アットウィキロゴ

第四十三話:進の考えはハテナ

第四十三話:(進の考えはハテナ)


花「はい、これで良いわ、しばらく安静にしてなさい」
サ「は~い」
未「サラ・・・、大丈夫?」
サ「ええ、大丈夫よ。まだ痛いけどね」
歩「どうして骨を折っちゃったの?」
サ「色々と・・・」
花「色々ねぇ、でも慎重に行動してくれててよかったわ、あんまり動いてたら危なかったわよ」
サ「そう」
花「骨が折れててもこんな所が折れてるんじゃ気付かないかもしれなかったわね。自分じゃ触って確かめる事も出来ないだろうし」
未「なんで?」
花「骨格上無理なの」
歩「・・・ホントだ、出来ない」
花「無理矢理他から力を加えれば出来ない事はないんだけどね。ほら」(グイッ!)
歩「イタタタタタ!!」
ペ「ご主人!!」
花「あら、ごめんなさい」
歩「私の骨も折れちゃうわよ!」
花「これでもポケモンの医師になろうとしてるんだからそんな事しないわよ」 (作者EVの声 要はジョーイさん志望
ス「・・・ねえ、進くんは?」
未「?あ、いない」
歩「・・・EVもいないわ」
ペ「ミミ、お前は知らないか?」
ミ「ZZZzzzz・・・」
サ「寝ちゃってるわね」
歩「兄ちゃんもEVも・・・、なんでいなくなるのよ?」
一「何してるんだろうね?あの二人」
ペ「・・・・」
歩「?ペレンネ、何か言いたそうだけどどうしたの?」
ペ「いや」

今頭の中にある事が思い浮かんだがこれを言ったら歩美から怒られる気がする。
と言うより絶対怒られる。
駆け落ちしたか!と言いたくなった。
これは言ってはいけない、例え相手が歩美でなくても。

サ「・・・?地震?」
未「え?」
ペ「そんなまさか、僕はなにも感じないぞ」
サ「嫌いだから地震には敏感なのよ」
ス「・・・ん?」


ズズズズズズ・・・


一「ホントに地震?」
サ「!地震じゃない!」
ス「え?」
サ「これは・・・」


ボゴーン!!


サ「イワーク!!」
歩「なんでぇ!?」
一「ミミ!起きて!!」
ミ「ふにゃ?」


ゴゴゴ・・・


ペ「!こっちにきた」
サ「戦わないと・・・」
未「サラ!動いちゃダメ!」

E「皆さーん!」

ミ「あれ?EV姉」
歩「なんでイワークに乗ってるの!?」
花「?他にも人間が・・・」
輝「やあ、キミ達はこの子の仲間だね?」
一「え?はい」
輝「じゃあこの子も知ってるね?」
進「ハァハァ・・・」
花「あ!進くん!」
サ「そんな!どうしたのよ進!」
一「あ、ちょっとサラ!」
輝「話せるんだろう?この子達から聞いたよ」
歩「兄ちゃんに何があったの!?」
未「どうしてこんなに辛そうなの!?」
輝「キミ達は進くんの兄妹なのかい?」
歩「ええ」
輝「・・・正直に言おう。進くんは今、とても危険な状態だ」
歩「え!?」
花「どうして?何があったのか教えてください」
輝「ああ、どこかの誰かが・・・」

