56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 07:07:26.12 ID:FtkR0lE6O
学園祭編
学園祭編
律「ちーす」ガチャ
澪「なんだ律か」
律「な、なんだよー澪!あたしがここに来たらダメみたいに言うなよなー。もう!感じ悪いなー!」
澪「いや、そのゴメン。そうじゃなくて」
紬「…茜ちゃんのこと?」
澪「うん…」
唯「デビちゃん最近部活に来ないよね、どうしちゃったのかな?」
律「そっかー、茜また来てないのか。学園祭まであんまり時間もないしなー」
澪「梓は学年同じだろ、何か聞いてないのか?」
梓「いえ、特には」
さわ子「三浦さんなら学校休んでるわよ」
紬、澪、律、梓「!?」
唯「おお、さわちゃん先生いつの間に!?」
57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 07:26:42.15 ID:FtkR0lE6O
梓「あの、先生、何か聞いてますか?」
梓「あの、先生、何か聞いてますか?」
さわ子「さあ、なんかお家の事情みたいね、私も詳しい話を聞いたわけじゃないから…」
澪「そうですか」
梓「お家の…事情……」
律「よーし、こうなったらみんなで茜んちに行ってみようぜ!」
梓「…!!」ガーン
唯「おお、律ちゃん、それナイスアイディア!」
紬「そうね、私も茜ちゃんのこと気になるから」
澪「そうだな、こんな時間に、みんなで行くのはちょっと迷惑かもだけど、行ってみるか」
律「あ、そういえば、梓は茜んちに行ったことあるんだっけ?道案内よろしくな!」
梓「あ……あぅあぅあぅ……」ガクガクブルブル…
唯「……あずにゃん?」
71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 09:02:11.41 ID:FtkR0lE6O
唯「ねえ、あずにゃん、この駅でいいの?」
唯「ねえ、あずにゃん、この駅でいいの?」
梓「……は、はい……うぅ……」
律「へー茜のヤツ、案外遠くから学校来てたんだな」
澪「あれ?でも茜、通学は歩きって言ってなかったっけ?」
梓「………は…はは…」
律「ま、いっか、んでさ、茜んちってどのあたり?」
梓「はい、あそこの公園のとこを……」
唯「ねね、そいえばあずにゃん、前にデビちゃんちにプリント届けに行ったって言ってたけど
どうしてあずにゃんが頼まれたの?ほら、だってここって、あずにゃんちよりずっと遠いし」
どうしてあずにゃんが頼まれたの?ほら、だってここって、あずにゃんちよりずっと遠いし」
梓「ああ、それは…」
唯「…え!?嘘?ひょっとしていじめ!?パシリ!?村八分!? ううう…あずにゃんクラスでいじめられてるの!?」ボロボロボロ
梓「……は?」
澪「なに!梓!お前クラスでいじめられてるのか!?」
紬「まあ…」
梓「ち、違いますー!あの日は、単にこっちでたまたま買い物があっただけで!!」
律「おーい、梓ー、公園ってこれのことー!?立入禁止って貼紙があるんだけど?」
梓「………………え"!?」
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 09:30:20.66 ID:FtkR0lE6O
律「な、ほら、市営マンション建設予定地につき立入禁止」
律「な、ほら、市営マンション建設予定地につき立入禁止」
梓「――――――!!????」ガーン
澪「こうやって知らない間にどんどん町並みが変わっていくんだな」
唯「そだね、なんだかさびしいね」
律「んでさ茜んちは、どっち?」
梓「………んが……が………」プルプルプル…
紬「ん?どうしたの、梓ちゃん?」
紬「……………………………」ガクッ
唯「…あ、あずにゃん?」
梓「……あぅあぅあぅ……うう……ぐす……えぐ………ひぐ………」ボロボロボロ
唯「…は!?やっぱり…あずにゃん、やっぱりいじめられてたんだね…ううう……」ボロボロボロ
梓「うえーーん」ボロボロボロ
85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 12:20:16.67 ID:FtkR0lE6O
――駅
――駅
澪「じゃあ今日はここでお開きだな」
唯「ううう……あずにゃん…ううう……」ボロボロボロ
梓「………………ぐす…」
律「なんだよもう、水臭いことは言いっこなしだぜ?」
