第十話:(勝敗は・・・)
くそっ!やばいぞこりゃあ。何とかEVと協力して二人倒せたが、
まだ全然減ってない!途中で歩美と未歩がはぐれちまったし・・・。
未「兄ちゃーん!」
進「未歩!ここだ!」
未「に、兄ちゃん・・・」
進「食らえ!(バキッ!)何だ?」
未「ね、姉ちゃんが・・・・」
ミ「危ない!」
ドン!
E「歩美さんが?」
未「い、池に落ちてから・・・、上がってこない・・・」
進・E・ミ「え!?」
未「わたしを助けようとして、ら、ラルドに噛み付いたら・・・、ラルドが姉ちゃんを池に・・・」
E「なんてこと・・・」
進「池に向かうぞ!」
進さんはそう言うと池に向かって駆け出しました。
進「そこをどけぇ!!!!」
バキャ!!ガッ!!バシバシッ!!
進さんは並み居る敵を薙ぎ払い、池に近づいていきました。
私達のことなど忘れているように・・・・。
進「歩美!!歩美ーーーー!!!」
未「姉ちゃーん!!」
E「歩美さーん!」
ミ「アユ姉ー!」
ラ「フン!仲間の心配か・・・」
進「歩美ー!!!どこだ!?どこにいる!?」
ラ「もっと自分の心配をしたらどうだ?」
進「歩美!!出てきてくれ!頼む!!」
スー兄、誰の声も聞こえてないみたい・・・。
進「歩・・美・・・。くそ・・・、くそぉ!!!」
E「進さん!落ち着いて!」
進「くそ!!!くそ!!!!くそぉ!!!!!」
ラ「涙のお別れは終わったか?」
進「うわあああああ!!!!!」
進さん!そんなに無防備に突っ込んだら危ない!
バシン!
ああ!やっぱりはじき返された!
ラ「心配するな・・・。お前達もすぐに、あいつのいる所に連れて行ってやる。・・・ん?」
その時、不思議なことが起こりました。まだ夜中なのに池が、ポツポツと光り出しました。
みんなその光に釘付けになりました。
「私を勝手に殺さないでくれる?」
未「その声は・・・」
進「・・・歩美・・・」
一際大きな光が池の真ん中に現れました。
そこから一人のポケモンが・・・・。
歩「そ!私よ」
進「歩美・・・。その姿・・・」
歩美はイーブイではなかった。似てはいるが全く別の姿だ。
額には金属のようなひし形の物が付いていて毛の色はオレンジ、首周りの毛の本の所は蒼い。
それに一番特徴的なことは、水の上に立っていることだ。
歩「このポケモンの名前は“シラヌイ”。イーブイから進化したの」
E「シラヌイ?」
未「知らないの?」
E「はい。そんなポケモン聞いたこともありません」
進「・・・ったく、心配させやがって!なに進化なんてしてんだよ!」
歩「はいはい、心配させて悪かったわね!」
ラ「おい、お前等!なに俺達を無視してんだ!」(ヒュ!)
歩「【水の波動】!」(バシュ!)
ラ「うわっ!」
歩「ラルド、私今、怒ってるんだから!」
ラ「フン!どうせイーブイが進化しただけだ!まだダメージは残ってる、いくぞ!お前等!」
敵全「イエッサー!」
進「おっしゃあ、かかってきやがれ!」
歩「兄ちゃん達は休んでて」
進「・・・いいのか?」
歩「うん、大丈夫!」
進「悪い、たのんだ」
歩「それじゃ、行くよ!【鬼火】!」(ボッ!)
「うわ!アチチ!」
歩「【妖しい光】!」(ヒュワン)
つ、強い・・・。俺達があんなに手こずってたのにどんどんポチエナ達を倒していく!
残りは後少しだ!
歩「【水の波動】!」(バシュ!)
「ギャフ!」
「くそ!食らえ!」(ヒュ!)
歩「どこ狙ってんの?【だまし討ち】!」(ヒュガッ!)
「ぐえ!」
「そこだっ!」(ドカッ!)
歩「イッタ!あ!あんたさっきはよくも・・・」
「へん!」
歩「私を怒らせたらどうなるか、教えてあげるわ!」
進と未歩は少し心配になった。歩美のことではなくてあのポチエナのことだ。
歩美は怒るとめちゃくちゃ恐い。まだ鬼の方がかわいく感じるくらい。
歩「私の最強の技で終わらせてあげる!【不知火】!!」
なにも起こらない。
ポチエナは前足を池に突っ込んでまた攻撃しようとした。すると・・・。
ボッ!ゴォォォ!!!
ポチエナのいた水面から火柱があがった。
「ぐへぇぇ!」
歩「どう?分かった?」
アユ姉、恐い・・・。
ラ「ああ、分かった」
歩「【水の波動】!!」(バシュ!)
ラ「おっと、あの不知火とか言う技、水面からしか出せないんだろ?証拠に、あいつの上半身にしか攻撃が当たっていない!」
歩「【水の波動】!」(バシュ!)
ラ「同じ技ばかりか?マンネリだ」
歩「終わりよ!【不知火】!」
ラ「無駄だ!ここは陸地・・・!?」
ボッ!ゴォォ!!!ドオォォン!!
ラ「ぐあぁっ!!」
歩「その通り、不知火は水の上でしか使えないわ。だから水の波動を使ったの」
そう、歩美さんは水の波動を使ってラルドさんの足下に水たまりを作り、そこから不知火を放ったんです。
私達のファーストバトル、歩美さんの活躍で何とか勝利しました!
最終更新:2008年11月15日 17:12