第六十二話:(自由散策)
昼頃に私達は出発した。
キリクのトレーナーが笑顔で手を振って見送ってくれた。
進「ん~・・・、にしても」
E「?」
進「キリクはなんでこう・・・、なんて言っていいのかな・・・」
ス「可愛い?」
キ「・・・・」
進「そうゆう事じゃなくて・・・」
サ「女の子みたい」
進「そうだけどそれ・・・」
キ「女みたいって言うなー!!!」
進「・・・本人も多分気にしてる」
サ「ゴメンゴメン」
ス「アハハ♪」
進「不思議なもんだよな。男がそんな・・・、風になることがあるって」
キ「その気の使い方が逆に気になるんですけど」
進「じゃもうこの話し終わりな。一歩、次はどこに行く?」
一「うん、ここから先だとタタラタウンだね」
進「タタラ?ほう、それは興味をそそられる」
一「?」
未「兄ちゃん、踏鞴(たたら)じゃないと思うよ?」
進「だが気付いてたか?この地方全部武器関連の名前って」
歩「知らないわよそんなの」
進「レイピアとかカトラスとか、カタール、ソウジン(双刃)、良いね、刃物は好きだ」
歩「はいはいはい・・・」
E「変わってますね?」
歩「今に始まった事じゃないし」
未「頼むから起爆剤に火をつけないでね」
進「わかったよ」
そう言った割に進は今にもスキップでもしだしそうな上機嫌な様子で歩いている。
期待はずれに終わったらどうする気なんだろうか?
なんにせよ、武器の話なんて聞きたくない。
タタラタウンが見えてきた。
煙がモクモクと立っている。
ス「また火事?」
サ「そうゆう感じの煙じゃないけど」
ペ「確かに」
でもみんな若干歩調が早くなった。
私とキリクは浮いてるんだけど。
すぐ間近まで来た。
どうやら火事ではないらしい。
大きな建物の煙突のような所から煙が出ている。
タタラタウン。どうやら和風な町のようだ。
進「おお、あそこみろよ。随分ジャパンチックな城がある」
未「ホントだ」
ミ「ここなんか・・・、変な感じする。今までの所と違う」
花「確かに他の町と比べるとビルなんかの建物が無い分変な感じよね」
歩「田舎育ちの私達にしてみればこれが普通ぐらいなんだけどなぁ・・・」
未・進「確かに」
ア「で、どうするの?」
進「ちょっと観光」(タッ)
E「あ、私も行きます」(タッ)
花「ちょっと!・・・まあ、良いか・・・」
進達は大きな建物に向かっていった。
キ「ふぁ・・・、自分はちょっと昼寝します」
歩「ねえ、それじゃ私動けないでしょ」
キ「そんな事言われても・・・。自分、昨日あんまり寝れてないんです。信じがたいことが起きたのもあって」
歩「・・・・」
花「一歩くん、私達はちょっと買い物に行きましょうか。傷薬とか補充しないと」
一「え?はい、良いですけど、僕お金あんまり持ってませんよ?」
花「足りなかったら貸してあげるから。利子無しの出世払いで良いわ」
一「そうですか・・・」
ス「アイクくん」
ア「?」
ス「バトルしない?」
ア「あのさ・・・、僕まだ完治してないから」
ペ「じゃあ僕が相手してやろうか?」
ス「良いの?」
ペ「伊達にご主人とあちこち旅して回ってる訳じゃないからな」
ス「フフン♪少しは本気出せると良いな~♪」
ミ「やることないよね~」
サ「ま、あたし達もどこかで休憩してましょ」
未「そうだね。なんか今日日差し強いから木陰に行こ」
各自行動らしい。
私だって勝手に動いて回りたいのに・・・。
最終更新:2009年01月25日 20:13