『PANACEA』ステージ解説
ここでは『PANACEA』の各ステージを解説していきます。
この攻略は、ゲーム本体のデータ(完成版 Build_Final の Assembly-CSharp.dll)を解析しながら、『PANACEA』の仕組みと立ち回りをまとめたものです。
どんなゲーム?
あなたは体内に送り込まれたナノマシン。傷口から押し寄せる細菌を抗生物質(薬)で撃って倒します。細菌を放っておくと傷口(細胞)が攻撃され、宿主の体力(Body Hp・最大100)が削られてしまいます。5分間(300秒)耐え切ればクリアです。
ここが肝心 ―― 相性と耐性
最大の特徴は「細菌ごとに効く薬・効かない薬がちゃんと決まっている」こと。相性は実際の医学にもとづいています。さらに中途半端な薬で攻撃し続けると細菌が「耐性」を獲得してしまい、その薬がほとんど効かなくなります。正しい薬で、分裂される前に一気に倒すのがこのゲームの全てです。
5つのステージで少しずつ増える
敵は全10種。5つのステージ(各約1分)が進むごとに新しい細菌が増えていき、各ステージの途中で「ウェーブ」という大量投下が起こります(後述)。最初は3種だけ、最後は10種が入り乱れます。
プレイヤーは打たれ強くなった
移動はかなり速く、やられても約4秒で復活、しかも少しずつ自然回復します。あせらず効く薬でさばき続けましょう。次の項目から、ダメージ・耐性・薬・相性・ステージ進行の順に見ていきます。
目次
ダメージの仕組み ―― 効く薬は5倍、効かない薬は20分の1
- 攻略ポイント: 細菌に与えるダメージは、使った薬との相性で大きく変わります。データ上の倍率はこうです。
| 相性 | ダメージ | 意味 |
|---|---|---|
| 効く薬(good) | ×5 | その細菌によく効く。一気に倒せる |
| ふつう | ×1 | 相性指定のない薬。並のダメージ |
| 効かない薬(bad) | ÷20 | ほとんど効かない(20分の1) |
| 耐性を持たれた薬 | ÷20 | 耐性獲得後はその薬が効かなくなる |
つまり効く薬を当てれば一撃級、効かない薬だとほぼ削れないという、はっきりした差があります。撃ったときの効果音も「効いた/効かない/耐性」で変わるので、音でも判断できます。
細菌の体力(HP)はほとんどが20、マイコプラズマだけ10と柔らかく、クロストリジウムとペストは40と硬めです。効く薬なら数発ですが、効かない薬で削ろうとすると、倒し切る前に次で説明する「耐性」が立ち上がってしまいます。
耐性のしくみ ―― 中途半端に削ると耐性菌になる
- 攻略ポイント: このゲームでいちばん大事な仕組みが「耐性」です。
細菌はある薬で攻撃されるたびに、その薬への「耐性がつく確率」が少しずつ(+0.1)たまっていきます。そして細菌はおよそ10秒ごとに、20%の確率で分裂して増えるのですが、この分裂のタイミングで「耐性の抽選」が行われます。たまった確率に応じて、その薬への耐性を獲得してしまうのです。
耐性がつくと、細菌のまわりにシールドが表示され(耐性の数で色が変わります)、その薬は以後20分の1しか効かなくなります。
だからこのゲームは、「効く薬(×5)で、分裂される前に一気に倒し切る」のが鉄則です。効かない薬でダラダラ削ったり、削りかけを放置したりすると、どんどん耐性菌が増えて手がつけられなくなります。トップにも書かれている「ダメージを受けている細菌を優先的に倒す」は、まさにこの耐性化を防ぐための鉄則です。
※ちなみに、血管の中にいる細菌は分裂しません。
薬(抗生物質)一覧と開放 ―― 全10種
- 攻略ポイント: 薬は数字キー1〜0に並び、全10種すべてが実在の抗生物質がモデルで、すべて使えます。最初から使えるのはPCG(キー1)とCEZ(キー3)の2つだけで、残りは時間でたまるポイントを払い、スロットを約0.5秒長押しして開放します。
| キー | 略号 | 抗生物質 | 系統 | 撃ち方 | 開放 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | PCG | ペニシリンG | 細胞壁合成阻害 | 単発 | 最初から |
| 2 | ABPC | アンピシリン | 細胞壁合成阻害 | 3方向 | 80 |
| 3 | CEZ | セファゾリン | 細胞壁合成阻害 | 単発 | 最初から |
| 4 | CFPM | セフェピム | 細胞壁合成阻害 | クラスター(分裂弾) | 80 |
| 5 | VCM | バンコマイシン | 細胞壁合成阻害 | 地雷(設置) | 50 |
| 6 | MEPM | メロペネム | 細胞壁合成阻害 | 全方位クラスター | 100 |
| 7 | EM | エリスロマイシン | タンパク合成阻害 | 単発 | 50 |
| 8 | MINO | ミノサイクリン | タンパク合成阻害 | 地雷(設置) | 50 |
| 9 | GM | ゲンタマイシン | タンパク合成阻害 | 地雷(設置) | 50 |
| 0 | LVFX | レボフロキサシン | DNA合成阻害 | 全方位クラスター | 100 |
薬は撃ち方(弾の出方)もバラバラです。PCG・CEZ・EMは単発、ABPCは3方向に広がり、VCM・MINO・GMは地雷をその場に置くタイプ、CFPMは分裂するクラスター弾、MEPM・LVFXは全方位にばらまくクラスターです。地雷系や全方位系は一度にたくさんの細菌を巻き込めるので、ウェーブの大量投下に強いです。
どの薬がどの細菌に効くかは次の相性表を見てください。系統(細胞壁/タンパク合成/DNA合成)は実際の薬の分類そのままです。