紬「困ったことがあったら言ってね」
澪「私たちはいつでも梓の味方だからさ」
梓「先輩……」
律「じゃあな」
唯「……あずにゃんがいじめられてるなんてあたし全然しらなかったよ~」
梓「え?あ…いや…あの、…それ、違……」
プシュ………ゴトトンゴトトン……
梓「あ……」
梓(…え?ひょっとして誤解されたまま!?)ドヨーン
90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 12:37:59.07 ID:FtkR0lE6O
梓「………」(そういえば、今の電車、私も乗るはずだったんだけどな)
梓「………」(そういえば、今の電車、私も乗るはずだったんだけどな)
梓「………」
梓「……はあ…」
梓「………」
梓「………茜さん、どこいっちゃったんだろ?」
梓「…って、あ、あれ!」
梓「駅の外を走ってるの、茜さん?」
―――立入禁止の公園内
茜「えと、確か、このへんに……」ゴソゴソ
茜「あー、あった、あった!」
梓「茜さん!?」ハアハア
茜「は、はい?……あ、梓さん?」
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 12:54:38.03 ID:FtkR0lE6O
梓「茜さん、何やってるんですかー!」
梓「茜さん、何やってるんですかー!」
茜「あ、こ、これは、その……」
梓「もう、何日も学校休んで何やってるんですかー!も――ううう…ぐす……」ボロボロボロ
茜「な、ちょっ、梓さん?」
梓「えぐ……ひぐ………こ、公園、立入禁止になってるし、………心配……したんですからね」 ボロボロボロ
茜「ええええ!!!?」
梓「ひっく……ぐす………」
茜「あの、引越し……」
梓「え…………」
茜「ちょっといろいろ、その……事情があって、急遽引越しを……あの………」
梓「引越し?」
茜「あ、そうだ!立ち話もなんだし、梓さんも一緒にきてもらえますか?ちょうどヘキサゴンが始まる時間だし」
梓「ヘ…へキサゴン?」
茜「はい、ヘキサゴン」
135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 14:56:17.48 ID:FtkR0lE6O
―――駅裏のちょっと離れたところにある別の公園 段ボールの家
―――駅裏のちょっと離れたところにある別の公園 段ボールの家
茜「さ、入って?」
梓「あの……前より一回り小さいんですが……入れるのかな?」
茜「大丈夫ですよ、……多分3人までなら」
梓「お、お邪魔します」
茜母「あ、あなたはこの間の。…ホントにごめんなさいね」
ポータブルテレビ「♪~♪~」
茜「あ、もうヘキサゴン始まってる!あたしこの曲結構好きなんだよね」
梓「……あはは……あはは…………………はあ……」ズルズルズル……パタ
茜「あ、梓さん?ど!どうしたんですか?大丈夫ですか?」
梓「……あははははは………………なんかもう、がっくり疲れた…かも…」
194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 18:04:21.54 ID:FtkR0lE6O
――翌日 学校の廊下
――翌日 学校の廊下
茜「あ」
梓「あ」
茜「あ、あの……お、おはよ、梓さん」
梓「………」
梓「~~~~!//////」カア
茜「あ、あのぅ、梓さん?」
梓「………」プイッ スタスタスタスタ
茜「はぅ!き、嫌われた!?」ボロボロボロ
茜「………」
茜(はぅ…昨日、あれからずっとあんなだったし、やっぱりヘキサゴンがよくなかったのかな…)ドンヨリ
230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 20:06:46.83 ID:FtkR0lE6O
―部室
―部室
茜「あ、あの、こ、こんにちは…」ガチャ
唯「おお、デビちゃん!」
澪「茜!」
紬「茜ちゃん?」
律「なんだよ!茜!元気そうじゃん」
茜「…えっ?あ…あの、その、何日も学校休んじゃって、すみませんでした…」
澪「梓にはもう会った?梓さ、茜のことすごい心配してたんだぞ?」
茜「え……えと、あの………は、はい……え?」
唯「それでねそれでね、デビちゃん!あのね、あずにゃんがね、大変なんだよ!」
茜「……?」
唯「それがね、ううう……あずにゃんね、なんかクラスでいじめられてるみたいなの!
