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学園祭編ID:FtkR0lE6O氏

最終更新:

匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 07:07:26.12 ID:FtkR0lE6O
学園祭編

律「ちーす」ガチャ

澪「なんだ律か」

律「な、なんだよー澪!あたしがここに来たらダメみたいに言うなよなー。もう!感じ悪いなー!」

澪「いや、そのゴメン。そうじゃなくて」

紬「…茜ちゃんのこと?」

澪「うん…」

唯「デビちゃん最近部活に来ないよね、どうしちゃったのかな?」

律「そっかー、茜また来てないのか。学園祭まであんまり時間もないしなー」

澪「梓は学年同じだろ、何か聞いてないのか?」

梓「いえ、特には」

さわ子「三浦さんなら学校休んでるわよ」

紬、澪、律、梓「!?」

唯「おお、さわちゃん先生いつの間に!?」


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 07:26:42.15 ID:FtkR0lE6O
梓「あの、先生、何か聞いてますか?」

さわ子「さあ、なんかお家の事情みたいね、私も詳しい話を聞いたわけじゃないから…」

澪「そうですか」

梓「お家の…事情……」

律「よーし、こうなったらみんなで茜んちに行ってみようぜ!」

梓「…!!」ガーン

唯「おお、律ちゃん、それナイスアイディア!」

紬「そうね、私も茜ちゃんのこと気になるから」

澪「そうだな、こんな時間に、みんなで行くのはちょっと迷惑かもだけど、行ってみるか」

律「あ、そういえば、梓は茜んちに行ったことあるんだっけ?道案内よろしくな!」

梓「あ……あぅあぅあぅ……」ガクガクブルブル…

唯「……あずにゃん?」


71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 09:02:11.41 ID:FtkR0lE6O
唯「ねえ、あずにゃん、この駅でいいの?」

梓「……は、はい……うぅ……」

律「へー茜のヤツ、案外遠くから学校来てたんだな」

澪「あれ?でも茜、通学は歩きって言ってなかったっけ?」

梓「………は…はは…」

律「ま、いっか、んでさ、茜んちってどのあたり?」

梓「はい、あそこの公園のとこを……」

唯「ねね、そいえばあずにゃん、前にデビちゃんちにプリント届けに行ったって言ってたけど
 どうしてあずにゃんが頼まれたの?ほら、だってここって、あずにゃんちよりずっと遠いし」

梓「ああ、それは…」

唯「…え!?嘘?ひょっとしていじめ!?パシリ!?村八分!? ううう…あずにゃんクラスでいじめられてるの!?」ボロボロボロ

梓「……は?」

澪「なに!梓!お前クラスでいじめられてるのか!?」

紬「まあ…」

梓「ち、違いますー!あの日は、単にこっちでたまたま買い物があっただけで!!」

律「おーい、梓ー、公園ってこれのことー!?立入禁止って貼紙があるんだけど?」

梓「………………え"!?」


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 09:30:20.66 ID:FtkR0lE6O
律「な、ほら、市営マンション建設予定地につき立入禁止」

梓「――――――!!????」ガーン

澪「こうやって知らない間にどんどん町並みが変わっていくんだな」

唯「そだね、なんだかさびしいね」

律「んでさ茜んちは、どっち?」

梓「………んが……が………」プルプルプル…

紬「ん?どうしたの、梓ちゃん?」

紬「……………………………」ガクッ

唯「…あ、あずにゃん?」

梓「……あぅあぅあぅ……うう……ぐす……えぐ………ひぐ………」ボロボロボロ

唯「…は!?やっぱり…あずにゃん、やっぱりいじめられてたんだね…ううう……」ボロボロボロ

梓「うえーーん」ボロボロボロ


85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 12:20:16.67 ID:FtkR0lE6O
――駅

澪「じゃあ今日はここでお開きだな」

唯「ううう……あずにゃん…ううう……」ボロボロボロ

梓「………………ぐす…」

律「なんだよもう、水臭いことは言いっこなしだぜ?」

紬「困ったことがあったら言ってね」

澪「私たちはいつでも梓の味方だからさ」

梓「先輩……」

律「じゃあな」

唯「……あずにゃんがいじめられてるなんてあたし全然しらなかったよ~」

梓「え?あ…いや…あの、…それ、違……」

プシュ………ゴトトンゴトトン……

梓「あ……」

梓(…え?ひょっとして誤解されたまま!?)ドヨーン


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 12:37:59.07 ID:FtkR0lE6O
梓「………」(そういえば、今の電車、私も乗るはずだったんだけどな)

