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公園の女の子ID:wtgVhcYR0氏

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だれでも歓迎! 編集
825 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/23(火) 07:33:52.09 ID:wtgVhcYR0
「お掃除終わりましたっ」

「汗いっぱいかいたやろ、お風呂入っていき」

「あ……、で、でも……」

「遠慮しとらんと……」

熱心に勧められ、真っ赤になって頷く茜。

「……うんっ」

そんな茜をにこやかに見つめるおばあちゃん。

その目は、優しさに満ち溢れている。

「じゃあ、お風呂いただきます」

「ゆっくりしていきなさい」

そういって送り出そうとして、おばあちゃんが思い出したように言った。

「でも、銭湯の中での洗濯は禁止ね」

その言葉に茜が真っ赤になる。

そう、茜の右手には洗濯用の洗剤が握られていたのだった。


836 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/23(火) 12:23:25.36 ID:wtgVhcYR0
「ふう……」

湯船にたっぷりとつかって足を伸ばす。

身体が暖かくてぽかぽかになっていく。

お風呂っていいなぁ~。

そんな事を思っていると銭湯の入り口が開いた。

どうやらお客さんのようだ。

あ、いけないっ。お邪魔しちゃ……。

そう思って出ようとしたものの、それはかわいい声で止められてしまう。

「あー、公園のおねーちゃんだ~」

「ほんとだーっ。おねーちゃん~♪」

二人の女の子が駆け寄ってくる。

そして勢いよくぴょんと抱きつかれ、慌てて私は女の子達を抱きとめた。

そんな様子を二人の子供の母親が笑顔で見ている。

「あらあら、ごめんなさいね。どうもうちの子達、あなたの事が大好きみたいで……。大変でしょ?」

「い、いえ………。大丈夫です……」

「そう?公園でよく遊んでくれているし……。ほんと助かってるわ。ありがとうね」

そう言われ、真っ赤になる。

自分では、感謝される事をしているという自覚がない。

だって子供が好きで一緒にいるのが楽しいだけなのだから。

「ねー、ねー、おねぇちゃん。洗いっこしょ~、洗いっこ~」

「私も私も~っ」

子供達が楽しそうに私にじゃれつく。

「ええ、わかったわ。洗いっこね」



837 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/23(火) 12:24:51.77 ID:wtgVhcYR0
そんな光景を見ていた母親が思いついたように言った。

「そうだわ。今夜はうちでご飯食べていきなさいな」

「え……、で、でもっ……」

「いいじゃないの。たまにはいつも面倒見てもらっているお礼をさせてよ」

その母親の言葉に、子供達も喜びの声を上げる。

「わーいっ、おねーちゃん、ご飯食べよーっ」

「うん。一緒にご飯~、ご飯~♪」

「ほら、うちの子達もこんなに喜んでいるし……」

その言葉と子供達の笑顔になんだか目頭が熱くなるのを何とか押さえる。

嬉しいのに、涙が出そうになるなんて……。

だから、なんとか返事だけを返す。

「……はいっ。ありがとうございます」

それはとても小さな声だったが、はっきりと聞こえたのだろう。

その返事に子供達は大喜びを、そして母親は笑顔を私に向けてくれた。

ああ、私はなんて幸せなんだろう。

なんか前よりも身も心もぽかぽかと温かくなっていくのを私はそう感じていたのだった。




865 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/23(火) 16:59:57.73 ID:wtgVhcYR0
~好きなタイプ~

それはさわ子先生の彼氏の話から始まり、気がつくと各自の好みのタイプを言うという流れになっていた。

軽音部のみんなが、恥ずかしそうに、または気軽にといった感じで個性を感じられる表情を見せながら話していく。

そして、ついに私の番になった。

「ねぇねぇ、デビちゃんの好みってどんな感じなの?」

唯先輩が人懐っこい感じて聞いてくる。

もちろん、他の部員のみんなも興味心身だ。

恥ずかしがり屋の澪先輩も真っ赤になりながらもしっかりと聞いているみたい。

だから私は、私らしくはっきりと言った。

「私の好みの男性は、私より強い人です」

その言葉に、なぜかみんな困惑そうな表情で固まる。

アバウトすぎたかしら……。

私はそう考えたものの、他に言いようがない。

どうしょうと思っていたら、ポンと肩を叩かれる。

さわ子先生だ。

「私より大変だと思うけど、妥協したら駄目よ」

その言葉には、とても必死な思いが感じられる。

だから、私は私のありったけの思いを込めて答えた。

「はいっ。先生みたいに妥協しないようにします」

その日から1週間、さわ子先生は落ち込んだままだった。

私、変な事言ったかしら?

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