第二十五話:(勝てるか?)
観客席・・・
歩「あれ?みんなどこかな?・・・あ、いたいた、みんな!」
ミ「あ、アユ姉」
未「兄ちゃんは?」
歩「EVがついてくれてる。それよりどんな感じ?勝てそう?」
一「負けるかも・・・」
歩「え?でも今両方100%じゃない」
一「あの、ロッソっていうウインディ、めちゃくちゃ強い」
みんな試合に熱狂してて、人間の言葉で喋ってるのは気付かれないから安心して。
歩「どのくらい?」
一「速くて強くて技術もあって、今までに獲得したリボンの数は二十九個、ジムバッチが九個」
歩「うわ~・・・」
ホントに強いなぁ・・・。
でもペレンネ、負けないでね。
ステージ・・・
テ「格の違いがわかったか?」
花「なんて人・・・」
テ「花歩、次は君の番だ。覚悟は良いか?」
花「・・・ええ」
ロ「ペレンネさん、私は貴男が草タイプのポケモンであろうと、御主人様の命令であれば、貴男を燃やさなければなりません。ですから貴男に試合を放棄することをお勧めします」
ペ「そんな事で試合を放棄するぐらいなら、最初から出ていないさ」
ロ「そうですか・・・。私は警告いたしました。後悔はなさらぬようにお願いします」
テ「ロッソ、【火炎放射】」
ロ「私は御主人様の命令に従うだけです」(ゴォォォォォ!!!!!)
ペ「うわ!(サッ)」
テ「やるな。【火炎車】」
ロ「御主人様の命令は絶対です」(ボッ!ゴォォォォ!!!!)
花「【リーフブレード】で迎え撃って!」
ペ「はい!」(シュババババ!!!!)
テ「無駄だ」
キン!カキン!!
ペ「何!」
ガッ!!
ペ「ぐはっ!!」
司「何と!花歩さんのリーブスが放ったリーフブレードをテトラさんのウインディがはじき飛ばしたぁ!!!!」
ロッソ:100% ペレンネ:80% 残り時間:14:10
ロ「失礼ですが、あのような技は私には効きません」
ペ「なんて奴だ」
花「ペレンネ!こうなったら先制攻撃よ!【ツルの鞭】!」
ペ「食らえ!」(ヒュン!)
テ「甘い、【噛み付く】」
ロ「承知しました」(ガブッ!)
ペ「な!ツルが!!」
司「ウインディがリーブスのツルに噛み付いたぁ!!!そしてそこからどうするんでしょう!!!」
テ「引け」
ロ「はい」(グイッ)
ペ「うわ!しまった!」
テ「散れ【オーバーヒート】」
ロ「仰せの通りに」(ヒュゥゥゥゥ・・・・ドゴォォォーーーン!!!!)
ペ「ぐおおぉぉ!!!」
花「ペレンネ!!」
ロッソ:100% ペレンネ:50% 残り時間:13:21
花「仕方ないわ。隙を見て攻撃するのよ。それまでは避けて」
ペ「わかった」
テ「その戦法、いつまでもつかな?」
ポケモンセンター・・・
進「・・・そろそろコンテストも決着・・・・ついたかな?」
E「さあ、どうでしょうか。ペレンネさんは強者揃いだって言ってましたから、もしかしたらまだかもしれませんよ」
進「そうかもなぁ。あー退屈だ。暇で・・・暇で仕方ない」
E「私が話し相手になってあげてるじゃないですか」
進「ま!それはありがたいんだけどよ。なにせ動けない・・・からもう何にも出来ないだろ?それですごい暇なんだよな」
E「進さん、そんな事言っても、麻酔がきれたらまた痛みで悶え苦しむ事になるんですよ?」
進「そうでした・・・」
E「退屈なのは少し我慢して下さい」
進「はーい・・・」
相変わらずEVは面倒見がいい。
やっぱりかわいいしな。
だが恋愛対象としては捉えてないぞ。
昨日のあれはちょっとした気の迷いだ。
表にはださんが、かわいい好きはちょっと解放した状態にしておく。
そうじゃないと頭の中グッシャグシャになるから。
進「イツッ・・・ちょっと麻酔・・・きれてきたかな?」
E「あ、ならジョーイさん呼びましょうか?」
進「いや、まだ大丈夫だ。耐えきれない程じゃ・・・ないから」
E「そうですか。無理しないで、耐えきれなくなったときはすぐに言って下さいね」
ま!麻酔がきれそうなのはほっといて、ペレンネの奴、大丈夫かな?
ペレンネ、お前の事は二つの意味で応援してるんだから、簡単にやられんなよ。
進「あー、全身ヒリヒリしてきた・・・」
E「やっぱり、ジョーイさん呼んできましょうか?」
進「いいって!まだ全然平気」
E「でも痛がって悲鳴あげてる進さんなんて、見たくありませんから」
進「そうか・・・。実際俺、注射されんのが・・・嫌だからこう言ってるだけで、ホントはもう結構痛い・・・」
E「無理しないでって言ったじゃないですか!」
進「すいませーん・・・」
E「ジョーイさんを呼んできます」
(ウィーン)
進「・・・彼女にするんなら、ああゆう奴が良いな」
一人だからこうやって呟いたが、誰かいたら言わないだろうな・・・。
俺、以外とシャイなんです。
あ?恋愛対象としては捉えてないんじゃなかったのかって?
