第五話:(初めまして)
進「でも、俺達に何が出来るんだよ?」
未「そうだよ、それにわたし、早く人間に戻りたい!」
ア「そうか・・・」
歩「私は良いよ」
未・進「!?」
E「本当ですか!?」
歩「うん、最近退屈だったし、良い暇つぶしじゃない」
進「おいおい・・・」
歩「それにどうやって元に戻るか分かんないしね」
未「う、うん・・・」
歩「それに珍しいポケモンとかに、実際に会えるかもしれないよ?」
進「・・・ったく、仕方ねえなぁ・・・」
未「仕方ないかぁ」
歩「よしっ!」
ア「なら、この寂れた島から早く本島に行って、状況を確認してきたらどうだ?」
歩「うん。でもどうやって?」
ア「うむ、この遺跡の入り口があるだろう?あそこからずっとまっすぐ進むと、小さな町に出る。そこで本島行きの船に乗ったらいい」
未「うん、ありがと」
歩「それじゃ・・・」
E「あ!待って下さい!」
進「ん?」
E「あの・・・、私も付いていって良いでしょうか?」
歩「え?何で?」
E「あの、私、この島の外に行ったことがないんです。だから私もいろんな所を見て回りたいんですが、一人じゃ心細くて・・・。だから、お願いします!」
歩「私は別に良いけど・・・」
進「良いんじゃないか?仲間は多い方が良い」
未「私も別に良いよ」
E「本当ですか!ありがとうございます!」
歩「これでイーブイが四人」
すると、EVが何かを見つけて何かにこっちへ来て、と手招きした。
E「あ、紹介しますね。私の妹のミミです」
ミ「は、初めまして・・・」
ミミちゃんは恥ずかしいのかEVの陰に隠れながらあいさつをした。
歩「初めまして。ミミちゃん」
そう言いながらミミちゃんの姿を見ると、ミミちゃんは見たこともないポケモンだった。
歩「え?EV、ミミちゃんって、なんて言う種類なの?」
E「ミミは、“イブ”って言う種類なんです」
歩「イブ?聞いたこと無いよ・・・」
未「ゲームには出てなかったよね・・・」
E・ミ「ゲーム?」
歩「いやいや、こっちの話・・・」
ア「早く行った方が良いんじゃないか?もうすぐ夜だぞ」
歩「え?ホントだ!もうこんなに暗い・・・」
ミ「EV姉、どこかに行っちゃうの?だったらわたしも付いてく!」
E「え!?ダメダメ!これから私の行く所は、危ないかもしれないんだよ?」
ミ「それでも付いてく!」
E「・・・はぁ、仕方ないなぁ。皆さん、ミミも一緒に連れて行ってくれませんか?」
進「ダメって言ったら、泣き出しそうだしなぁ・・・。ま!いいだろ、な?」
歩・未「うん」
私達は、EVとミミを連れて町に向かって歩き出した。
その間、イブという種類のポケモンについて二人に質問した。
要するにイブという種類はイーブイの進化前らしい。目もクリクリしててとってもかわいい。
歩「ってことは、EVはもう、一回進化してるんだ」
E「はい。でも進化する前のことは、あんまり覚えて無くって・・・」
未「進化って言えば、わたし達も進化出来るのかなぁ」
E「うーん・・・、それはちょっと分かりませんねぇ・・・。あ、町が見えてきましたよ」
その町は、数人の人間しかおらず、確かに寂れている。
進「この誰も住んでない家の土地が勿体ないとは思わねぇのか?」
歩「確かに・・・」
未「ねぇ、今思ったんだけど、どうやって船に乗るの?」
全「あ!」
そうだった、もう慣れてきてたから忘れてたけど今私達、ポケモンだったんだ。
船に乗るには、チケットがいるけどこの姿じゃ買えないし、
それに何より、お金がない!
それにもし船に乗れなかったら今日の宿も探さないといけない。
進「こんな問題、生まれて初めてだよ・・・」
ついついため息が出てしまった。
最終更新:2008年11月15日 16:59