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第二十六話:テトラの過去と私の今

第二十六話:(テトラの過去と私の今)


ポケモンセンター・・・


進「お?帰ってきたな」
E「あ、皆さんおかえりなさい。って、誰ですかその人は?」
テ「私はテトラ、花歩と決勝で戦ったのよ」
進・E「!!!!!」
ペ「不思議だろ?」
進「どうなってるんだ?」
テ「はいはい、私がちゃんと全部話すから、花歩と一歩にわかりやすいように人間の言葉で話して」
E「そんなことも知ってるんですか?」
テ「まあね。じゃあ、話すよ・・・」

私は生まれつき変わっていた。というより生まれ方が変わっていた。
私は生まれたときから母さんしか親族がいなかった。
父さんはどこにいるのかと母さんに何度聞いたことか。
母さんは決して答えずに父さんの写真が入ったロケットをいつも身につけ眺めていた。だけどけして私には見せてくれなかった。

ある日友達から私の父さんはどこにいるのか聞かれて答えられなかった。
その日からみんなが私のことを父さんがいないからってからかい始めた。
それが嫌になった私は母さんの寝ている隙にロケットの中を見たの。
そしたら中の写真はとんでもない物だった。
中に入っていた写真は何とポケモンだったの。

イーブイに似てるけど少し違うポケモン。
私は信じられなかった。そのことで母さんを問いつめた。なんの冗談なんだってね。
母さんは何も言ってくれなかった。どんなに質問を浴びせても時には暴力をふるっても何も言わなかった。
ずっと黙りを決め込んだまま、あなたにはまだ早いとか言ってそれ以外まったく答えてくれない。
そんな母さんのことが嫌になって私は家を飛び出した。

それから何日かして不思議なことが起こりだしたの。
誰もいないのに話し声が聞こえてきたり見たこともないような所の映像が見えたりね。
最初は何がなんだかわからなかった。

さらに何日かしてある時誰かがうめく声がしたの。
気になって声が聞こえた方に行くとガーディが倒れていた。
そのガーディは怪我をしていて動けないみたいだった。
治療してあげようとして近づくとガーディが言ったの。
「来るな!人間なんか大嫌いだ!」ってね。
私は驚いた。何て言ったってポケモンの言っている言葉が理解出来たんだから。
そしてある映像が頭の中に再生された。
ガーディが一人で遊んでいたら一人の男がやってきて、ガーディは何もしてないのに殴ったり蹴ったりしている。そんな映像だった。
そのことをガーディに言ったら、ガーディも驚きはしたものの、危なくないってわかってくれて素直に治療させてくれた。

そのことからわかったの。私にはポケモンの言葉を理解する力と、
ポケモンの記憶を見ることの出来る力があるって。

一「ポケモンの言葉を理解する力と、ポケモンの記憶を見る力か・・・」
花「そんなはず無いと思うけど・・・、本当にお父さんの写真だったの?」
テ「わからない。母さんは何も言ってくれなかったから。でも多分、いや絶対違うと思う」
進「そんな深い話、俺達の前なんかで・・・しても良かったのか?」
テ「いいの。それより君達三人もいろいろ事情があるみたいね。別の世界から来た人間か・・・」
歩「まあ、ある意味恐い力ね」
ペ「それでそのガーディというのが・・・」
テ「そ、ロッソよ」
進・E「ロッソ?」
テ「あ、そうだったね。君達は知らないんだ。ロッソ、自己紹介して」

(ポン!)

ロ「始めてお目にかかります。私の名前はロッソと申します。どうぞお見知りおきを」
E「どうも」
進「実際に見るとでかいなぁ」
未「兄ちゃん、わたし達が小さいんだよ」
進「あ、そう・・・だった」
全「ハハハハハハ!」
一「それはそうと、テトラさんはこれからどうするんですか?」
テ「んー、そうねぇ・・・。明日の朝早くから出発する」
進「おい、一歩!お前また一緒に行こうって・・・誘おうとしてたろ?」
一「だって、あんなに強いんだから、心強いかなって・・・」
進「お前はバカか!実際お前、一匹もポケモン持って・・・ないだろ。早い所何か捕まえろよ」
一「そんなこと言ったって・・・」
進「・・・へタレ」

忘れちゃいないと思うが、俺達は一歩に捕まった振りをしているだけだからな。

一「僕、部屋に引き上げます・・・」
花「私も帰るわ」
歩「じゃ、兄ちゃんまたね」
テ「あ、歩美ちょっと待って」
歩「え?」
テ「ちょっとプライベートな話がね・・・(ニヤッ)」
歩「?」

みんな部屋に帰って、今ここにいるのは私とテトラと進だけ。(ロッソはボールの中)
いったい何のことだろう?

歩「何?そのプライベートな話って」
テ「歩美、ペレンネのこと、好きなんでしょ?」
歩「な!何言ってるの!?兄ちゃんもいるのに!!」
テ「恋は人を盲目にするか・・・。気付いてない人なんていないよ」
歩「ほ、ホントに?」
進「ああ、あんなあからさまに・・・イチャついてんのに気付かない奴はまずいない」
歩「そんな・・・」

みんなちゃんと気付いてたの?
そんなことにも気付かないなんて・・・。
穴があったら入りたい・・・。

テ「ま、だからさ。告白しちゃいなよ」
歩「え?ええ~!?」
テ「今日呼び出してさ、絶対上手くいくって!だって君達そう・・・」
進「んんっ!!」
テ「あ、うん」

そんな地味なやりとりが行われていたが
私は告白という言葉を聞いて、頭から湯気が出るほどのぼせてしまっていた。

告白・・・、勇気のいる行為だ。
一つの結果はハッピーエンドだが、もう一つはバットエンドなんだから・・・。
その日は夜までそんなことを考えていてボーっとしていた。
もうすぐみんな寝てしまう。テトラには今日中に結果を報告しろと言われた。


…仕方ない、勇気を出して行ってこよう。

私はソロソロとペレンネに近より、小声で呼んだ。

歩「ペレンネ・・・(小声)」
ペ「ん?なに?」
歩「ちょっと付いてきて・・・(小声)」


治療室・・・


うわぁぁぁ・・・。何でここに来たんだろう・・・。
まあいいや。進も寝てるし誰もいない。

ペ「ここがどうかしたの?」
歩「あ、あの実は、言いたいことがあって・・・」
ペ「僕も言いたいことがあるんだ・・・」
歩「あ、じゃあ先に言って」
ペ「いや、君が先に言いなよ」
歩「あ、じゃあ同時に言いましょ」 (作者EVの声 何故そうなる
ペ「うん、わかった」
歩・ペ「せーの、好きです!!」 (作者EVの声 ザ・ベター

え?い、今ペレンネなんて・・・。

ペ「い、今なんて言った?」
歩「好きですって・・・。あなたは?」
ペ「全く同じだよ」
歩「そ、それじゃあ・・・」
ペ「うん!」

私達、相思相愛だったんだ!ペレンネも私と同じ気持ちって事は、
ペレンネと付き合えるって事だ!!やったー!!


(ボッ!)


ペ「!!危ない!!!」(バッ!)
歩「キャ!」
「くだらない。くだらないわ」


最終更新:2008年12月14日 15:21
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