第七十九話:(休養)
歩「う・・ん・・・」
ミ「あ、アユ姉、目、覚めた?」
歩「うん。ここは・・・」
ポケモンセンター?
何故ポケモンセンターに?
歩「私・・・、死んでないんだ・・・。あ!ミミ、他のみんなは!?兄ちゃんは!?未歩は!?ペレンネは!?」
ミ「ちょっ、大声出さないでよすぐ横にいるのに・・・。みんなケガしてるけど大丈夫だって言ってたよ」
歩「ホント?良かった・・・」
ミ「アイ兄とスー兄はちょっとケガがおっきかったから危なかったらしいけどね」
歩「兄ちゃんはどこにいるの?」
ミ「アユ姉歩ける?」
歩「ええ」
ミ「じゃあこっち」
ミミについていくと、EVと進がいた。
何かわからないが二人は仲良さげに話している。
歩「兄ちゃん」
進「お、歩美・・・」
E「目が覚めたんですね」
歩「ええ。よく生きてたわね。あんな風になったのに」
進「俺も不思議だと思う。未だに傷が痛まなかったらあれは夢だと思うだろうな」
歩「何話してたの?」
進「聞かんでくれ。非情にプライベートな話だ」
E「本当に聞かないで下さい」
何話してたんだろ・・・。
歩「兄ちゃん結構元気良さそうだけど・・・」
進「血が足りないんだよ。今は寝てるから良いが、立ち上がったら脳に血が行かなくなって倒れちまう」
歩「輸血すればいいのに」
進「やっぱり不安だろ?ポケモンの血なんだから」
そう言えば私達は人間だった。
あ~、まずいなぁ、人間だって忘れかけてた。
進「歩美、俺は良いからペレンネの所に行ってやりな。あいつ、目が覚めるのは早かったが傷だらけで動けないからな」
歩「うん。ミミ、また案内してくれる?」
ミ「良いよ」
ペレンネの所に行き、私とペレンネはお互いまた生きて会えた事に感謝した。
それから、みんなの傷が治るまでに三日を要した。
ノサダとタキもポケモンセンターに入院し、傷を癒していた。
二人は完治すると一旦あの城、ワハガネ城へ行き、また戻ってきた。
ノ「うむ、あの城には死臭が立ちこめている。亡骸は町の人間たちが処理をしてくれたようだがな」
進「どうする気だ?あの城にまだ住んでる気か?」
ノ「愚問だ。あの城は我が居城よ。しかし、しばしの間あの城を離れようと思っておる」
未「どうして?」
ノ「あの城の城主として、某はさらに強くならねばならんと思うのだ。某より強いものなどまだごまんとおる。しかし某は、漆明流武術を極めたからといい天狗になっていたようだ。更に精進せねば」
ス「ボクももっと強くならなくっちゃ♪」
ノ「うぬに追い抜かれぬよう、努めるとしよう」
サ「あの城はどうするの?」
タ「ワハガネ城には私の仕掛けた罠が無数にある。中に入れば命はない。盗人が来れば血を見るだろう」
ア「間違いなく死にそう・・・」
ノ「元より盗むようなめぼしいものなど無いがな」
タ「そろそろ参りましょう」
ノ「うむ、そうだな。・・・所でだ」
全「?」
ノ「あの者と死合うた場所に蹄のあとのようなものがあったそうだ。そうであるな?」
タ「はい」
ノ「何か心当たりはないか?」
私達は全員首を横に振った。
ノ「・・・ふむ、おかしな事もあるものだ。最後に失礼したな。では、さらばだ」
ノサダとタキは去っていった。
私はあの二人が次会う時にはどの辺りまで進展してるのか気になった。
くっつくかな?
最終更新:2009年01月25日 21:05