憂に聞いてもよくわかんないって言うし、あたしもう心配で心配で……うう……」ボロボロボロ
憂に聞いてもよくわかんないって言うし、あたしもう心配で心配で……うう……」ボロボロボロ
茜「…………え?………え―――――――!?」
235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 20:27:01.89 ID:FtkR0lE6O
茜「…そ、それで、梓さんは?」
茜「…そ、それで、梓さんは?」
律「それが今日はまだ部室には来てないんだよ」
茜「あ、あたし梓さんをちょっと探してきます!」ダダダッ ギュ----ン
澪「ちょ…茜、待っ…」
律「ああ…行っちゃった」
唯「デビちゃん、足早!」
和「えと、こんにちはー」
唯「あ、和ちゃん…」
和「三浦さんって言ったっけ?あのピンク色の頭のコ。ものすごい早さで走ってったけど何かあったの?」
237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 20:49:07.13 ID:FtkR0lE6O
茜「あ…いた!梓さーん」ダダダダッ
茜「あ…いた!梓さーん」ダダダダッ
梓「…いっ!?」
梓「…………」
梓「~~~っ!/////」カア
梓「……………/////」クル………タッタッタツタッ
茜「ああ!待って!梓さん、待って下さい――!」
唯「…それでね和ちゃん、かくかくしかじかなんだよー、あたしもう心配で心配で…」
和「ふうん、2年のクラスでいじめねえ……あんまり聞かない話だけど
まあわかったわ、見つけたら生徒会から厳重注意しとくわね」
まあわかったわ、見つけたら生徒会から厳重注意しとくわね」
唯「……おお、和ちゃんが一回り大きく見えるよ」
律「あんたやっぱりいい人だー!」
和「ああ、それと。危うく本題を忘れるところだったわ
律、あなた今年もまた学祭の講堂の使用申請出してないでしょ」
律、あなた今年もまた学祭の講堂の使用申請出してないでしょ」
律「うげっ」
澪「律………」
250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 21:08:18.09 ID:FtkR0lE6O
茜「待って――――――!!!」ダダダダッ
茜「待って――――――!!!」ダダダダッ
梓「ハァハァハァ…………っ!くっ!!」ダダダダッ
茜「…うううっ…えぐ……ぐす……、何故!何故逃げますか――――!!!」ボロボロボロ
梓「…え?……わっ………きゃっ?!」……ツルン
茜「あ!」
ドサッ
梓「あ」
茜「…ま…間に合った……」
梓「……あっ、茜……さん、……足……早いん……ですね」ゼイゼイゼイ
茜「ダメなんですよ、うう……逃げたらダメなんですよ……ひぐ……ぐす……」ギュ
梓「茜さん……………」
257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 21:20:31.42 ID:FtkR0lE6O
茜「先輩達から聞きました、梓さんが、あたしのことすごく心配してくれたって…」
茜「先輩達から聞きました、梓さんが、あたしのことすごく心配してくれたって…」
梓「……っ!/////」カァ
茜「その、あの、梓さんは、あ……あたしの初めてできたお友達だったから、あの……その……すごく嬉しかったです!」
梓「//////」←顔真っ赤
茜「その梓さんが…クラスで……いじめられてたなんて………あたし……あたし……ううう………ひぐ……ぐす……」
梓「……………………え"?」
茜「あたし……梓さん、いつも…あたしのこと……庇ってくれてるのに……………ううう……ひぐ……ううううう……」
梓「!?」(なんか話にあらぬ尾鰭が付いてる―――!!!!?)ドーン
276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 21:59:38.25 ID:FtkR0lE6O
――部室
――部室
梓「唯先輩!」バターン
唯「あ!あずにゃん!」
澪「梓!」
紬「ねえ梓ちゃん、大丈夫?」
梓「もー!唯先輩でしょ、私がクラスでいじめられてるってデマ流したの!」
唯「はひ?」
梓「……部室に来る途中も!クラス中の人達が、みんながみんな大丈夫か?とか
何かあったら隠さずにちゃんと言ってくれとか!
