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第六十四話:暇の中で

第六十四話:(暇の中で)


サ「あ~・・・、ホントに何もやること無いわね~」
未「そうだね~」
ミ「サラ姉骨折治った?」
サ「大体ね。ちょっと痛いけど」
未「治るの早いなぁ」
サ「ポケモンは元々早いのよ」
未「兄ちゃんとかどうなるんだろ。人間の時だって回復早かったのに」
ミ「どの位?」
未「えっと、ナイフで指をかなり深く切っちゃったけど、次の日には普通に海で泳いでるくらい」
サ「しみなかったのかしら?」
未「痛くなかったらしいよ?そのあと大体一週間ぐらいで治ったし」
ミ「人間の基準わからないし」
サ「でもまあ、多分早いのね」

会話が詰まった。
何とかしたい所だ。
でも話題はこれと言って無い。

サ「・・・ふぅ」
ミ「・・・・」
未「・・・・」
サ「・・・進ってさ・・・」

サラが沈黙を打破してくれた。

サ「どうなのあれ?EVと付き合ってるの?」
ミ「さあ?」
未「多分そうなんじゃない?なんか同じような腕輪してたし」
サ「ペアルックねぇ・・・。定番」
ミ「何か良い感じの腕輪だったよ。かっこよかった」
サ「確かにね」
未「兄ちゃん・・・、ホントEVと居ると幸せそうだよね」
サ「そうね・・・。今も観光とか言ってデートなんでしょうね」
未「しょうもないデート(笑」
ミ・サ「言えてる」

だって兄ちゃんの好きそうな所にしか行かないっぽいし。
EVはあんな性格だから兄ちゃんのあと付いていくだけだろうしなぁ。

未「・・・約束・・・(ボソッ)」
ミ「?ミホ姉なんか言った?」
未「え?いや、ううん、何も言ってない」
サ「あたしも聞こえたわよ~?」
未「え!?」
サ「なんなの?教えてよ」
ミ「なになに~?」
未「・・・だからその・・・」

ダメだ、ノーと言えない。
だって近いもん。サラとミミの顔が。

未「・・・兄ちゃんと、約束してたの」
ミ「?スー兄と?」
サ「どんなこと?」
未「・・・彼女とか作らないって」
サ「え?」
ミ「どうして?」
未「・・・・」

これだけは言えない。

未「・・・ダメ、教えない」
サ「え~?なんでよ?」
未「良いでしょ別に・・・」

何とかかわしたい。

ミ「彼女かぁ~・・・。EV姉、スー兄の彼女、変な感じ」
サ「その気持ちわからなくもないわ」
未「・・・・」
ミ「EV姉、この旅が終わったらどこかに行っちゃうのかな?スー兄と一緒に」
サ「どうでしょうね?」
ミ「わたしにとってはママの代わりみたいなものだったのに」
サ「確かにね。ミミのお母さんってどうしたの?」
ミ「知らない。もっとちっちゃい頃にどこかに行っちゃったみたい」
サ「あたしの母さんはどうしてるかな?ご主人の兄妹の所に居るみたいだけど・・・」
未「・・・・」

‥‥来ないで・・・。
‥‥お願いだから・・・。

サ「未歩ちゃんのお母さんは?」
未「・・・・」

‥‥恨むよ・・・、神様・・・。


最終更新:2009年01月25日 20:19
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