長い、長い、螺旋階段。
いつまでも続く、螺旋階段。
その階段は、やがて、昇る者の体力を奪う。
「ハァ・・・ハァ・・・。」
リュウトはヘトヘトになって、柱に手をつく。
「だ、大丈夫か?リュウト。」
トルテ(ドダイトス)は心配で声をかける。
「少し、休め。休まないと体がもたないぞ。」
と、休憩を進めるのはルックス(レントラー)だ。
「ありがとう、トルテ、ルックス。でも、休んでる暇は無いんだ。」
「ですが・・・。」
ザンツ(ギャロップ)も心配そうだ。
「父さんは、一人で戦ってるんだ。僕も、戦わなきゃいけないんだ。父さんを助ける為に。」
そして、リュウトは立ち上がる。
「親分、根性あるッス。オイラも、親分みたいになりたいッス!」
とラッセル(ラムパルド)はリュウトを尊敬の眼差しで見る。
「うん。なれるよ。きっと。」
そして、階段を、ドンドンドンドン昇って行く。
そして、大きな扉の前にたどり着く。
「着いた!」
リュウトは喜びの声を上げる。
みんなも、キャーキャー喜びの声を上げる。
リュウトは、扉に手を伸ばそうとする。
その時だった。階段から、何かが上がってくる。
リュウトは振り向いてそれを見た。
「えっ!?」
リュウトは驚いた。
そのポケモンはスイクン、エンテイ、ライコウだった。
「ここは通さないぞ!」
スイクン、エンテイ、ライコウは口々に言うと、
口から、“れいとうビーム”、“かえんほうしゃ”、“チャージビーム”を放つ。
それは合体し、大きな力となって、リュウト達を襲う。
「わああ!!」
リュウトとポケモン達ご一行は間一髪、スレスレでよける。
「あっぶねぇーな!」
怒ったリュウトにスイクン達は、
「戦え。ジラーチに願いを叶えてもらうほどふさわしいのか、我々が見極める。」
スイクンは冷たく言い放つ。
リュウトはそのスイクンの目に恐怖を覚える。
「みんな・・・。」
リュウトは皆を見る。
「戦うぞ!」
とトルテ。
「戦って勝って、願いを叶えて貰いましょう。」
とザンツ。
「そんな、見掛け倒しの奴らに負ける俺達だと思うな!」
とルックス。
「こんなな奴ら、オイラなら一発でノックダウンッス!」
とラッセル。
リュウトは、元気付けられた。
そして、先ほどの恐怖も、もう、どこかへ行ってしまった。
「行くぞ!」
戦いは、幕を開けた!
最終更新:2008年11月29日 17:47