梓「………」

梓「……はあ…」

梓「………」

梓「………茜さん、どこいっちゃったんだろ?」

梓「…って、あ、あれ!」

梓「駅の外を走ってるの、茜さん?」


―――立入禁止の公園内

茜「えと、確か、このへんに……」ゴソゴソ

茜「あー、あった、あった!」

梓「茜さん!?」ハアハア

茜「は、はい?……あ、梓さん?」


94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 12:54:38.03 ID:FtkR0lE6O
梓「茜さん、何やってるんですかー!」

茜「あ、こ、これは、その……」

梓「もう、何日も学校休んで何やってるんですかー!も――ううう…ぐす……」ボロボロボロ

茜「な、ちょっ、梓さん?」

梓「えぐ……ひぐ………こ、公園、立入禁止になってるし、………心配……したんですからね」 ボロボロボロ

茜「ええええ!!!?」

梓「ひっく……ぐす………」

茜「あの、引越し……」

梓「え…………」

茜「ちょっといろいろ、その……事情があって、急遽引越しを……あの………」

梓「引越し?」

茜「あ、そうだ!立ち話もなんだし、梓さんも一緒にきてもらえますか?ちょうどヘキサゴンが始まる時間だし」

梓「ヘ…へキサゴン?」

茜「はい、ヘキサゴン」


135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 14:56:17.48 ID:FtkR0lE6O
―――駅裏のちょっと離れたところにある別の公園 段ボールの家

茜「さ、入って?」

梓「あの……前より一回り小さいんですが……入れるのかな?」

茜「大丈夫ですよ、……多分3人までなら」

梓「お、お邪魔します」

茜母「あ、あなたはこの間の。…ホントにごめんなさいね」

ポータブルテレビ「♪~♪~」

茜「あ、もうヘキサゴン始まってる!あたしこの曲結構好きなんだよね」

梓「……あはは……あはは…………………はあ……」ズルズルズル……パタ

茜「あ、梓さん?ど!どうしたんですか?大丈夫ですか?」

梓「……あははははは………………なんかもう、がっくり疲れた…かも…」


194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 18:04:21.54 ID:FtkR0lE6O
――翌日 学校の廊下

茜「あ」

梓「あ」

茜「あ、あの……お、おはよ、梓さん」

梓「………」

梓「~~~~!//////」カア

茜「あ、あのぅ、梓さん?」

梓「………」プイッ スタスタスタスタ

茜「はぅ!き、嫌われた!?」ボロボロボロ

茜「………」

茜(はぅ…昨日、あれからずっとあんなだったし、やっぱりヘキサゴンがよくなかったのかな…)ドンヨリ


230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 20:06:46.83 ID:FtkR0lE6O
―部室

茜「あ、あの、こ、こんにちは…」ガチャ

唯「おお、デビちゃん!」

澪「茜!」

紬「茜ちゃん?」

律「なんだよ!茜!元気そうじゃん」

茜「…えっ?あ…あの、その、何日も学校休んじゃって、すみませんでした…」

澪「梓にはもう会った?梓さ、茜のことすごい心配してたんだぞ?」

茜「え……えと、あの………は、はい……え?」

唯「それでねそれでね、デビちゃん!あのね、あずにゃんがね、大変なんだよ!」

茜「……?」

唯「それがね、ううう……あずにゃんね、なんかクラスでいじめられてるみたいなの!
 憂に聞いてもよくわかんないって言うし、あたしもう心配で心配で……うう……」ボロボロボロ

茜「…………え?………え―――――――!?」


235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 20:27:01.89 ID:FtkR0lE6O
茜「…そ、それで、梓さんは?」

律「それが今日はまだ部室には来てないんだよ」

茜「あ、あたし梓さんをちょっと探してきます!」ダダダッ  ギュ----ン

澪「ちょ…茜、待っ…」

律「ああ…行っちゃった」

唯「デビちゃん、足早!」



和「えと、こんにちはー」

唯「あ、和ちゃん…」

和「三浦さんって言ったっけ?あのピンク色の頭のコ。ものすごい早さで走ってったけど何かあったの?」


237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 20:49:07.13 ID:FtkR0lE6O
茜「あ…いた!梓さーん」ダダダダッ

