第十八話:(特訓の最中に・・・)
花「いい?コンテストはまず予選があって、予選に残った組はトーナメントに進める」
ミ「うんうん」
花「トーナメントは四ブロックに分かれていて、トーナメントの上位一組だけが決勝に進めるの」
進「思ってたより長いんだな」
花「そうね。だからコンテストは二日に分けて行われてるの」
歩「種目はどう分かれてるの?」
花「最初の一日目は、かわいさ・かしこさあとかっこよさの予選。二日目はかっこよさの本戦・たくましさ・うつくしさよ」
E「・・・ずいぶん詳しいですね。コンテストのこと」
花「私もいつかポケモンと一緒に出てみたいって思ってたから、いろいろ調べてたのよ」
そうなんだ・・・。花歩ちゃん夢が一つ叶ったね!
未「ねえ、特訓するんじゃなかったの?」
一「そうだった。花歩さん、どんな特訓をしたら良いんですか?」
花「予選は大体が見かけや種類で判断するから気にしなくて良いけど、トーナメントは個人の技のコンビネーションが大事になるから、技に磨きをかけてコンビネーションもいくつか考えた方が良いわ」
一「わかりました!」
ミ「まずどうするの?」
一「体を鍛えよう。じゃないと技に磨きなんてかけられないよ」
美しき肉体には美しき技が、美しき技には美しき力が宿る(by 腕っ節の強い某少佐)
か・・・。よく言ったモンだな。
そんな訳で、ミミと一歩はポケモンのトレーニングジムに行った。
EVと未歩はその二人に付いていったが、俺と歩美はペレンネの方を見に行った。
特にやることのない俺は歩美の反応が気になるから付いていっただけだ、
ま!冷やかしに行ったとも言えるけどな。
実際、歩美はペレンネのことどう思ってるんだ?そこも調べたいしな、ムフフ・・・。
ペレンネの技はかなり研ぎ澄まされている。
普通ならかっこいいとは言えないような、ツルの鞭や眠り粉などもかっこよく見える。
うむむ・・・。実際はかなり強いんじゃないか?ペレンネって・・・。
だけど奴にも落ち度があった。練習開始から五分後・・・。
ペ「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
花「ペレンネ、もう疲れたの?もっと体力つけないと」
ぺ「だ・大丈夫です・・、さあ、続きを・・やりましょう」
あららららら・・・。
体力無いのは痛いな・・・。
でも、本番が面白くなりそうな予感がするぜ、へへへ・・・。
一方ミミ達は・・・
一「さてと・・・、まずミミはどんな技が使えるの?」
ミ「えっと・・・、分かんない」
一「あらら・・・、おいおい、技が分かんなかったら練習も何もできないじゃんか・・・」
E「じゃあとりあえず、あのサンドバックに攻撃してみなよ」
ミ「うん、やってみる」
今このトレーニングジムにはわたし達しかいないから安心してね。
使えた技の結果:
【体当たり】 【鳴き声】 【頭突き】 【指を振る】(前足を振る?)【恩返し】 【メロメロ】 【甘える】
一「うーん、こんなもんかな」
未「後は技を鍛えるだけだね」
E「頑張れ!」
ミ「頑張る!」
そして歩美達は・・・
進「・・・なあ、歩美」
歩「何?」
進「あの・・・、あれだ、ペレンネのことどう思ってる?(くそっ、遠回しに探りを入れるのは苦手だな・・・)」
歩「いい人だと思ってるよ」
進「あ?ああそうか(なんだこの程度か・・・)」
歩「それにかっこいいし・・・」
進「え!?(何!?こりゃあやっぱりそうかもしれん・・・)」
歩「ふぅ・・・」
進(あらら~、こりゃ結構きてんなぁ。コイツ自分が人間って覚えてんのか?)
(ガサッガサガサ!)
進「!!」
歩「?どうかしたの?兄ちゃん」
進「今、後ろの林に何かいた」
歩「え?何もいないよ?気のせいじゃない?」
進「いや、確かに・・・」
歩「以外と小心者なのよねぇ、兄ちゃんって」
進「・・・・」
気のせいじゃないと思うんだが・・・。
ま!気にしないことにしよう・・・。
ぺ「はぁ、はぁ、ちょ・ちょっと休憩しませんか?はぁ、はぁ」
花「まだまだ、始めて二十分しか経って無いじゃない」
ぺ「そ・そんなぁ・・・」
進「あらら、体力ねえなぁ、あいつ」
歩「誰だって、完璧な人は居ないわ」
進「いや、あいつ人じゃないし・・・(小声)」
歩「はぁ・・・」
進(これはもう確定したな。疑う余地もない)
ぺ「【葉っぱカッター】」(シュシュシュ!)
歩「かっこいい・・・」
進(相思相愛は良いんだが・・・、内容が複雑だなぁ。もうなんかのラブストーリーみたいになってるじゃん・・・)
花「じゃあ、休憩にしようか」
ぺ「は・はい・・・」
歩「凄いよペレンネ。優勝出来るよ」
ぺ「あ・ありがとう・・・。」
進がある種の不安と心配を抱えて見ていた歩美・ペレンネの二人を、
もう一人、陰から見ている者がいたが、今は誰も気づいていなかった。
最終更新:2008年11月19日 20:28