86 61
2 吹雪改二 龍徳 11 14   36 76 40
3 壊人形何処棄? サイファー 3 7 1 18 63 45
4 ナツカ ヨッシー 6 9 2 31 57 26
5 アバゴーラ 鮫擬き 5 16 2 36 49 13
6 ソルダートG Initial-G   11 1 16 41 25
6 ロクサーナ・ルプル 柑橘系の人 3   2 16 41 25
8 透玉天使・パーベラ 放浪の天使   9   9 33 24
9 トキ かばんちゃん         32 32
10 レヴィアタン くくる         13 13
10 さいてょ ゆうえすあい         13 13
※参考 ニコラエ・ドラクレア(※備考) 柑橘類の人         15 15
※備考:ニコラエはこのシーズンでイルマリに邪魔されたので無得点です。

ロクサーナ・ルプル
「ふぇぇぇ……、もう限界……」(二週目以降に起きた一部除く上位陣のインフレについていけずバッタリしている)
ニコラエ・ドラクレア
「もっしもっしカッメよ~カ~メさ~んよ~♪せっかい~のうっちに~お~まえっほど~♪
あ~ゆみ~のの~ろい~も~のは~ない~♪ど~うしってそ~んな~にのっろい~のか~♪
おや~?あの亀さんの急な猛攻に耐えきれなかったウサギちゃんがここに寝込んじゃっているみたいだな……」

ロクサーナ・ルプル
「はぁ?いくらあの亀さんに追い抜かれたからと言ってあたいをウサギちゃん呼ばわりしないでよ!!
だだでさえあたいは二週目の時点で既に予選落ちの危機に瀕していたのに~!!」

ニコラエ・ドラクレア
「フッハッハッハッハッハッ、そんなに俺のことが気に食わないのか?でも残念だったな。
序盤まであれだけ自信満々な顔をしていたのに、いざ蓋を開けてみたらお前が油断した隙に
一部除いた上位陣のインフレについていけなくなった末、ついにあの亀さんにすら追い抜かれて
脱落するとはまさに『ウサギと亀』のウサギちゃんと呼ぶに相応しい結末と言えよう!!」

ロクサーナ・ルプル
「いやいや、そうだからと言ってもあんたは足の速いウサギちゃんでも足の遅い亀さんでもなく、
人の足を引っ張ることしか考えていない吸血鬼さんでしょ!!それにあんたがこれ以上人の足を
引っ張ったら大会参加者達だけでなく、魔理野を利用している人達にも迷惑かけちゃうんじゃないの!?」

ニコラエ・ドラクレア
「ヘッ、大会に参加しようがしまいが、所詮は選手それぞれの自由に決まってんだろ!!
むしろああいうガチンコ勝負の舞台に限れば負け組なんか歴史から抹消されるのが世の常なんだよ!!」

ロクサーナ・ルプル
「……もう、あんたったらいつもあたいをギャフンと言わせることばっかり考えるのね……」
ニコラエ・ドラクレア
「フン、とりあえず前置きはこれまでにしてやる。さてと、今からお待ちかねのキスタイムを……
ピカアッ!(雷がニコラエに襲い掛かる!)
(BGM:クッパキャッスル byマリオカート8)
ニコラエ・ドラクレア

「ぐはっ!?……なっ、何をする気だ貴様は!!」
イルマリ・ウコンマーンアホ
「フン、いくらロクサーナを予選落ちさせたからと言って、軽々しく彼女と付き合えると思うなよ!!」
ロクサーナ・ルプル
「……イ、イルマリさん!?まさかあたいを迎えに来てくれたの!?」
イルマリ・ウコンマーンアホ
「ああ、お前とはいつもお互いお世話になっているからな……
ニコラエ・ドラクレア
「ちっ、またあの男が俺の計画を邪魔しに来たか……。だが今度はタダでは済まさん!!
(ニコラエがライフバーストでイルマリを攻撃したものの、イルマリは即座にそれを回避)

イルマリ・ウコンマーンアホ
「くっ、全く懲りない奴だな……。まあそれはともかく……、ロクサーナ!お前は今のうちにここから逃げろ!
ロクサーナ・ルプル
「うん、分かったわ」
(その後ロクサーナはイルマリやニコラエのところから逃走した)

ニコラエ・ドラクレア
「ええい、計画を台無しにした反逆者め!!とっとと始末してやる!!」
(その後もニコラエは数々の特技で攻めるものの、イルマリはそれらを何気なく回避)
イルマリ・ウコンマーンアホ
「フン、何度やったって結果は同じだ!!今からトドメを刺す!!」
(イルマリは得意の絶対零度でトドメを刺そうと仕掛けた!!)
ニコラエ・ドラクレア
「ちっ……、これ以上ここに留まっていたら俺の命が危ないな……。今は直ちに退散しよう」
(その後ニコラエは絶対零度を上手く回避しながらどこかへ去っていった)
イルマリ・ウコンマーンアホ
「ちっ、仕留め損なったか……。まあいい、とにかくあいつの計画が実行されたら
間違いなく魔理野が大変なことになるから、何とかしても阻止しなくてはな……」


by柑橘類の人
最終更新:2017年05月06日 18:03