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第十九話:物陰の人物

第十九話:(物陰の人物)


あれから六時間後・・・

進「そろそろポケモンセンターに行って、休んだ方が良いんじゃないか?」
花「そうね、そうしましょう」
ぺ「お・終わった・・・。はぁ、はぁ」
歩「お疲れ様」
進「・・・・」


ポケモンセンターに移動・・・


一「あ、花歩さん。花歩さんの分の部屋、取っておきましたよ」
花「一歩君、気が利くわね。ありがと」

進「よう。EV、そっちはどうだった?」
E「なかなか良い感じにできてますよ」
進「そっか、そりゃ良かった」

EVに調査結果を話すべきか、それとも否か・・・。

E「どうかしたんですか?」
進「・・・いや、なんでもない」
一「進さん、部屋に行こうよ」
進「お、おう」


今思ったんだが、ゲームと違ってポケモンセンター広いなぁ。
六畳ぐらいの部屋が二十部屋か・・・。
しかも全部窓際にある。スペース取り過ぎじゃないか?


ミ「ふわぁぁ・・・。今何時?」
E「九時十五分」
未「え?もうそんな時間?」
歩「私、花歩ちゃんの部屋に行って来る」
進(一目惚れって奴なんだろうな・・・。あいつのことに口を挟む気はないんだが・・・)
E「?あの、進さんどうかしましたか?」
進「・・・ああ、いや」
E「何か悩み事でもあるんですか?私が相談相手になっても良いですよ?」
進「いや、いいんだ。俺の事じゃない」
E「そうですか・・・。それなら良いんですけどね」

(カチャリ)

未「あれ?花歩ちゃん」
一「なんでこっちに来たんですか?」
花「フフフ・・・。二人っきりにしてあげようと思ってね」
進「・・・・」


一方花歩の部屋・・・


ぺ「・・・・」
歩「・・・・」

私、二人っきりとかそういうムードってちょっと苦手・・・。
な、なんて言えばいいのかな・・・、ええっと、ああでもない、こうでもない・・・。

ぺ「あ、あの・・・、歩美」
歩「な、何?」
ぺ「ぼ、僕は、あ、あの・・・」
歩「何?早く言って」
ぺ「僕は、君が人間であっても、き、君のことが・・・」


ガッ!ガシャーン!バラバラバラ!


歩・ペ「!!?」


ボォ!パリン!


歩「あ!明かりが・・・」

(ガチャ!)

進「どうした!?って、暗っ!」
歩「兄ちゃん!」
ぺ「何なんだ!」


ボォ!


ぺ「うわ!(サッ)火だ!」
歩「うわぁ!」
ぺ「歩美!逃げて!!」
歩「うん。ペレンネも急いで、あなたは草タイプなんだから」
ぺ「ああ、分かってる」
進「ペレンネ!なんだかわかんねーけど、原因をつきとめるぞ!」
ぺ「分かった!進、行こう!」

(ボッ!)



さて、まず戦闘フィールドの状況の確認だ。
まずは自分たちの位置は、入り口のドアのすぐ前、
敵の位置は炎の位置から推測すると、窓のすぐ前だな、
さっきの音からして窓は割れているんだろう。
部屋全体が暗く、敵さんの炎だけで照らされている。

タイプは俺はノーマル、ペレンネは草、敵はおそらく炎だな。
今まで使ってきた敵の技はたぶん火の粉だ。
だけど今度の技はちょっと違うみたいだな。


ゴォォォ!!!


ぺ「うわあ!」(サッ)
進「うわっと(ヒュ)あぶねぇ・・・」

今のは火炎放射だ。
けっこう強い技持ってんなぁ。
となれば・・・。

進「ペレンネ(小声)」
ぺ「なに?(小声)」
進「作戦を説明する。ゴニョゴニョゴニョ・・・(小声)」
ぺ「・・・よし、分かった(小声)」
進「(作戦開始!)おらおら!かかってこんかい!」


ボゥ!


進「ほーら、どうした?怖じ気づいたか?」


ゴォォォ!!!


進「よっと(サッ)甘い甘い!ほらこっちだ!」(タッ!)



作戦は今の所上手くいってる。
敵さんは俺の挑発に乗って、俺にだけやたらと攻撃してくる。
その間にペレンネは後ろに回り込み、敵の体力が無くなるのを待ち、
ツルの鞭で捕獲して、あとは煮るなり焼くなりお好きにどうぞって訳だ。
お粗末な作戦だが以外といけたりするんだよ。

あと二通りの作戦を考えてあるが、その二つはめんどくさいから実行したくない・・・。


進「おいおい、その程度か?」


ゴォォォォ!!!!


進「おわ!(サッ!チリチリ・・・)」

ああああああ!!!!俺の毛がチリチリにぃぃぃ!!!

(ガン!)

ぺ「しまった!」

って、おいぃぃぃ!!!ベットにぶつかったじゃねえよ!
踏んだり蹴ったりじゃねえか!

(タタッ!ピョーン!)

進「おい!お前ふざけんな!逃げられたじゃねーかよ!」
ぺ「わざとやった訳じゃない!それよりどうする?」
進「追うぞ!めんどくさかったからやりたくなかったけどな」

(タタタッ!ピョーン!×2)

くそう・・・、まさかペレンネがあそこでしくじるとは・・・。
だがめんどくさかった作戦も少し楽になりそうだ。
敵さんは技を連発しすぎたせいで息が上がっていて追跡しやすい。


と思ったが・・・。


ぺ「はぁ、はぁ、はぁ」
進「おいおいおい、勘弁してくれよ・・・」
ぺ「だ・大丈夫だ・・・。ほら・早くしないと・・見失うぞ・・・」

全く、役立たずじゃねえか・・・。
こんな奴のどこが良いのかねぇ。

進「!おい、敵が止まったぞ」
ぺ「はぁ、はぁ、よかった・・・」
進「作戦プランBは全力で敵の追跡そして確保だ」
ぺ「や・奴の正体は・・なんだか分かるか?」
進「シルエットだけで俺は分かったぜ」
ぺ「あいつの・・・正体は?」
進「なんて事無い、ブースターだ」
ぺ「ぼ・僕にとっては・・・なんて事あるんだけど・・・」
進「知らん。とりあえずいくぞ!」
ぺ「ああ」

(バッ!)

進「一気に行くぞ!」

「来ないで!」

何!?

(スタッ)

ぺ「どうした?」
進「女だと!?くそっ!」
ぺ「だからどうした?」
進「女は攻撃出来ない」
ぺ「は?」
進「昔からの習慣で、もし攻撃したら親からむちゃくちゃ怒られたんだ・・・」
ぺ「今は進の親はいないだろ!」
進「そんな問題でもない・・・、俺の兄妹、両方女だろ、それで喧嘩したらいつも俺が怒られてたから・・・、一種のトラウマだ・・・」
ぺ「ああそう・・・。ハァ・・・」
「・・・スキ有り!」(ゴォォォォ!!!)
ぺ「!!うわあ!!」
進「くそっ!!」(バッ)

最終更新:2008年11月21日 18:09
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