梓「…いっ!?」

梓「…………」

梓「~~~っ!/////」カア

梓「……………/////」クル………タッタッタツタッ

茜「ああ!待って!梓さん、待って下さい――!」



唯「…それでね和ちゃん、かくかくしかじかなんだよー、あたしもう心配で心配で…」

和「ふうん、2年のクラスでいじめねえ……あんまり聞かない話だけど
 まあわかったわ、見つけたら生徒会から厳重注意しとくわね」

唯「……おお、和ちゃんが一回り大きく見えるよ」

律「あんたやっぱりいい人だー!」

和「ああ、それと。危うく本題を忘れるところだったわ
 律、あなた今年もまた学祭の講堂の使用申請出してないでしょ」

律「うげっ」

澪「律………」


250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 21:08:18.09 ID:FtkR0lE6O
茜「待って――――――!!!」ダダダダッ

梓「ハァハァハァ…………っ!くっ!!」ダダダダッ

茜「…うううっ…えぐ……ぐす……、何故!何故逃げますか――――!!!」ボロボロボロ

梓「…え?……わっ………きゃっ?!」……ツルン

茜「あ!」

ドサッ

梓「あ」

茜「…ま…間に合った……」

梓「……あっ、茜……さん、……足……早いん……ですね」ゼイゼイゼイ

茜「ダメなんですよ、うう……逃げたらダメなんですよ……ひぐ……ぐす……」ギュ

梓「茜さん……………」


257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 21:20:31.42 ID:FtkR0lE6O
茜「先輩達から聞きました、梓さんが、あたしのことすごく心配してくれたって…」

梓「……っ!/////」カァ

茜「その、あの、梓さんは、あ……あたしの初めてできたお友達だったから、あの……その……すごく嬉しかったです!」

梓「//////」←顔真っ赤

茜「その梓さんが…クラスで……いじめられてたなんて………あたし……あたし……ううう………ひぐ……ぐす……」

梓「……………………え"?」

茜「あたし……梓さん、いつも…あたしのこと……庇ってくれてるのに……………ううう……ひぐ……ううううう……」

梓「!?」(なんか話にあらぬ尾鰭が付いてる―――!!!!?)ドーン


276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 21:59:38.25 ID:FtkR0lE6O
――部室

梓「唯先輩!」バターン

唯「あ!あずにゃん!」

澪「梓!」

紬「ねえ梓ちゃん、大丈夫?」

梓「もー!唯先輩でしょ、私がクラスでいじめられてるってデマ流したの!」

唯「はひ?」

梓「……部室に来る途中も!クラス中の人達が、みんながみんな大丈夫か?とか
 何かあったら隠さずにちゃんと言ってくれとか! 
 生徒会の人や先生からも!さんざん言われちゃったんですからね!」プルプル

澪、紬、律「…………」ドーン

唯「ほへ?」


279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 22:18:55.03 ID:FtkR0lE6O
唯「…あー…えとー」

唯「………………」キョロキョロ

紬、律、澪「………」ササッ

梓「もー!唯先輩!どーするんですか一!私もう恥ずかしくて恥ずかしくて……うううう!!」

唯「まあまあ……どうどう……あずにゃん、落ち着いて、落ち着いて……」ダキッ…ナデナデ……ナデナデ……

梓「…もが……」

律(ば、バカヤロ!いくらなんでも今度ばっかりはそんなんで落ち着くわけ………)

梓「……………」

梓「……………」パアアアアァ

紬、澪、律「落ち着いた――――――!??」


281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 22:44:16.27 ID:FtkR0lE6O
梓「ホントにもう唯先輩たら!今度やったら許さないんですからね?」

唯「まあまあ、あずにゃん、何事も、なんにもないのが一番だよー、ね?」

律「なんて言うかさ、唯、お前いろんな意味ですごいよな」

澪「それじゃさ、遅くなっちゃったけど気を取り直して
 1回くらいは通しとく?もう学祭までほとんど日がないんだし」

唯「そうだね、あ、デビちゃん!そんなとこに立ってないでデビちゃんも一緒に練習やろうよー」

茜「……………」

澪「ごめんな、なんか私達いっつもぐだぐだで」

紬「茜ちゃん?」

梓「茜さん…………?」

茜「あ…あの、それがその、実は、今日は、本当は、その…、みなさんに、お別れを言いに来たんです」


292 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 23:07:11.85 ID:FtkR0lE6O
唯「へ?」

