第六十八話:(試合)
ス「・・・で、ボクをここに連れてきた訳は?」
ノ「うむ、そうだな。簡単なことだ」
タキがボクのことを少しにらんだ。
今は何もしてなかったよね?なんで?
ノ「某の家来になれ」
ス「・・・はぁ?」
ノ「この城を治めているのは某だが、やはりポケモンが城主などということは世間一般からしてみれば解せぬ事。それなりの力がいる訳だ。しかし、某の家臣はそこに居るタキの他に居らん。漆明流武術を習う門下生が百名程この城に来てはおるがその者達は某の家来などではない。要は治めるだけの人手がないのだ」
ス「で、なんでボクが?」
ノ「某は、うぬに未来を見た。うぬは強くなれる。我が家臣として修行をしてみる気はないか?」
ス「・・・強くはなりたいけどさ、ボク旅の途中。わかる?」
ノ「そこを何とかして貰いたい」
ス「ダメだよ。ボクこんな所にずっといたくないし」
タ「小娘!ノサダ様が直々に頼んでおられるのに断るとは何事だ!!」
ス「やなもんはやだもん!ボクだって暇な訳じゃないんだから」
ノ「そうか・・・。ならば・・・」
タ「お待ち下さいノサダ様!」
ノ「?」
タ「この者をここに留まらせたいならば、私めに一つ案があります」
ノ「案とな?」
タ「はい」
タキはボクの方を見ながら言った。
タ「この者、しばし観察していてわかったのでございますが、たいそうな負けず嫌い。であるからして、門下生達の誰かがこの者を負かす事が出来ればこの者もここで修行をしようと思うはず」
ノ「・・・なるほど・・・。では早速門下生を連れて参れ」
タ「は。私めにお任せを」
ス「ちょっ、ちょっと!ボクそんなの良いって言った覚え・・・」
タ「貴様に拒否する権利など無い。おとなしくそこで待っていろ」
ス「ちょっと!」
タキはかき消えた。
歩美達・・・
歩「・・・何か遅くない?」
キ「向かい風が・・・」
歩「やっぱり所詮は雲なのね・・・」
キ「ちょっと傷ついた」
歩「あ、ゴメン」
キ「冗談です。でもこのままじゃアイクが探し終えてこっちに来ちゃうなぁ」
歩「高度落としたら?」
キ「そうしましょう」
アイク・・・
‥‥いないな・・・。
スピア・・・、どこに・・・。
ア「・・・こっち側にはいないか・・・。歩美さん達の方へ行ってみよう」
進達・・・
未「この城だね」
花「ワハガネ城、現在ノダチ地方にある唯一の城ね」
E「登りましょう」
スピア・・・
ス「・・・・」
ヒュン
タ「連れて参りました」
ノ「うむ。では早速始めよ」
タ「承知。両者、向き合え」
ボクは嫌々だったが広場の所に行って相手と向かい合った。
タ「当方、漆明流武術道場門下生、ストライクのカラツ。先方、我流、ティグリアのスピア。見合え」
ボクは相手のストライクを睨み付けた。
こうゆうのは最初が肝心。
タ「試合、始め!」
「行くぞ!」
ス「来い!」
ボクは一気に飛びかかった。
最終更新:2009年01月25日 20:32