そこでその人はさっき乗ってきたイワークをチラリと見た。

輝「薄暗い穴の中で生き埋めにしたんだ」
花「なるほど・・・、今は炎タイプだからもしかして・・・」

花歩ちゃんが進の体に触った。

花「体温が低い・・・。それにいつもより体重が重いわね・・・。地面のエネルギーが入り込んでる証拠だわ」
輝「そうだ、おそらく属性拒絶反応だろう」
歩「一体それってなんなの?」
花「ポケモンに相性があるのは知ってるわね?炎は水に、水は草に、草は炎に弱い。それは軽度の属性拒絶反応なの」
輝「相性の悪い属性ではそのポケモンが持っている属性が侵蝕されて大きな損傷を受ける」
E「つまりその属性拒絶反応というのの重度のものが今進さんに起きている・・・」
花「しかも・・・、炎タイプに地面タイプのエネルギーだから・・・」
未「何か悪いことでも?」
花・輝「・・・・」
歩「教えて!」
花「つまり・・・、つまりね、かなり・・・、危険な状態・・・」
全「!!」
輝「こんな事ならこの石頭をボールに入れとくんだった・・・」
サ「この・・・!!」(バッ)
未「ちょっと!サラ!」
「・・・・」
サ「あんたのせいよ!全部あんたのせい!!あんたが進を生き埋めにしたから!!あんたがあたしをあの穴の中に引きずり降ろしたからよ!!」
「・・・わざとやったわけじゃ・・・、ねえ」
サ「ろくでなし!!あんたなんかあたしが燃やしてやる!!!」
未「やめて!!サラやめて!!」
サ「なによ!!どうして止めるの!!進があんな目にあったのにあいつを許せって言うの!!?」
未「違うよ!!わたしだってあのイワークを許そうだなんて思ってない!!でもだからってあのイワークに仕返ししても何も変わらないよ!!だからやめて!!」
サ「・・・チィ・・・」
輝「全ては僕の過ちだ・・・、僕がこのバカを出したまま放っておいたばっかりに・・・」
花「そんなのもう過ぎたこと!今は進くんの治療をしなきゃ!」
輝「・・・キミも治療の仕方を専門学校で習ったならわかるはずだ。属性拒絶反応は・・・」
花「わかってるわよ!!属性拒絶反応は特別な機械がないと治療出来ないことぐらい!!でもやるしかないでしょ!!」
輝「じゃあ失敗したらどうなるかもわかってるはずだ!!やめろ!!」
花「でも!!」
輝「これはキミ達とはついさっき初めてであった小汚い格好の男の言葉だが消して間違いじゃない!!そんなことをしてはダメだ!!キミが医療の天才でこれまでに様々な奇跡を起こしてきたならやってみることを進めるが違うだろう?だからやめるんだ。進くんは大切な仲間なんだろう?」
花「・・・じゃあもう・・・、待つしかないのね・・・」
歩「え?待つしかないって・・・」
花「属性拒絶反応は放っておけば治るの。でも炎に地面の組み合わせは炎に水よりも悪いから・・・」
未「どうなるの?」
花「・・・・」
輝「放っておいても治らないかもしれない」
全「!!」
花「ちょっと!」
輝「秘密にされるよりは正直に言われた方が良いだろう?その方が覚悟も出来る」
歩「覚悟しないといけないのね・・・」
未「でも・・・、覚悟なんてしたくないよぉ・・・」
進「ハァハァ・・・ん・・・」
歩「!!兄ちゃん!!」
進「うっ・・・あれ?・・・なんだよ・・・ハァハァ・・・みんなおそろいで・・・」
ペ「バカ、お前をみんな心配してるんだよ」
進「要らん世話だ・・・ゼェゼェ・・・」
E「無理しないで!」
進「自分の身体のことは・・・自分が一番・・・ゼェゼェ・・・わかる・・・」
ス「一番わかってなさそうだよ」
進「あ?・・・ハァハァ・・・わかってるんだよ・・・俺・・・死ぬかもな・・・」
未「そんな事言わないでよぉ!!」
歩「本人がそんな事言ってちゃダメだよ!!」
進「バカ言え・・・昔・・・もしもこんな感じで・・・死ぬかもしれないようなときになったら・・・ハァハァ・・・隠さず言ってくれって言ったの・・・お前等だろうが・・・」
歩「だってホントにこんな事になるなんて思ってなかった・・・」
進「俺もな・・・」

そう言うと進はゆっくりと立ち上がった。

進「くっ・・・以外と大丈夫かもな・・・」
E「進さん!休んでてくださいよ!」
サ「そうよ!休まないと危ないわ!」
進「やかましい・・・今までの話はちゃんと聞いてた・・・」
ペ「寝てたんじゃなかったのか?」
進「俺はそうヤワじゃない・・・」
輝「だが休んでいた方が良いのは事実だぞ」
進「ああそうかい・・・俺は・・・やりたいことがあるんでね・・・」
全「やりたいこと?」
進「さて・・・」(カリカリ・・・)
全「?」

進は地面に何か書き始めた。

進「散歩してくる・・・付いてくるなよ・・・」
ペ「お、おい!」
E「・・・無理してるんじゃ・・・」
サ「進ったら何考えてるのかしら・・・」
ミ「EV姉、行けば?(小声)」
E「え?な、何言ってるの!進さんが付いてくるなって言ってたでしょ?(小声)」
ス「何書いてったのかな?」
歩「・・・あ(小声)」
未「また面倒なこと・・・(小声)」

これはだいぶ前、進が作りだした暗号。
ひらがなを適当に並べてるように見えてある順番で読めばちゃんとした文章になる。
で、解読した結果・・・。

歩「EV(超小声)」
E「はい?」
歩「兄ちゃんが追いかけて来いって(超小声)」
E「は?どうして?」
歩「さあ?でも書いてあった(超小声)」
E「どうして小声なんです?」
歩「みんなにバレないようにしろって・・・(超小声)」
E「?」

EVはそのあとバレないように進を追いかけていった。
なんなんだろうか?進の考えは時々意味不明だ。


最終更新:2008年12月14日 17:31
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。