律「茜、お前何言ってんだ?」

梓「茜さん……?」

茜「……それがその、母方のおじいちゃんに、今住んでるとこが見つかっちゃったんです」

唯「おじ?」

梓「…あ……」

茜「うちって、その、お父さんとお母さんが、駆け落ちして、
 ……今の生活になってたんですが……その、昨日見つかっちゃって」

澪「それと、お別れと、どう関係してるんだ?話が全然見えてこないんだけど」

梓「……………」

茜「今の生活があたしにそぐわないから、おじいちゃんの地元に引っ越すことになったんです」

澪「そぐわないって、そんな……」

茜「昨日、あたしが公園に忘れ物を取りに行って、
 それから梓さんと一緒にいるところを見られてたようです」

律「え?梓……昨日茜と会ってたの?」

梓「…………………」


302 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 23:19:34.07 ID:FtkR0lE6O
茜「頑張って奨学金貰ったって言ったんですけど……おじいちゃん聞いてくれなくて」

律「茜、奨学金貰ってたのかよ、すげー」

澪「律……」

律「ごめん、話の腰を折っちゃったな」

茜「いえ、こちらこそ、そんなわけで、あの本当にごめんなさい」

唯「……ゆ………UFO呼ぶから!」

梓「唯先輩?」

唯「宇宙人も呼ぶから!」

澪「唯……」

唯「ウ…ウルトラマンもちゃんと呼ぶからー!ひいいいん。ずびーーっ」ボロボロボロ

律「うわ…唯、鼻水!」


309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 23:34:55.04 ID:FtkR0lE6O
梓「茜さん、いつですか?」

茜「え?」

梓「引っ越すのはいつになりますか?」

律「梓、お前……」

茜「本当は、今すぐにでもってことだったんですが、
 ……まあ、あんな生活じゃ仕方ありませんよね、
 それでもちょっとだけ待ってもらったんです…その、…3日後です」

澪「3日って……」

紬「学園祭の日じゃ……」


314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/11(木) 23:53:03.21 ID:FtkR0lE6O
澪「…………んーと、それじゃ今から練習やっとこうか?茜も一緒に、みっちりと」

茜「え?……でも、あの、その、あたし…………」

律「…そうだな、やるか!久しぶりに、真面目に!なんてな」

茜「えと、あの……あたし、ホントに市役所とか、いろいろ手続きが……その……」

紬「そうね、ユーフォニアムの演奏に、キーボードを合わせることなんてこと、そうそうないものね」

唯「デビちゃん!」

茜「は、はい」

唯「今日から徹夜だよ?帰さないからね?」

茜「え?ええええええ!!???」

梓「先輩…………」

律「んん、このやる気が初めからあれば……なんて言うのはなしな、梓」

梓「ひゃい」


324 :今思った、携帯でSSみたいなもんは書ねえほうがいい:2010/03/12(金) 00:30:29.84 ID:Epruu8xBO
――そんでもって3日後 学園祭 講堂

『次は、軽音楽部による演奏です』

客1「ねえ、このパンフに書いてるユーフォニアムって何?」

客2「さあ?」

客3「始まるみたい」

パチパチパチパチパチパチパチパパチ

客2「なあ、一人なんか場違いなの持ってるコがいるぜ」

客3「ホントだ、すげえ」

律「……ワンツースリーフォー」チャッチャッチャッチャ……

ジャーンジャーンジャーン……  

 ♪今 私の 願事が叶うなら 翼が欲しい

 ♪この 背中に 鳥のように 白い翼 付けてください


客2「あ、この歌知ってる」

客3「音、綺麗だなあ」


333 :眠い:2010/03/12(金) 01:04:20.18 ID:Epruu8xBO
客4「しーっ、お前ら、萎えるから静かに聞いてろ!」

客3「え?……って、え、えええ?!」

客2「げっ…で、でか……」

客4「しーっ!騒ぐな!」


♪この大空に 翼を広げ 飛んで行きたいよ

♪悲しみのない 自由な空へ 翼はためかせ行きたい


客4「ずいぶん上手に吹けるようになったな茜、だがユーフォニアムでロックはないよな」

客2「なに、このおっさん」

客3「しらねえよ」


661 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 21:07:10.37 ID:hLlPzqhd0
そいじゃ、学園祭の完結編

ジャン、ジャン!ジャジャ―――――――――――ン!!