細菌×薬の相性表
- 攻略ポイント: 各細菌に効く薬(◎=×5)と効かない薬(✗=÷20)の一覧です。ここに載っていない薬はふつう(×1)と思ってください。データの goodMedicineTypes・badMedicineTypes から起こしています。
| 細菌 | HP | 効く薬(◎×5) | 効かない薬(✗÷20) | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 炭疽病菌(バチルス) | 20 | PCG | CFPM | 最初のPCGでさばける |
| 連鎖球菌 | 20 | PCG・ABPC | MINO・GM | ◎が2つあり楽な相手 |
| MSSA(黄色ブドウ球菌) | 20 | CEZ | PCG・ABPC・GM・LVFX | 最初から使えるCEZが刺さる |
| MRSA(多剤耐性) | 20 | VCM | VCM以外ほぼ全部 | VCMを開けないと詰む難敵 |
| 大腸菌 | 20 | ◎なし | PCG・VCM・EM | CFPM・MEPM・GM・LVFXの等倍でコツコツ |
| 緑膿菌 | 20 | ◎なし | PCG・ABPC・CEZ・VCM・EM・MINO | CFPM・MEPM・GM・LVFXの等倍が頼り |
| インフルエンザ菌 | 20 | ABPC | PCG・CEZ・VCM | ウイルスでなく細菌。ABPCが◎ |
| マイコプラズマ | 10 | EM | βラクタム全般・GM | HP10と最弱。細胞壁が無く壁系が効かない |
| クロストリジウム | 40 | VCM | PCG・CEZ・CFPM・MEPM・MINO・GM・LVFX | HP40と硬い |
| ペスト | 40 | GM | GM以外ほぼ全部 | HP40・GM必須のラスボス格 |
面白いのは相性がきちんと医学的なところで、MRSAにはバンコマイシン、MSSAにはセファゾリン、マイコプラズマは細胞壁を持たないのでペニシリン系などの「細胞壁合成阻害」がまったく効かずエリスロマイシンが通る、ペストにはゲンタマイシン——と、実際の効きかたがそのまま再現されています。
大腸菌と緑膿菌には「◎(×5)」の薬がありません。とくに緑膿菌は手強いので、セフェピム・メロペネム・ゲンタマイシン・レボフロキサシンあたりの等倍(×1)で効く薬を当てて、地道に削りましょう(これも現実で緑膿菌に使う薬どころです)。
ステージの全体像と5つのウェーブ
- 攻略ポイント: 本作は区切られたマップを進むのではなく、1つのアリーナ(体内の傷口)を5分間まもりつづけるタイプです。細菌は上のほうからわいてきて、ならんだ細胞に取り付こうとします。アリーナはカメラより広いのでミニマップで全体を見ながら動き、画面端の血管に入ると反対側へワープして素早く回り込めます。
進行は5つのステージ(各約1分)に分かれ、ステージが進むたびに出てくる細菌の種類が増えていきます。そして各ステージの30秒地点で「ウェーブ」=特定の細菌の大量投下が約10秒間起こります(3秒前に警告が出ます)。出現する菌とウェーブの中身はこうなっています。
| ステージ | 通常出てくる細菌 | ウェーブ(:30から約10秒・大量投下) |
|---|---|---|
| 1(0:00〜) | 炭疽病菌・連鎖球菌・MSSA(3種) | 3種をまとめて(各10匹) |
| 2(1:00〜) | +MRSA・大腸菌(5種) | 緑膿菌だけを12匹(新しい薬が要る合図) |
| 3(2:00〜) | +緑膿菌・インフルエンザ菌(7種) | 出ている7種を各14匹 |
| 4(3:00〜) | +マイコプラズマ・クロストリジウム(9種) | クロストリジウム以外の8種を各16匹 |
| 5(4:00〜) | +ペスト(10種) | ペスト20匹+クロストリジウム2匹(フィナーレ) |
ポイントはステージ2のウェーブで緑膿菌だけが大量に来ること。緑膿菌には◎の薬が無いので、セフェピムやメロペネムなど等倍で効く薬をこのあたりまでに開けておくと楽になります。ステージが上がるほど種類が増えて忙しくなるので、地雷系・全方位系の薬で巻き込みながらさばきましょう。
5分(300秒)を耐え切ればクリア。最後はナノマシンの衝撃波で残った細菌が一掃される演出が入ります。
立ち回りの基本 ―― 正しい薬で一気に
- 攻略ポイント: ここまでをふまえた基本の立ち回りです。
- 相手を見て薬を持ち替える。細菌ごとに効く薬が違うので、Escの相性表も使いながら、出てきた細菌に効く薬(◎)を当てます。効く薬なら×5で、分裂される前に倒し切れます。
- 効かない薬で削らない。✗の薬は20分の1しか効かないうえ、被弾のたびに耐性確率がたまって耐性菌化を進めます。「とりあえず撃つ」が一番ダメです。
- 傷ついた細菌を最優先で倒す。一度ダメージを受けた細菌は分裂のたびに耐性を持つ危険があるので、削りかけを放置せず効く薬でトドメを。
- 薬を計画的に開ける。最初はPCGとCEZだけ。MRSA対策のVCM(キー5)と、緑膿菌・大腸菌に等倍で効くCFPM/MEPM/LVFXは早めに欲しいところ。ステージ2の緑膿菌ウェーブまでに準備できると安定します。
- ウェーブは巻き込みで。大量投下は地雷(VCM・MINO・GM)や全方位クラスター(MEPM・LVFX)でまとめて処理すると楽です。
- あせらない。プレイヤーは自然回復し、やられても約4秒で復活します。無理に突っ込まず、効く薬で効率よくさばき続けて5分間を耐え切りましょう。