- ※あらすじ及びプロローグのロールが終わるまで書き込み禁止とします -- (サイファー)
- 【月野 聖奈】
時折思い出す。
かつて私を逃がすために囮になった親友を。
救えず未熟だった私を。
生まれ故郷を壊した機械たちを。
傭兵になって出会ったものは多い。しかし関わりは薄く留めていた。
また親友のような結末を招きたくないと。それ故にバトロイ連合に手を貸していても、関わりが少ない。
……しかし、いつまでも過去をそのままに出来ない。
あの土地の機械たちに、復讐の手向けを。親友に、ありがとうの手向けをしたい。 -- (プロローグ)
- 【月野 聖奈、ナナ・シュヴァルツ】
「……そんな事があったんだね」
封印した過去をぽつりと、ナナに話す聖奈。
「うん……今なら、私の手で果たせるかなって」
自信の無い聖奈は、戦いの時とまるで違う、素の彼女になっていた。
「だからね……協力して欲しい。私の過去を終わらせるために」
「いいわよ、その機械とやらを私も知りたいからさ」
そう了承したナナは、協力者を募らんとこっそりバトラーたちに依頼掲示板たる場所に書き込みする。
【急募】【高報酬】強いバトラー求む!と。 -- (プロローグ)
- 【こちらでプロローグ終わりです。反応を見つつ次のロールを打ちます!】 -- (プロローグ)
- (ふーむ…暇じゃのう…)
ナナが依頼掲示板書き込んでから数刻時が経ったころ、一人の少女がぶらぶらと町中を歩いていた。
少女の名前はアナザ。黒と灰色を基調とした姿が特徴な妖精である。
(このごろはあまり体を使っとらんからのう…なまっとるわい。何か、体を動かせそうな場所は…うむ?)
アナザの目に、ナナが書き込んだ依頼が飛び込む。
(ふむふむ、バトラーか…良いのう。昔の記憶が蘇るわい。これもなにかの巡り合わせ、言ってみるかの。)
依頼を読んだアナザは殆ど悩むこと無く、依頼に応募した。
-- (Namibito)
- 観阿弥「ゲイルの残党狩りしたいな......
ん、あれは......ナナの依頼か?
やってみるか。」
というわけで観阿弥は依頼に応募しましたとさ -- (Donald-2nd-R)
- 「? あれは……戦いの依頼?」
アヤは歩いていると、ふとあるものを目にした。それは高報酬の依頼が書かれた張り紙だった。
どうやら敵と戦うことが依頼の内容らしい。戦力内容や土地の形状はまったく不明だそうだ。
それでも彼女はすぐに決心する。彼女にはどうしてもしたいことがあった。
「うーん……私と同じような人に会えるかもしれませんね。行ってみますか……」
アヤはひどい世間知らずだった。それは長い間戦場にいたことが原因だ。
本人もそのことを心の底から気にしており、どうにか人間を知りたいと考えるようになった。
そして自分と同じような人間を探せば、何か参考になることがあるかもと感じたのだ。
彼女は決意し、すぐにその場を立ち去った。 -- (神宮司アヤ)
- アヤ、観阿弥、アナザが持っている端末(形状はおまかせします)に、受注から程なくしてメールが届く。
メール内容は以下の通り。
【詳細に関するご連絡】
この度は依頼の受注、誠にありがとうございます。
複数名での行動となる他、任務地域についての情報の共有を行いますので、下記のリンクからサーバーへの参加をお願いします。
上記の文と共にURLが送付されている。
このリンクからどうやら任務用サーバーにアクセス出来るようだ。 -- (各依頼受注者の端末)
- 「これにアクセスすればよいのじゃな。」
端末からURLにアクセスした。 -- (Namibito)
- 「なるほど……ここで情報共有するんですね」
メールに気づいたアヤは白いスマホをポケットから出すとサーバーへのURLをタップし、ページにアクセスする。
その際アヤは、近くにあったベンチに腰かけていた。 -- (神宮司アヤ)
- アクセスしたアナザ、アヤはサーバー内で以下の情報を得ることが出来る。
・依頼受注者を含めた今回の任務参加者
(下のストーリー情報に記載された3名+月野 聖奈とナナ・シュヴァルツ)
・集合場所と時刻
集合場所には以下の表記がされている。
・都市の外れにある公民館
・時刻は翌日の10時
また、以下の文章がナナによって書き込まれている。
「こちらの任務用サーバーを利用して参加者同士での連絡も可能です。
集合までの時間は必要な装備や武器、携行食糧などの調達や休息に時間を当ててください。」 -- (任務用サーバー)
- 「なるほどのう、いやはや便利になったものよ。自己紹介でもしとこうかの。」
情報を確認したアナザは、情報交換を兼ねてサーバー内に簡単な自己紹介を書き込んだ。
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やっほー、儂の名はアナザじゃ。
戦場では主に肉弾戦で戦うぞい。以後よろしゅう。 -- (Namibito)
- 観阿弥「遅れたけどアクセスしよう」
というわけでURLにアクセスすることにした。 -- (Donald-2nd-R)
- 観阿弥にも、先の二人が閲覧できる内容に加え、アナザが書き込んだ文章も表示されている。