ワァ――――――――――――――――――――!!!!!!

唯「えと、改めまして、軽音部の放課後ティータイムです」

唯「今の曲は、わたしが軽音部にはいるきっかけになった曲でした」

唯「なので今日は、どうしてもこの曲がいいって、わたしが無理矢理わがままを言いました」

律「…澪がせっかく徹夜して新曲作ったのにな」

澪「…ははは」ドンヨリ

唯「この曲を聞いてもらいたい人がいました。…あのとき、わたしが軽音部に入ろうって思った時の、あの気持ちを感じて欲しい人がいました」

梓「あ…」

茜「…え?//////」

紬「うふふ」ツヤツヤ

唯「最初はあんまり上手じゃなかったんですが」

澪、律、紬、梓、茜「…」(こんなときでもバッサリだー!)ドーン


662 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 21:09:19.95 ID:hLlPzqhd0
唯「でも、こんなでも、この3年間はわたしにとっては決して無駄じゃありませんでした。…いえ、無駄どころかぴかぴかの宝物です」

澪、律、梓、紬「…っ」

茜「あ…」

唯「そんな気持ちを感じて欲しい人がいました」

律「…唯が一番オイシイとこ、もってっちゃったな…」

澪「ああ」

梓「唯先輩…」

茜「//////」

唯「てなもんで、次の曲行きたいと思います!」

ワァ――――――――――――――――――――!!!!!!


663 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 21:11:59.04 ID:hLlPzqhd0
唯「次の曲は…これも手抜きだー!って思う人も中にはいるかもしれませんが、すみません、これもわたしがわがままを言いました」

唯「このメンバーで!今いるこの講堂で!わたしたちが一番最初に作った曲!」

唯「ふわふわタイム!」

ワァ――――――――――――――――――――!!!!!!

唯「あ、そうそう!ひとりだけ変な楽器もってたぞ!とか、余所で噂しちゃ絶対にダメなんだからね!?」

――――ドッ

クスクス… クスクス…

茜「/////////!!!??」カァ

澪、律、紬、梓「どんなフォローだ―――!!?」ドーン


689 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 22:59:21.42 ID:hLlPzqhd0
―――学園祭から1週間後 部室

唯「ぼー」

梓「ぼー」

律「ちーっす、あれ?みんなもう来てたのか」

澪「なんだ、律か」

律「なんだはないだろー、ちぇー、人がせっかくいい話持ってきたって言うのに」ブツブツ

紬「あら、なーに?」コト

律「お、今日は茜の好きなマドレーヌか」

唯、梓、紬「…!」

澪「…お、おい、律…」

律「わ、悪い、つい…」


691 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 23:01:20.74 ID:hLlPzqhd0
唯「ひとり減っちゃっただけでこの部室もなんだか広く感じちゃうね」

梓「…」

澪「それを言ったらもうすぐあたしたちも卒業しちゃうんだぞ」

梓「!!!」ズーン

澪、律「………あ」

唯「ふー、今年は新入生入らなかったもんねえ…」

紬「もう澪ちゃんったら、バカねえ、律ちゃんと唯ちゃんが無事に卒業できるかどうか、まだわかんないでしょ?」

唯、律「…!!」ガーン

澪「ムギそれはあんまりじゃ…」

梓「と…ところで、律先輩、話って何ですか?」

律「ああ、それがさ、今日さわちゃんからこんなもん貰ったんだけどさ」パサッ

唯「えと、ビ○ター主催ライブ オーディションの案内?…なにこれ?」


693 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 23:04:34.55 ID:hLlPzqhd0
律「それがさー、さわちゃんがこないだの学園祭のあたしたちのライブを、隠し撮りして勝手に応募してたみたいなんだよ、そしたらこんな返事がって」