生徒会の人や先生からも!さんざん言われちゃったんですからね!」プルプル
何かあったら隠さずにちゃんと言ってくれとか!
生徒会の人や先生からも!さんざん言われちゃったんですからね!」プルプル
澪、紬、律「…………」ドーン
唯「ほへ?」
279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 22:18:55.03 ID:FtkR0lE6O
唯「…あー…えとー」
唯「…あー…えとー」
唯「………………」キョロキョロ
紬、律、澪「………」ササッ
梓「もー!唯先輩!どーするんですか一!私もう恥ずかしくて恥ずかしくて……うううう!!」
唯「まあまあ……どうどう……あずにゃん、落ち着いて、落ち着いて……」ダキッ…ナデナデ……ナデナデ……
梓「…もが……」
律(ば、バカヤロ!いくらなんでも今度ばっかりはそんなんで落ち着くわけ………)
梓「……………」
梓「……………」パアアアアァ
紬、澪、律「落ち着いた――――――!??」
281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 22:44:16.27 ID:FtkR0lE6O
梓「ホントにもう唯先輩たら!今度やったら許さないんですからね?」
梓「ホントにもう唯先輩たら!今度やったら許さないんですからね?」
唯「まあまあ、あずにゃん、何事も、なんにもないのが一番だよー、ね?」
律「なんて言うかさ、唯、お前いろんな意味ですごいよな」
澪「それじゃさ、遅くなっちゃったけど気を取り直して
1回くらいは通しとく?もう学祭までほとんど日がないんだし」
1回くらいは通しとく?もう学祭までほとんど日がないんだし」
唯「そうだね、あ、デビちゃん!そんなとこに立ってないでデビちゃんも一緒に練習やろうよー」
茜「……………」
澪「ごめんな、なんか私達いっつもぐだぐだで」
紬「茜ちゃん?」
梓「茜さん…………?」
茜「あ…あの、それがその、実は、今日は、本当は、その…、みなさんに、お別れを言いに来たんです」
292 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 23:07:11.85 ID:FtkR0lE6O
唯「へ?」
唯「へ?」
律「茜、お前何言ってんだ?」
梓「茜さん……?」
茜「……それがその、母方のおじいちゃんに、今住んでるとこが見つかっちゃったんです」
唯「おじ?」
梓「…あ……」
茜「うちって、その、お父さんとお母さんが、駆け落ちして、
……今の生活になってたんですが……その、昨日見つかっちゃって」
……今の生活になってたんですが……その、昨日見つかっちゃって」
澪「それと、お別れと、どう関係してるんだ?話が全然見えてこないんだけど」
梓「……………」
茜「今の生活があたしにそぐわないから、おじいちゃんの地元に引っ越すことになったんです」
澪「そぐわないって、そんな……」
茜「昨日、あたしが公園に忘れ物を取りに行って、
それから梓さんと一緒にいるところを見られてたようです」
それから梓さんと一緒にいるところを見られてたようです」
律「え?梓……昨日茜と会ってたの?」
梓「…………………」
302 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 23:19:34.07 ID:FtkR0lE6O
茜「頑張って奨学金貰ったって言ったんですけど……おじいちゃん聞いてくれなくて」
茜「頑張って奨学金貰ったって言ったんですけど……おじいちゃん聞いてくれなくて」
律「茜、奨学金貰ってたのかよ、すげー」
澪「律……」
律「ごめん、話の腰を折っちゃったな」
茜「いえ、こちらこそ、そんなわけで、あの本当にごめんなさい」
唯「……ゆ………UFO呼ぶから!」
梓「唯先輩?」
唯「宇宙人も呼ぶから!」
澪「唯……」
唯「ウ…ウルトラマンもちゃんと呼ぶからー!ひいいいん。ずびーーっ」ボロボロボロ
律「うわ…唯、鼻水!」
309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 23:34:55.04 ID:FtkR0lE6O
梓「茜さん、いつですか?」
梓「茜さん、いつですか?」
茜「え?」
梓「引っ越すのはいつになりますか?」
律「梓、お前……」
茜「本当は、今すぐにでもってことだったんですが、
……まあ、あんな生活じゃ仕方ありませんよね、
