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第二十九話:私達は繋がっている

第二十九話:(私達は繋がっている)


歩「ちょっと、兄ちゃん」
進「あ?どうした?」
歩「ついて来いって、その人かりにも兄ちゃんを黒こげにしたんだよ?忘れた?」
進「歩美、俺はそんなに根に持たないぞ?」
歩「根に持たないって、そうゆう問題じゃないでしょ!死にかけてたじゃない!」
進「俺はそんな事よりも、サラの傷ついた心を治してもらいたいんだ」
ペ「治すで思い出したけど、どうする?ここ・・・」
進・サ「あっ!」


戦闘に気合い入れすぎて、ここが部屋だっていうの忘れてた・・・。
ベットは燃えて、まだくすぶってるし、治療器具も散乱し、
医療用器械に至っては完全に壊れている(詳しくいうと前半分が大きく凹み、中の機械がショートして煙を上げている)。


進「ヤバ・・・。どうしよう」
歩「何で火災報知器が鳴らなかったの?」
サ「あたしがあんた達のどっちかを燃やそうとしてたから、あたしが配線切ったの」
進「お・お前、な・なん・何でそんな事(ガタガタガタ・・・)」
ペ「進、どうした?何でそんなに震えてる?」
進「い・い・いま・今更になって・・トラウマの・・・き・禁断症状が(ガタガタガタ・・・)」
歩「あらららら・・・」

進「そ・それ・そ・それはそうと・・あ・あの事・・・て・てと・テトラに言わなくて・・い・いいのか?(ガタガタガタ・・・)」
歩「あ、そうね。ペレンネも一緒に行きましょ」
ペ「え?あ、うん。って、どこに?」
歩「テトラの所、キューピッドさんのね」

(ウィーン)

進「・・・・お・OVER(ガタガタガタ・・・)」

(ピカッ!)

サ「え!?イーブイに戻った!?」
進「せ・説明は・・あ・あと・後でする(ガタガタガタ・・・)」
サ「そう、じゃあ今は聞かない」
進「そうしてく・・ぐっ(ガタガタカチカチ・・・)」
サ「どうしたの!?」
進「も・元に戻ったから・・や・火傷が・・くっ・・・い・痛むんだ(ガタガタカチカチ・・・)」
サ「ゴメン・・・。もともと、あたしのせいだもんね・・・」
進「もう良いんだ・・・お・俺は・・き・気にして・・な・ないから(ガタガタカチカチ・・・)」
サ「どうしたら楽になれる?」
進「ね・ね・寝れたら良いんだけど・・・・寝る場所・・な・無くなっちゃったし(ガタガタカチカチ・・・)」
サ「・・・こっちに来て」
進「?・・な・何で?(ガタガタカチカチ・・・)」
サ「あたしの尻尾、ベット代わりにして良いから」
進「・・・・え・遠慮させて・・もらう・・・(ガタガタカチカチ・・・)」
サ「何でよ?あたしだってお詫びがしたいの!」
進「あ・あ・あのな・・そ・そん・そんなこっ恥ずかしい事・・・でき・出来るか!(ガタガタカチカチ・・・)」
サ「何?照れてるの?」
進「そうゆうんじゃない・・じょ・常識的にそうだろ(ガタガタカチカチ・・・)」
サ「でも進(そう呼んでも良いよね?)、あんたホントにキツそうじゃない。そんなくだらない事言ってないで、こっちに来なさいって」
進「そ・それ以前に・・い・いた・痛みと震えで・・う・動けないし(ガタガタカチカチ・・・)」
サ「なら、抵抗も出来ないよね?」
進「お・おい、な・何する気だ?・・ちょ・お・おい!なんで・・こ・こっちに来る?(ガタガタカチカチ・・・)」
サ「ほら、ゆっくり休んで」
進「む・無理矢理・・寝かせんな!・・や・止めてくれ!(カタカタカチカチ・・・)」


