第十三話:(旅立ち)
その日の昼・・・
母「ちゃんと傷薬は持った?」
一「うん、持った」
母「寝袋は?持った?」
一「母さん、そんなに何度も確認しなくても持ってるって」
母「そう・・・、この間はまだこんなに小さな子供だったのに、もう旅に出てしまうような歳になったのね・・・」
全く・・・、何なんだ?このありきたりなシュチュエーションは・・・。
退屈すぎてあくびが出るぜ・・・。あーやだやだ・・・。
歩美はまだ完全にはよくなっていないので、一歩の部屋でまだ休んでいる。
EV・未歩・ミミの三人は、迷惑にならない程度に遊んでいる。
俺は遊ぶなんて柄じゃないし、歩美といると歩美のことを心配しすぎて俺が気疲れしちまう。
だからこうやって、一歩達のやりとりを見ている訳だが退屈すぎる。
そのうち、俺はあることを試してみたくなった。
進「試してみるか」
心の中にシラヌイの姿を写して・・・・。
進「EVOLUTION」
‥‥‥。
あれ?
進「EVOLUTION」
何度試しても進化出来ない・・・。
どうなってる?
E「何してるんです?進さん」
進「いや、なんでも」
何で進化出来ない?
一体どうなってるんだ?
ま!いいか、あとでコツを聞こう。
一「おーい、みんな、出発するよ!」
進「おい一歩(小声)」
一「何?」
進「歩美は連れてこないと。自分じゃ階段降りられないだろ(小声)」
一「あ、そうだった」
やれやれ・・・。しっかりして欲しいぜ全く・・・。
その後・・・
一「いってきまーす!」
私達は船に乗り込み、一歩さんの家族とお別れをした。
ミ「お母さんかぁ・・・」
歩「どうしたの?ミミちゃん」
ミ「うん、わたしとEV姉のお母さん、どこにいるのかなぁ、って思って」
歩「・・・どこかに行っちゃったの?」
ミ「うん。わたしは小さかったから覚えてないけど、EV姉がそう言ってた」
歩「ふぅん」
E「何を話してるんですか?」
歩「いや、なんでもないよEV」
E「そうですか。それはそうと大変ですよ、一歩さんと進さんが寝室で枕合戦を・・・」
ミ「楽しそう!」
E「ミミ、楽しいかもしれないけど、迷惑になるようなことはしちゃいけないんだよ?」
ミ「はーい・・・」
私は頭の隅で、EVがミミには母親代わりなんだなぁと、小さく思った。
一方寝室・・・
一「えいっ!」(バッ!)
進「食らうかぁ!(ヒラリ)スキ有りぃ!」(バシッ!)
一「やったな!とりゃっ!」(ブン!)
進「おっと、大事な武器を捨てても良いのか?(シュ!)いっただきぃ!」
一「イーブイに枕二つは使えないと思うよ」
進「やってみなけりゃわからんぞ!・・・無理だぁ!」
歩「・・・何やってんのよあんた等」
一「寝室と言えば枕合戦でしょ!枕ゲット!」
進「あ!ちくしょう!」
一「さっきのお返しだ!」(ヒュン!)
進「食らってたまるか!(シュ! バシン!)ぶほっ!」
E「ああ!一歩さん、遊ぶのはかまいませんけど、ちゃんと手加減しないと。私達は小さいんですから」
一「はーい。(バシン!)イテッ!やったなぁ!」
E「あと、進さん。あまり大きな声で騒がないで下さい。他のお客さんがいるんですよ」
進「おう。(ヒュン!)おっと、はっはっは、そんなものか?(バシ!)ぐはっ!」
…EVって、いつもこうゆう感じなのかな?EVがいなくなったらまとまり無くなるだろうなぁ・・・。
バシ! ブン! ヒュン! ギャー! ワー!・・・
遊んでいるときの男子は、疲れを知らないのかと思うぐらいはしゃぎ回るが、
やっぱりこの二人も例外じゃないみたい・・・。
およそ三時間ぐらい同じペースで遊んでいた。
進「はぁ、はぁ、はぁ」
一「はぁ、はぁ、つかれた~・・・」
未「そりゃそうでしょ・・・」
(ガヤガヤ ワイワイ)
E「?何か騒がしくありませんか?」
一「そう?」
「誰かーーーー!!!」
全「!?」
最終更新:2008年11月15日 17:31