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第八十三話:殺戮者

第八十三話:(殺戮者)


ギ「・・・オレをその名で呼ぶな」
ミ「殺戮者って・・・?」
フ「サヤの森にある血の広場を作った本人よ・・・。一歩くんに花歩ちゃん、隠れてて!」
一「え?うん・・・」
ス「血の広場って言うのはあそこの事だね」
ギ「昔の話だ」
フ「一体何人のポケモンや人間があいつに殺された事か・・・」
ペ「思いだしたぞ!僕の友達も何人かあいつに殺された事がある!!」
ギ「殺した奴の事なんぞいちいち覚えてない」

ギャラルは剣から飛び降りた。
みんな一歩退く。

ギ「今回は時間はたっぷりある。生きながらえてるみたいだが今度は全員死んで貰う」
歩「冗談じゃないわよ!」
ギ「お前が素直にオレについてくるなら、他の奴も全員生かしてやっても良い。さぁ、どうする?」
歩「・・・・」

どうしよう・・・。
ギャラルの強さはこの前の事で十分わかっている。
しかもあれで本気だったとは思えない程余裕を持っていた。
本気で来られたら本当にみんな一瞬で殺されちゃう・・・。

歩「・・・わかったわ・・・」
進「歩美!!」
ペ「何を!!」
歩「私一人の犠牲でみんなが助かるなら、私その方が良い」
E「ダメですよ!」
未「姉ちゃん!」
ギ「外野は黙ってろ。話はついた。こっちに来い」

私はゆっくりとギャラルに近づいた。

ペ「待って歩美」
歩「ペレンネ・・・」
ギ「邪魔だ、退け」
ペ「歩美を渡す訳にはいかない」
ギ「・・・ザコが・・・」

ペレンネをギャラルは睨み付けた。
でもペレンネに臆する様子は見えない。

ペ「僕が死ぬ事になろうが、歩美は絶対に渡さない」
ギ「・・・・」
進「そうだ・・・。歩美は絶対に渡さん」
E「ええ。歩美さんは私達の友達ですから」
未「わたしにとって大切な姉ちゃんだもん」
サ「友達なんだから、絶対に渡さないわよ」

みんな私の事を渡さないと言ってくれた。
私の事、友達だって・・・。

ギ「・・・くだらない・・・、くだらないくだらないくだらない!!」
歩「!」
ギ「友達がなんだ!友達だからなんだってんだ!!大切だからどうした!」

ギャラルは地団駄を踏みながら言った。

ギ「友達だから、大切だから守るだぁ!?その考えが甘いんだよ!!大切だから守れるなんて事は絶対にない!!守るにはそれに相当する力が必要なんだ!!お前等にそれがあるのか?こいつをオレから守りきるだけの力があるのか!?あぁ!?答えてみろザコ共が!!」
進「大切だからこそやるだけの話だ。死ぬなら死ぬでそれで終わりだ」
ギ「じゃあ死ね、すぐ死ね!今すぐ死ね!!」(ヒュッ!)

俺に向かって剣が飛んできた。
反応出来るはずもない、速すぎる。
条件反射で目を瞑る。そしてそのまま死を覚悟した。


バキン!!


全「!!」
ギ「・・・・(ニヤッ)」
歩「兄ちゃんに、手を出さないで」
ス「歩美ちゃんが・・・」
キ「光ってる・・・?」

私は何故か身体が光っていた。
薄くだがこの薄暗い森の中では私の姿がはっきりと見える。

ギ「これだ・・・。クックック・・・」
歩「・・・・」
ギ「これを待ってたんだ!歩美!力比べだ、お前は強い、ならオレとお前どっちが強いか、勝負!」
歩「嫌よ」
ギ「お前に拒否する権利はない」
歩「・・・なら、絶対にみんなを傷つけないって約束して」
ギ「良いだろう。約束は守る。かかってこい!」

私は身構えた。


最終更新:2009年01月25日 21:24
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