澪、梓「…」(それは一教育者として、やっていい行為なんだろうか?…)ドーン

律「な?どうする!?…これさ、ひょっとしてマジにチャンスなんじゃねえか?」

唯「んー、なんかさー、こう、気乗りしないっていうか、なんていうか」

梓「そーですねー」

律「なんだよー、これってホントのホントにメジャーデビューのチャンスかも知れないんだぞ?武道館だぞ?」


茜「え?えええええ!?メジャーデビューってホントですか?」ガクガクガク ガタタンッ

梓「!?」

紬「え?」

律「へ?」

澪「茜?」

唯「デビちゃん!」


696 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 23:07:16.15 ID:hLlPzqhd0
律「な!?なんであんた、ここにいんの?」

唯「デビちゃーーーーーーーーーーーーーん」ボロボロボロボロボロ

茜「ひゃい?唯先輩、そ、そんな抱きつかないでください」

唯「えぐ…ひぐ…ずびーーーーーーーーーーーーっ本物だー!ふわふわだー!お日さまの匂いだー!!うう、ずびーーーーーーーーーーっ!」

茜「…ぎゃ…ぎゃ―――――先輩!鼻が、鼻水が――!!???」

梓「……」

茜「あ、梓…さん?」

梓「……ううう」ボロボロボロボロ

茜「ああ、梓さん?!」

梓「ひぐ…ぐす……」

澪「な、なあ、茜、お前引っ越したんじゃ…なんでここに?」

茜「それが、その、えと…、お…お父さんが」

唯「ううう…デビちゃんのお父さんがどうかしたの」


698 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 23:11:08.91 ID:hLlPzqhd0
茜「昨日の晩、あの、その、おじいちゃんの家に、お父さんが、突然、帰ってきて…その……あの……」ブルブルブル ガクカクカク

律「茜?」

茜「あたしとお母さんを連れて、駆け落ちしちゃったんです―――――――――――!!!」

律、紬、澪「――――――は?」

唯「えと、…それって夜逃げじゃ…?」

梓「……………」ガーン

茜「あ、あたしだって…その…なにがなんだかわからないまま…布団ごとスマキにされて…お父さんに担ぎあげられて…気が付いたらこの学校に…」

澪、梓「どんな父親だ?」(ドーン)

澪「でもさ、お前ってこの学校はもうやめたんじゃ」

茜「そ…そうなんですけど」

さわ子「その子の退学届ならここにあるわよ?」ピラッ

梓「先生!?…いつの間に!?」


699 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 23:15:46.11 ID:hLlPzqhd0
さわ子「それがね、今、その子のご両親さんから、その子を私のところで預かってくれないかって言ってきたのよ」

梓「えええええええええええええええええええ!!!!?????」

律「み…見えない…話が全然見えない…」

茜「そ、それで、あの…お父さんと、お母さんは?」

さわ子「それがね、急遽、海外に用事があるとか言って、さっきもう二人とも帰っちゃったわよ?あれってリムジンっていうのかしら?黒くて大きな車」

茜「―――――――――――――――――――?!」(顔面蒼白)ガーン

さわ子「お金もたくさんもらっちゃったしねー。思わず引き受けちゃった。てへ」

澪、律「この人、教師としてじゃなくて、人としてダメだ―――――――!!!」ドーン

梓「えと…これっていったい…」


701 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/12(金) 23:18:00.74 ID:hLlPzqhd0
茜「あうあうあう、捨てられた?…ううう、あたし…お父さんとお母さんに捨てられちゃったの?…ひぐ…ぐす…えぐ…」

唯「あー、そうだ!律ちゃん!ねえねえさっきの話!もう一回聞かせてよ!ね?」

律「さっきのって、ああ、これのこと?」

澪「…なあ、おい、私たちそろそろ受験なんだぞ?大丈夫か?こんなんで」


梓「…そういえば私、ずっときになってたことが…ねえ、茜ちゃん」

茜「えぐ…ううう…な…なんですか?ううう…」

梓「こないだ…公園で探してたものって、結局何だったの?」

茜「これです…ううううう…ふえええええん、あ、あたし、これから、どうなっちゃうの?」

梓「…あ、これ、夏合宿のときみんなで撮った写真だ」

梓「……」

梓「ま、いっか」

澪「…なんか、もうぐだぐだ」


おしまい

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