アットウィキロゴ

第二十話:進の容態

第二十話:(進の容態)


ウゥゥゥゥゥゥン ウゥゥゥゥゥゥン


今、私達はポケモンセンターから避難して少し遠くからポケモンセンターを眺めていた。
ポケモンセンターは軽い小火騒ぎになっている。
サイレンの音は消防隊が駆けつけてきたからだ。

花「ポケモンセンターはいろんなポケモンが利用するから、ちゃんと対策も取ってあるのにこんな小火騒ぎってことは・・・」
一「歩美ちゃんとペレンネを襲った奴が、何度も火を放ったって事だよね・・・」

歩「ペレンネ、大丈夫かな・・・」
ミ「スー兄も・・・」
E「心配ですね・・・」

「おい、そこの二人」
花・一「はい?」
「えーと、君が花歩ちゃんかな?」
花「はい」
「火は君の借りていた部屋から出火していたみたいだから、ちょっと君に話を聞きたいんだ」
花「はい。わかりました」
一「あの、僕も行きます」

二人は消防隊の人に事情を説明し始めました。
進さんとペレンネさんはどうしたんでしょう?
ポケモンセンターの中にいるんだったら、いい加減に出てきても良いはずなのに・・・。

「みんなぁぁぁぁ!!!!」
歩・未・E・ミ「!?」

ペレンネ!?何で道の方から!?
耳の先が少し焦げている。
進は見あたらない。

歩「ペレンネ!」
E「進さんはどこに?」
ぺ「僕の背中だ」
歩・未・E・ミ「!!?」
進「・・・・・」
未「兄ちゃん!」

そ、そんなぁ、兄ちゃん、黒こげになってる・・・。

E「どうしてこんなことに!?」
ぺ「・・・僕を、僕を助けようとして・・・」
歩「説明はあと!早く治療しないと!!」


花「・・・・いきなりガラスが割れて・・・」
ぺ「ご主人!!」
花「ペレンネ!探してたのよ・・・、え!?まさか進くん!?」
一「なんて事だ!」
「おい!説明はあとで良い!早くそのイーブイを治療してもらいなさい」
一「はい!」

ポケモンセンターは既に鎮火していて、もう元の通りに使える状態だった。

一「すいません!至急治療してもらいたいんですが!!」
ジ「あら、大変!早く治療室に!」

(ウィーン)


数分後・・・


(ウィーン)

一「あの、容態はどうでしたか?」
ジ「一歩くんだったわね。正直な所、かなり酷いわ。生きているのが不思議なくらい・・・」
一「そ、そんな・・・」
ジ「大丈夫よ。ここにいれば良くなるわ、絶対に!」
一「はい・・・、お願いします・・・」


E「どうでした?」
一「・・・かなり酷いって・・・」
未「そんな・・・」
ぺ「僕が・・・、僕が悪いんだ・・・」
花「何があったの?ペレンネ?」
ぺ「最初から話します・・・」



まず、僕と進はあの襲撃者(あとでブースターってわかったけど)を捕まえるために
あの部屋の中に残って戦ってたんだ。
進は作戦をいくつか考えて、僕と一緒に作戦を開始した。
最初の作戦は、僕の弱点と技を考慮した作戦だった。
進が囮になって攻撃を受けている間に、僕がブースターの背後に回りこんで
ツルの鞭を使ってブースターを捕まえる、っていう簡単な作戦だったんだけど、
僕がうっかりベットにぶつかったから、作戦が失敗したんだ。

ブースターは窓から逃走した。
僕達はそれを追いかけて行ったんだ。
それが二つ目の作戦、そのブースターは技を何度も使ったから疲れていた。
それを追いかけ回して体力切れを待つ、って言う作戦だった。
でも、ご主人と歩美は知ってると思うけど、僕の体力の無さが災いした。
ブースターが逃げるのを止めたから捕まえようとした、
進も攻撃しようとしたんだけど、ブースターが女だって分かったから攻撃しなかった。



花「どういうこと?」
歩「兄ちゃんは、私達の両親から女性に手をあげてはいけない、ってきつく言われてたの」
花「あら、それはいいことね」
E「今は話を聞きましょう」



そう、今歩美が言った説明を僕にもしてくれてたときに
その隙を見て、ブースターが火炎放射を放った。
僕は長時間走り続けていたから、疲れてとっさに動くことができなかった。
その時に進は僕に体当たりをして、射程範囲外に押し出した。
だけど、僕は助かったけど進は間に合わずに火炎放射が進に直撃した。
進は悲鳴もあげなかった。進は体に火がついたまま吹っ飛んでいった。
僕はブースターはもう放っておいて進の様子を見に行った。
体についた火はすぐに消えたけど、進はグッタリして何をしても反応がなかった。
ブースターはその間に逃げていた。
僕はこのままでは進が危険だと思い、ブースターのことを無視して進を担いで
急いでポケモンセンターに戻ってきたんだ。



一「犯人は逃がしちゃったんだ・・・」
花「でも賢明な判断ね」
ぺ「全部、僕が悪いんだ・・・。僕があの時、あんなヘマをしなければ・・・」
歩「あなたのせいじゃないわ。兄ちゃんなら大丈夫よ、昔から回復力は凄いの」


僕は、歩美にそういってもらえて少しだけ落ち着いた。
だけどまだ僕の心の奥はシクシクと痛かった。

最終更新:2008年11月25日 17:00
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。