第百九話:(無情の狂気)
そうして私達はリヴァルに案内されザ・マドゥニスのいる部屋の前まで来た。
RI「この先にいます・・・」
ギ「クックック・・・」
進「入るぞ」
中に入ると、ただの広い部屋であるのは部屋の一番奥の台だけ。
その中に一人、サーナイトが立っていた。
「・・・・」
ア「あいつが・・・、ザ・マドゥニス・・・」
マ「・・・やっと、来ましたね」
進「!女!?」
マ「・・・早速ですが、貴方達にお願いがあります」
歩「?」
マ「・・・私を殺して下さい」
全「!」
マ「・・・お願いします」
ス「何か話と違う・・・」
E「全然狂気じみてないですし・・・」
RI「そんなはずは・・・」
マ「・・・No.57・・・。ブレインコントロールが解けましたか・・・」
進「お前殺して下さいって、なんでそんな事を!?死んで良いって言うのか!?」
マ「・・・私は生きている事に疲れた。早くこの世に別れを告げたい」
進「お前、何人も殺したのもそうだが命をなんだと思ってるんだ!」
マ「・・・私が敵を殺すのはそうする為に作られたから。そうしなければいけない存在として作られたもの、でなければ存在意義がない」
ギ「命がどうだの存在意義が何だのなんてどうでも良い。あんた、強いんだろ?」
マ「・・・いいえ」
ギ「何だって良い。オレと戦え」
マ「・・・殺してくれますか?」
ギ「望み通りにしてやるよ」
マ「・・・では・・・」
シュィィィン・・・
ザ・マドゥニスは背中に付けてあった剣を取りだした。
鍔はなく、刃は峰の方の半分程まである。
進「西洋風の小烏丸か・・・」
ギ「さあ、来い!」
マ「・・・はぁ!」(バッ!)
ガキン!!
ギャラルは剣を手にとってマドゥニスの剣を受け止めた。
ギ「どうした!その程度か!」
マ「・・・・」
ギ「こっちから行くぞ!」
ヒュン!ガキン!!カキン!!シュッ!ヒュヒュッ!!
マ「・・・・」
ギ「そこだ!」(ヒュン!)
スパッ!
マドゥニスは腹を浅く斬られた。
マ「・・・さすがですね。でも、この程度じゃ私は殺せません」
ギ「もっと強ければ本気出せるんだけどな。お前は正直言って弱い」
マ「・・・そうですね。では、私も全力で行きます」
マドゥニスは剣に手を添えた。
ヴゥゥゥゥ・・・
低い音が鳴り始めた。
そしてみるみるうちに剣が赤く変色していく。
進「!高周波ブレード!」
マ「・・・その通り、このヴィブロブレードは超高速の振動を発し、その熱を刀身に宿す」
マドゥニスが剣を振ると熱気が伝わってきた。
ギ「熱かったら何だ?何が変わるってんだ!」(バッ!)
ギィン!!
ギ「何!?」
ギャラルの剣が叩き斬られた。
マ「・・・摩擦と熱により、この剣は鉄をも切り裂く」
ギ「・・・面白い。クックック・・・」
ギャラルは剣を二本持った。
ギ「行くぞ!!」
最終更新:2009年02月01日 16:28