第三十話:(恐ろしい・・・)
ふわぁぁぁ・・・。
あれ?まだ誰も起きてませんね・・・。
進さんの様子でも見に行きましょうか・・・。
(ウィーン)
E「!!!治療室がこんなに・・・」
進さんはどこに?
E「進さーん!大丈夫ですかー?」
…応答無し。
探してみよう。
E「進さん、どこに行ったんでしょう?・・・・?」
あれは・・・、ブースターさんでしょうか?
聞いてみましょう。
E「あ、あの、すいません、進さんがどこに行ったか知りません・・・か?」
進「うぅん・・・」
E「・・・・」
進「ん?EV・・・あ!」(バッ!)
E「・・・・」
進「い、いやこれには訳があって・・・」
サ「ふわぁぁぁ・・・。おはよう進。あれ?この子は?」
E「私・・・、EVといいます」
進「E、EV、コイツはサラ、コイツが例の俺を黒こげにしたブースターだ」
E「そんな人と一緒に寝てたんですか・・・」
進「いや、だから、それには、訳が・・・」
あわわわわわ・・・・。
EVの目がすっごい恐いんだけど・・・。
やばいやばいやばい!これ俺殺されるんじゃねえか?
誰か助けて~!!
サ「進は昨日あたしと戦ったの。あたしそれでもう改心したの、それで進は疲れてたから、あたしの尻尾で眠らせてあげたの」
E「へえ、そうだったんですか・・・」
進「そ、そうゆう訳だ」
サ「昨日の進はかっこよかったわ」
E「・・・・」
おいぃぃぃ!!
サラ!お前、助けてくれると思ったら何言ってんだよ!!
マジ、ちょっと勘弁して!
(ウィーン)
テ「おはよー。・・・何か嫌な空気・・・」
進「お、おう、テトラ。(助けてくれ~!)」
E「早くに行くんじゃなかったんですか?」
テ「出て行く前に進に挨拶しておこうと思ってね」
進(ヘルプ!ヘルプミー!!)
サ「どうしてあたし達の言葉が!?」
進「後で話す」
ロ「やはり、こうなりましたか・・・(小声)」
テ「ん?」
ロ「いえ、何も・・・」
昨日、この部屋の被害状況を調べたときに
この二人が寝ているのに私は気付いたのですが
やっぱり、歩美さんに言っておけば良かったですね・・・。
もう遅いですが・・・。
テ「じゃあ、もう挨拶も済んだし、私、もう行くね」
進(ああ~!俺の願いは叶わずか~!)
E「それじゃあ、さようなら」
テ「うん。じゃあね!」
(ウィーン)
進「(ああ~・・・行っちゃったよ・・・)うっ・・・ツッ」
E「進さん!」
進「だ・大丈夫だ・・・もうだいぶ治ってきた」
E「そうですか・・・、良かったです・・・」
サ「・・・・」
一方一歩達の部屋・・・
花「うーん・・・。おはよう・・・、って、まだ誰も起きてないか・・・」
未・ミ「ふあぁぁぁ・・・。おはよ・・・」
花「うん、おはよう」
未「あれ?EVは?」
花「・・・いないね」
ミ「スー兄の所じゃない?」
未「かもね。行ってみよ!」
治療室・・・
(ウィーン)
花「うわ、治療室がめちゃくちゃ・・・。おーい、EV居る?」
進「あ、花歩か!?EVならこっちにいるぞ!」
未「兄ちゃん?何か、声震えてない?」
花「あ、いたいたEV。・・・誰?そのブースター?」
進「あ、コイツはサラって言うんだ」
サ「人間の言葉!?」
進「説明する」
俺は説明するのが下手で、話の内容が間違っていたり順番が違ったりしたが、
説明の上手いEVは全く何も言わず、黙って俺を見ていた。
だから未歩やミミに何度も訂正されて、俺自身も何が何だかわからなくなりながら説明した。
サ「ふーん・・・。でもさっきの、テトラだっけ?あの人間はポケモンの言葉でも、あたし達の言ってる事が分かってたじゃない」
花「ほら、あなたも人間の言葉喋ってるじゃない」
サ「あれ?ホントだ・・・」
進「俺達と一緒にいるポケモンは、人間の言葉が喋れるようになるみたいだ。あとテトラは少し俺達の理由とは違う」
サ「?」
はい、説明説明。
進「・・・・・って訳だ。OK?」
サ「・・・信じられないわ・・・」
花「でしょ?でも友達だからね。私は信じてる」
サ「信じてる・・・、か」
E「・・・?」
花歩達のおかげで、俺は何とかEVのある種の力が含まれた視線から逃れる事が出来た。
EVの目、とんでもなく恐ろしい・・・。
最終更新:2008年12月14日 15:47