それでもちょっとだけ待ってもらったんです…その、…3日後です」
……まあ、あんな生活じゃ仕方ありませんよね、
それでもちょっとだけ待ってもらったんです…その、…3日後です」
澪「3日って……」
紬「学園祭の日じゃ……」
314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 23:53:03.21 ID:FtkR0lE6O
澪「…………んーと、それじゃ今から練習やっとこうか?茜も一緒に、みっちりと」
澪「…………んーと、それじゃ今から練習やっとこうか?茜も一緒に、みっちりと」
茜「え?……でも、あの、その、あたし…………」
律「…そうだな、やるか!久しぶりに、真面目に!なんてな」
茜「えと、あの……あたし、ホントに市役所とか、いろいろ手続きが……その……」
紬「そうね、ユーフォニアムの演奏に、キーボードを合わせることなんてこと、そうそうないものね」
唯「デビちゃん!」
茜「は、はい」
唯「今日から徹夜だよ?帰さないからね?」
茜「え?ええええええ!!???」
梓「先輩…………」
律「んん、このやる気が初めからあれば……なんて言うのはなしな、梓」
梓「ひゃい」
324 :今思った、携帯でSSみたいなもんは書ねえほうがいい:2010/03/12(金) 00:30:29.84 ID:Epruu8xBO
――そんでもって3日後 学園祭 講堂
――そんでもって3日後 学園祭 講堂
『次は、軽音楽部による演奏です』
客1「ねえ、このパンフに書いてるユーフォニアムって何?」
客2「さあ?」
客3「始まるみたい」
パチパチパチパチパチパチパチパパチ
客2「なあ、一人なんか場違いなの持ってるコがいるぜ」
客3「ホントだ、すげえ」
律「……ワンツースリーフォー」チャッチャッチャッチャ……
ジャーンジャーンジャーン……
♪今 私の 願事が叶うなら 翼が欲しい
♪この 背中に 鳥のように 白い翼 付けてください
客2「あ、この歌知ってる」
客3「音、綺麗だなあ」
333 :眠い:2010/03/12(金) 01:04:20.18 ID:Epruu8xBO
客4「しーっ、お前ら、萎えるから静かに聞いてろ!」
客4「しーっ、お前ら、萎えるから静かに聞いてろ!」
客3「え?……って、え、えええ?!」
客2「げっ…で、でか……」
客4「しーっ!騒ぐな!」
♪この大空に 翼を広げ 飛んで行きたいよ
♪悲しみのない 自由な空へ 翼はためかせ行きたい
客4「ずいぶん上手に吹けるようになったな茜、だがユーフォニアムでロックはないよな」
客2「なに、このおっさん」
客3「しらねえよ」
661 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 21:07:10.37 ID:hLlPzqhd0
そいじゃ、学園祭の完結編
そいじゃ、学園祭の完結編
ジャン、ジャン!ジャジャ―――――――――――ン!!
ワァ――――――――――――――――――――!!!!!!
唯「えと、改めまして、軽音部の放課後ティータイムです」
唯「今の曲は、わたしが軽音部にはいるきっかけになった曲でした」
唯「なので今日は、どうしてもこの曲がいいって、わたしが無理矢理わがままを言いました」
律「…澪がせっかく徹夜して新曲作ったのにな」
澪「…ははは」ドンヨリ
唯「この曲を聞いてもらいたい人がいました。…あのとき、わたしが軽音部に入ろうって思った時の、あの気持ちを感じて欲しい人がいました」
梓「あ…」
茜「…え?//////」
紬「うふふ」ツヤツヤ
唯「最初はあんまり上手じゃなかったんですが」
澪、律、紬、梓、茜「…」(こんなときでもバッサリだー!)ドーン
662 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 21:09:19.95 ID:hLlPzqhd0
唯「でも、こんなでも、この3年間はわたしにとっては決して無駄じゃありませんでした。…いえ、無駄どころかぴかぴかの宝物です」
唯「でも、こんなでも、この3年間はわたしにとっては決して無駄じゃありませんでした。…いえ、無駄どころかぴかぴかの宝物です」
澪、律、梓、紬「…っ」
茜「あ…」
唯「そんな気持ちを感じて欲しい人がいました」
律「…唯が一番オイシイとこ、もってっちゃったな…」
澪「ああ」
梓「唯先輩…」
茜「//////」
唯「てなもんで、次の曲行きたいと思います!」
ワァ――――――――――――――――――――!!!!!!