勿論観阿弥やアヤも書き込みが可能な状況だ。
そこに、書き込みが追加される。
##############
月野 聖奈です。
私のわがままになりますが、今回の任務を手伝っていただけること、感謝しています。 -- (任務用サーバー)
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神宮司アヤです。普段は傭兵をしています。よろしくお願いします。
-- (神宮司アヤ(サーバーへの書き込み))
- ##############
観阿弥です。
1年前にゲイルをやっつけました。
ソシャゲのぶっ壊れを召喚できる
「ソシャゲ界のグランドジオウ」です。
あれから1年、新たな任務にワクワクします。
よろしくお願いします。 -- (Donald-2nd-R)
- ################
いいってことよ。
最近は体がなまっとったからのう。久々に、存分に戦わせてもらうぞい。
(アルマ_サーバーへの書き込み) -- (Namibito)
- ......と、観阿弥はサーバーに書き込んだ。 -- (Donald-2nd-R)
- ##############
ナナです〜、普段聖奈と一緒に動いてます。
今回は協力の程宜しくお願いします。
今回の目的の場所について、現在封鎖エリアで詳細な情報が無いので、衛星写真と座標のみお送りします。
集合については別の場所で行います。宜しくお願いします。
##############
それと共に画像データと座標が送られてくる。
5年程前に放棄された町らしき場所のようだ。 -- (任務用サーバー)
- ##############
目的地について、承知したぞい。
この街は…なるほどのう。辛かったであろう?
(アナザ_サーバーへの書き込み)
##############
-- (Namibito)
- ##############
ええ……。だけど、最後を知りたい。
まだ終わってなければ、終わらせる。そのために私はここに行く。
##############
聖奈はアナザに返信する。
彼女の決心は固い。
(マジでごめんなさい遅くて……。他にやりたい事がある人居なければ時間進めます) -- (サイファー)
- ##############
目的地か......この町は廃墟らしい。
一体、なぜ放棄されたんだ?
-- (観阿弥_サーバーへの書き込み)
- ##############
しっかりしとるのう…。儂がお主の歳の頃は、まだバカをやっとったのう。
次に進もうとするお主は、べっぴんじゃろうなぁ。
万が一、進みにくくなった時は、この死にぞこないに任せい。
##############
聖奈の決意を感じたアナザは、より聖奈に対して好感を持った。
それは老婆心のようなものなのか、それとも…
(大丈夫です〜。こちらこそ…返信遅くなってごめんね。) -- (Namibito)
- ##############
行けば分かります。何が起きたかも。
############## -- (サイファー)
- ##############
「なにはともあれ、集合は明日の公民館じゃの。明日を楽しみに待っておるぞい。」
アナザは明日を心待ちに、何処かへと帰っていった。 -- (Namibito)
- (時間進めます)
【公民館】
翌日。
聖奈とナナは装備やら移動用のトラックやらをこしらえ、公民館にいた。
「…私がいたときと変わってなければ、これがあれば壁を壊せるはず。」
「まー最悪空間制圧弾頭使えば壊せそうだけどねぇ。こだわるねぇ」
積まれている幾つかのC4を眺めながら二人は言葉を交わす。 -- (サイファー)
- 「中々派手にいくのう。まぁ、そうでもせんと入れんか。」
c4を眺める二人の横で、アナザもc4を見上げていた。
既に準備は整っているようで、アナザの肩には
八角形を基調とした巨大な戦鎚が担がれている。
15も届いてない年頃に見える少女が巨大な戦鎚を
持つ姿は一見異様に見えるが、アナザの特有の口調からか
不思議と不自然ではないようにも感じられる。
戦鎚には文字が刻まれている。内容は…
『बोधिधर्म』
-- (Namibito)
- 「あ、私も手榴弾なら持ってますけど……いります?」 -- (神宮司アヤ)
- 「手榴弾かぁ……万が一に備えて温存して欲しいかな、C4と違って能動的に使えるし」
アヤの提案に悩むが、内部の状況が分からない故に温存して欲しい、と返すナナ。
「……アナザさんの持ってる武器、この文字は古代文明?」
アナザに振り向いた時、武器の文字に目が留まる聖奈。
そもそも聖奈の武器とアナザの武器はまるで生きている時代が異なる。そう考え彼女は質問する。 -- (サイファー)
- 「そうじゃて。コイツに書かれてる文字は、千年ほど前に滅亡した古の文明のものじゃ。
ちなみに、内容は今でも有名なとある神様の名前じゃの。楽しみのためにナイショにしとくがのう。
名前が分かれば、コイツの能力はバレバレじゃ。」
アナザはいたずらっぽく笑みを浮かべた。
-- (Namibito)
- アナザー!どうした? -- (観阿弥)
最終更新:2023年12月22日 21:10