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第百一話:一難去って

第百一話:(一難去って)


進「未歩っ!!」

急に兄ちゃんが叫んだ。
気が付いたらしい。

未「に、兄ちゃん!?」
進「未歩、お前・・・、今・・・」
サ「?」
進「き、キリクと・・・」
未「フフッ、もう一回見せてあげようか?」

からかい気味にわたしはキリクにキスして見せた。

進「あ・・・」
ペ「さっきの話、僕達には聞こえてたけど、進は聞こえてなかっただろ?」
ミ「ミホ姉とキリ兄付き合うんだって」
進「え、えっと・・・、くそ、頭が回らん・・・」
花「食事取らないからよ。丸二日何も食べてないでしょ?パンがあるからこれでも食べて」
進「あ、あぁ・・・」

兄ちゃんはむさぼるようにパンを平らげた。
そしてわたしに聞いた。

進「ホントなんだな?」
未「うん」
進「キリクと・・・」
未「そうだよ」
進「・・・そっか・・・、良かったな」

兄ちゃんはにっこりと笑った。

ス「じゃ、進くんも元に戻ったことだし、歩美ちゃんとEVちゃん捜しに行こっ♪」
ア「あっ!バカッ!」
ス「あっ・・・」
進「・・・そうだな、捜そう」
ペ「(良かった、戻らなくて・・・)とりあえず、どこを捜す?」
進「わからん。皆目見当もつかん。だが、何もせずじっとしてるより、行動だ」

ポケモンセンターをあとにし、外に出た。

サ「・・・?」
ペ「どうした?」
サ「・・・シャワーズ・・・」
ペ「え?」

少し離れた所にシャワーズがいた。

ペ「あのシャワーズがどうかしたのか?」
サ「・・・見覚えが・・・」

「ターゲット発見。これより捕獲に移る」

進「?」

シャワーズが駆け寄ってきた。
俺は敵意を感じて身構えた。

「【ハイドロポンプ】」(バシャァァァ!!)
進「!伏せろ!」
フ「ちっ!【サイコキネシス】!」(ズゥゥゥ)

ハイドロポンプの軌道が曲がり誰にも当たらなかった。

サ「その声・・・、まさか・・・」
「捕獲に際しての最有力のターゲット、捕捉」
未「!」
キ「隠れて!」
「障害となるターゲットの排除を開始。【波乗り】」(ザァァァァ!!)
キ「うあっ!」
進「くっ!」
未「キリク!兄ちゃん!」
「捕獲」
未「!」

わたしはシャワーズから首をくわえられた。

未「は、放して!!」
「ターゲットの無力化、開始」(ガブッ)
未「あぅっ!」(ガクッ)
キ「未歩さん!!」
「無力化完了。ターゲットの捕獲完了。帰投する」(タッ)
進「くそっ!これ以上誰かを無くしてたまるかぁ!!」(タッ!)
グ「何をしてる?」
サ「未歩ちゃんがさらわれたの!あんたもついて来なさい!使えそうだから!」(タッ)
グ「女という奴は・・・(小声)」(タッ)

もうこれ以上大切な人を失ってたまるか!
絶対、絶対未歩を取り戻す!!


最終更新:2009年02月01日 15:25
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