そんな昔の事はもう忘れた!うん、綺麗サッパリと!
誰だそんな事言った奴は?そんな奴がいたらタコ殴りにしてやる。
進「くっ・・・麻酔が・・・・きれたか・・・EV・・・早い所・・よんできてくれ・・・・」
コンテスト会場ステージ・・・
ペ「はぁ、はぁ、はぁ」
ロ「お疲れのようですが、私は攻撃の手をゆるめる事は出来ません」
司「リーブスは逃げる事しかできません!!そのリーブスをウインディが着々と狙っていきます!!!そして先程からリーブスの動きに疲れが見え始めています!!」
ロッソ:80% ペレンネ:40% 残り時間:2:28
テ「このままでは私達に勝つことは出来ないぞ?」
花「・・・・」
ロ「御主人様のおっしゃるとおり、私が技をはずしたときぐらいの減り方では、時間がありません」
ペ「わ・わかってる・・・ぜぇ、はぁ」
司「残り時間が二分を切りましたぁ!!!このまま終わってしまうのかぁ!!!」
テ「フン、もう終わらせよう【火炎放射】」
ロ「終わりです」(ゴォォォォォ!!!!)
ペ「くそっ!(サッ ボォォォ!!)ぐわ!」
ロッソ:80% ペレンネ:10% 残り時間:1:59
テ「ほう、まだ残ったか」
ペ「くそう・・・」
テ「少し待ってやろう。その間、攻撃の準備をするんだな」
くそ!!完全に舐められてる。
確かに僕とロッソのゲージの差はひらきすぎている。
このまま負けるしかないのか・・・。
「ペレンネーーー!!!」
ペ「?な!?歩美!?」
歩「頑張ってーー!!!」
歩美・・・。もういくら頑張っても無理だと思うけど・・・。
でも・・・、でも君のおかげで、少し僕に力が湧いたよ。
司「残り時間後わずかぁ!!!何もせずに終わるのかぁ!!!!」
ペ「ご主人!!」
花「・・・ええ!完敗なんてまっぴらよ!」
テ「そう来なくてはな」
花「最強の技で行きましょう!!【ソーラービーム】!!」
ペ「全力で行く!!!」(ヒュゥゥゥゥゥ・・・・・)
テ「こちらも最強の技で迎え撃つぞ!【破壊光線】」
ロ「了解しました」(ヒュゥゥゥゥ・・・・)
花・テ「放て!」
ペ・ロ「はあ!!!」(バッ!ビィーーーー!!!!!!×2)
技と技がぶつかり合った。
激しい衝撃波が起こる。
ガッ!ゴゴゴゴゴゴ!!!!!
ペ「歩美のためにもこの一撃、決めてみせる!!」
ゴゴゴゴゴ!!!!バァン!!!ビィーーーー!!!!
「ぐはぁぁ!!!」
ロッソ:15% ペレンネ:10% 残り時間:0:02
テ「これだからポケモンは面白い」
司「タイムアーーーーップ!!!!最後の最後に、リーブスがエフェクトブレイクを起こしたがわずかに及ばずーーー!!!!ポケモンコンテストかっこよさ部門、優勝者はテトラさんのロッソでーーーす!!!!!」
(ピュゥゥゥ!!!!ワーーーーーー!!!!!パチパチパチパチ!!!!)
司「優勝者のテトラさんのロッソには、このカトラスリボンを贈呈します!!!!」
(ピュゥゥゥ!!!!ワーーーーーー!!!!!パチパチパチパチ!!!!)
花「負けちゃったかぁ」
ペ「でも、何かスッキリしたな」
数分後・・・
歩「ペレンネーー!!!」
ペ「歩美!ごめん・・・。勝てなかった・・・。」
歩「いいのよ。それでもかっこよかったから」
ペ「そう?ありがとう」
「花歩ーーー!」
花「え?誰?って、テトラ!?」
テ「そ!私よ。君のリーブス、ペレンネだっけ?凄いじゃない!私のロッソの破壊光線をブレイクしたポケモンなんて、今までいなかったのに!バトルでもコンテストでもね」
花「え?あ、ああそう。ありがとう・・・」
ペ「何か・・・、感じが違うな」
テ「私、バトルとかコンテストとかになると性格が変わるの。わかった?ペレンネ」
歩・未・ミ・ペ「!!!!!」
私達が驚いたのは、ちゃんとポケモンの言葉で話していたのに意味を理解していたからだった。
ペ「どうゆうことだ!?」
テ「ふふ~ん。知りたい?なら君のお兄さんと、君のお姉さんにも聞いてもらいたいから、ポケモンセンターに行こう」
全「!!!!!」
な、何で?誰もスー兄とEV姉の事言ってないはずなのに・・・・。
わたし達はまじまじとテトラさんを見ながら、ポケモンセンターに向かった。
最終更新:2008年12月14日 15:14