とは言ったものの、当然自分では動けないし、サラが止めてくれる事もなかった。
ま!すぐに疲れとかのせいで寝ちゃったけどな。
あの尻尾のモコモコ、結構気持ちいいし。


テトラの部屋・・・


テ「おっそいなぁ、何してるんだろ歩美・・・」
ロ「御主人様、なぜあのような事をなされたんです?」
テ「だって、相思相愛なのに勿体ないじゃない」
ロ「確かに私もそう思いますが、御主人様の行為が、私には野暮に感じます」
テ「何でよ?」
ロ「愛や恋というものは、もっとじっくり深めていくものだと私は思います。ですからおおっぴらに行動するよりも、影から応援をする程度がよろしいかと、私は思うのです」
テ「ハァ、それは君の考えでしょ?私はそうじゃなくて、キューピッドが居ないとあの二人はくっつかないと思ったの」
ロ「そうでしょうか?時間はかかると思いますが、あのお二方は自ずと恋仲になると私は思いますが・・・」

(コンコン)

テ「?どうぞ」

(ガチャ)

歩「テトラ!!」
テ「歩美!どうだった?」
歩「向こうも私の事好きだって!!」
テ「やったじゃない!!」
歩「うん!!」
歩・テ「やったー!!」
ペ「・・・あの、入っても?」
テ「あ!ペレンネ!色男が来た~!!」
歩「私のボーイフレンド♪彼氏♪やったー!!」
ロ「・・・御主人様、お二人にお渡しするものがあったのでは?」
テ「ああそうだったわ!歩美、ペレンネ。ちょっと来て」
ペ「何?」
テ「君達の絆の印に、私からのプレゼントよ!はい、二人とも!」


テトラがくれたのは、ハート形のペアのイヤリングだった。
一つは綺麗に透き通ったダイアモンド、
もう一つは紅く輝くルビーでできていた。


テ「私が付けてあげる。歩美はルビーの方で・・・。ペレンネはダイアの方っと」
ロ「お二人とも良くお似合いです」
歩「ありがとう、テトラ・・・。こんな良い物・・・。これ高かったんじゃない?」
テ「いやいや、ほんの数十万円よ」
ペ「(高っ!)そんなに高額なものを僕達のために・・・、何とお礼したらいいか・・・」
テ「いいのよ。大事な友達だもの、お礼なんていらないよ。それに私には数十万円なんて端金だしね」
ペ(いつも何円持ち歩いてるんだ?)
ロ「ハートの形は愛や恋の象徴です。そのイヤリングはもともとペアの物でした。それを一つずつ身につけられたという事は、たとえどんなにお二人が離れてしまっても、そのイヤリング、いえ、お二人の心は愛で繋がっているという事です」

その言葉を聞いて私とペレンネはお互いの顔を見つめ合った。
お互いのイヤリングがキラリと光った。
私とペレンネは繋がっている。このイヤリングで、そして愛で・・・。

テ「・・・野暮で悪いんだけど、私、旅の支度しないといけないから。ゴメンね?」
ペ「あ!そうだどうしよう、治療室がメチャクチャになってたんだった!」
歩「そうだった!どうしよう・・・」
テ「何?何があったの?」
歩「見てくればわかるよ」

移動中・・・

(ウィーン)

歩「見てよ。とんでもない事になってるでしょ?」
テ「うっわ~・・・。確かに、とんでもない事になってるわね・・・」
ペ「どうしたら良いんだろう・・・」
テ「よし!私が助けてあげる!お金ならそれこそいくらでもあるから!」
歩「え!?悪いよ!そんな事までしてもらっちゃ・・・」
テ「いいのいいの。友達でしょ?友達が困ってるのに助けない訳無いじゃない」
ロ「いくらほどかかるか、少し調べてきます」


数分後・・・


ロ「私の予想によりますと、計1873000円です」
ペ「高っ!いくらなんでもこれは・・・」
テ「あら、全然安いじゃない。ポケットマネーだけでいけるわ」
歩・ペ(ウソ!ホントに?)
ロ「あ、それと歩美さん」
歩「はい?」
ロ「・・・あ、いえ、なんでもありません。すいませんでした」
歩「?」

ロッソが何を言おうとしたかは分からない。

そんな事は気にせず、私とペレンネは寄り添いながら部屋へと戻っていった。


最終更新:2008年12月14日 15:44
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