663 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 21:11:59.04 ID:hLlPzqhd0
唯「次の曲は…これも手抜きだー!って思う人も中にはいるかもしれませんが、すみません、これもわたしがわがままを言いました」
唯「次の曲は…これも手抜きだー!って思う人も中にはいるかもしれませんが、すみません、これもわたしがわがままを言いました」
唯「このメンバーで!今いるこの講堂で!わたしたちが一番最初に作った曲!」
唯「ふわふわタイム!」
ワァ――――――――――――――――――――!!!!!!
唯「あ、そうそう!ひとりだけ変な楽器もってたぞ!とか、余所で噂しちゃ絶対にダメなんだからね!?」
――――ドッ
クスクス… クスクス…
茜「/////////!!!??」カァ
澪、律、紬、梓「どんなフォローだ―――!!?」ドーン
689 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 22:59:21.42 ID:hLlPzqhd0
―――学園祭から1週間後 部室
―――学園祭から1週間後 部室
唯「ぼー」
梓「ぼー」
律「ちーっす、あれ?みんなもう来てたのか」
澪「なんだ、律か」
律「なんだはないだろー、ちぇー、人がせっかくいい話持ってきたって言うのに」ブツブツ
紬「あら、なーに?」コト
律「お、今日は茜の好きなマドレーヌか」
唯、梓、紬「…!」
澪「…お、おい、律…」
律「わ、悪い、つい…」
691 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 23:01:20.74 ID:hLlPzqhd0
唯「ひとり減っちゃっただけでこの部室もなんだか広く感じちゃうね」
唯「ひとり減っちゃっただけでこの部室もなんだか広く感じちゃうね」
梓「…」
澪「それを言ったらもうすぐあたしたちも卒業しちゃうんだぞ」
梓「!!!」ズーン
澪、律「………あ」
唯「ふー、今年は新入生入らなかったもんねえ…」
紬「もう澪ちゃんったら、バカねえ、律ちゃんと唯ちゃんが無事に卒業できるかどうか、まだわかんないでしょ?」
唯、律「…!!」ガーン
澪「ムギそれはあんまりじゃ…」
梓「と…ところで、律先輩、話って何ですか?」
律「ああ、それがさ、今日さわちゃんからこんなもん貰ったんだけどさ」パサッ
唯「えと、ビ○ター主催ライブ オーディションの案内?…なにこれ?」
693 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 23:04:34.55 ID:hLlPzqhd0
律「それがさー、さわちゃんがこないだの学園祭のあたしたちのライブを、隠し撮りして勝手に応募してたみたいなんだよ、そしたらこんな返事がって」
律「それがさー、さわちゃんがこないだの学園祭のあたしたちのライブを、隠し撮りして勝手に応募してたみたいなんだよ、そしたらこんな返事がって」
澪、梓「…」(それは一教育者として、やっていい行為なんだろうか?…)ドーン
律「な?どうする!?…これさ、ひょっとしてマジにチャンスなんじゃねえか?」
唯「んー、なんかさー、こう、気乗りしないっていうか、なんていうか」
梓「そーですねー」
律「なんだよー、これってホントのホントにメジャーデビューのチャンスかも知れないんだぞ?武道館だぞ?」
茜「え?えええええ!?メジャーデビューってホントですか?」ガクガクガク ガタタンッ
梓「!?」
紬「え?」
律「へ?」
澪「茜?」
唯「デビちゃん!」
696 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 23:07:16.15 ID:hLlPzqhd0
律「な!?なんであんた、ここにいんの?」
律「な!?なんであんた、ここにいんの?」
唯「デビちゃーーーーーーーーーーーーーん」ボロボロボロボロボロ
茜「ひゃい?唯先輩、そ、そんな抱きつかないでください」
唯「えぐ…ひぐ…ずびーーーーーーーーーーーーっ本物だー!ふわふわだー!お日さまの匂いだー!!うう、ずびーーーーーーーーーーっ!」
茜「…ぎゃ…ぎゃ―――――先輩!鼻が、鼻水が――!!???」
梓「……」
茜「あ、梓…さん?」
梓「……ううう」ボロボロボロボロ
茜「ああ、梓さん?!」
梓「ひぐ…ぐす……」
澪「な、なあ、茜、お前引っ越したんじゃ…なんでここに?」
茜「それが、その、えと…、お…お父さんが」
唯「ううう…デビちゃんのお父さんがどうかしたの」
698 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 23:11:08.91 ID:hLlPzqhd0
茜「昨日の晩、あの、その、おじいちゃんの家に、お父さんが、突然、帰ってきて…その……あの……」ブルブルブル ガクカクカク
茜「昨日の晩、あの、その、おじいちゃんの家に、お父さんが、突然、帰ってきて…その……あの……」ブルブルブル ガクカクカク
律「茜?」
茜「あたしとお母さんを連れて、駆け落ちしちゃったんです―――――――――――!!!」
律、紬、澪「――――――は?」
唯「えと、…それって夜逃げじゃ…?」
梓「……………」ガーン
茜「あ、あたしだって…その…なにがなんだかわからないまま…布団ごとスマキにされて…お父さんに担ぎあげられて…気が付いたらこの学校に…」
澪、梓「どんな父親だ?」(ドーン)
澪「でもさ、お前ってこの学校はもうやめたんじゃ」
茜「そ…そうなんですけど」
さわ子「その子の退学届ならここにあるわよ?」ピラッ
梓「先生!?…いつの間に!?」
699 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 23:15:46.11 ID:hLlPzqhd0
さわ子「それがね、今、その子のご両親さんから、その子を私のところで預かってくれないかって言ってきたのよ」
さわ子「それがね、今、その子のご両親さんから、その子を私のところで預かってくれないかって言ってきたのよ」
梓「えええええええええええええええええええ!!!!?????」
律「み…見えない…話が全然見えない…」
茜「そ、それで、あの…お父さんと、お母さんは?」
さわ子「それがね、急遽、海外に用事があるとか言って、さっきもう二人とも帰っちゃったわよ?あれってリムジンっていうのかしら?黒くて大きな車」
茜「―――――――――――――――――――?!」(顔面蒼白)ガーン
さわ子「お金もたくさんもらっちゃったしねー。思わず引き受けちゃった。てへ」
澪、律「この人、教師としてじゃなくて、人としてダメだ―――――――!!!」ドーン
梓「えと…これっていったい…」
701 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 23:18:00.74 ID:hLlPzqhd0
茜「あうあうあう、捨てられた?…ううう、あたし…お父さんとお母さんに捨てられちゃったの?…ひぐ…ぐす…えぐ…」
茜「あうあうあう、捨てられた?…ううう、あたし…お父さんとお母さんに捨てられちゃったの?…ひぐ…ぐす…えぐ…」
唯「あー、そうだ!律ちゃん!ねえねえさっきの話!もう一回聞かせてよ!ね?」
律「さっきのって、ああ、これのこと?」
澪「…なあ、おい、私たちそろそろ受験なんだぞ?大丈夫か?こんなんで」
梓「…そういえば私、ずっときになってたことが…ねえ、茜ちゃん」
茜「えぐ…ううう…な…なんですか?ううう…」
梓「こないだ…公園で探してたものって、結局何だったの?」
茜「これです…ううううう…ふえええええん、あ、あたし、これから、どうなっちゃうの?」
梓「…あ、これ、夏合宿のときみんなで撮った写真だ」
梓「……」
梓「ま、いっか」
澪「…なんか、もうぐだぐだ」
おしまい