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最速の男たち 第2話 前編
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ストーリー
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目的地は……あっちだな |
| No.2 | |
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………… |
| 赤城山バサラ | |
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かなり険しい道だが クリーチャーに 遭遇しなくてよかった |
| No.2 | |
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ある程度の知識で 安全な道を選んだとは 言っていたが |
| No.2 | |
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この道は正解のようだな 覚えておいて 損はないだろう |
| No.2 | |
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………… |
| 赤城山バサラ | |
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おい、バサラ どうした？ |
| No.2 | |
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こっちへ来てしばらくしてから ずっと口も開かずにイライラして |
| No.2 | |
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ちっ……！ 分かってんだろ |
| 赤城山バサラ | |
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こんな険しい道を 歩かなくったって |
| 赤城山バサラ | |
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バイクさえあれば すぐにたどり着けたはずだ |
| 赤城山バサラ | |
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そのバイクの為に歩いているんだ もう少しの辛抱さ |
| No.2 | |
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そんなことは分かってる！ |
| 赤城山バサラ | |
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だがな、お前も知っての通り 俺は遅いのが一番嫌いなんだよ！ |
| 赤城山バサラ | |
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くそっ……！ 地図をよこせ！ |
| 赤城山バサラ | |
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おいっ！？ |
| No.2 | |
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ほら見ろ！ 目的地までまっすぐ 突っ切っていけばすぐだ！ |
| 赤城山バサラ | |
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こんな回り道をしてる時間が もったいねえだろ！ |
| 赤城山バサラ | |
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だからそれは ドクターが安全な道を 選んでくれたんだろ？ |
| No.2 | |
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クリーチャーにビビって ちんたら歩けってのか？ |
| 赤城山バサラ | |
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そうだ バイクもない俺達が襲われたら 逃げることは出来ない |
| No.2 | |
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話の通じる相手か 勝てる相手ならいいが 厄介なのも少なからずいる |
| No.2 | |
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だから安全に―― |
| No.2 | |
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うるせえ こっちのルートで行くぞ |
| 赤城山バサラ | |
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おいっ、待てっ！ 話を聞けっ！ |
| No.2 | |
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ほら、早かったじゃねえか 目的地はこの近くの洞窟だろ？ |
| 赤城山バサラ | |
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近道を通ったって 何の問題もなかった |
| 赤城山バサラ | |
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運がよかっただけだ 場合によっては危険な目に 遭ってたかもしれない |
| No.2 | |
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結果がよければ 問題ねえ とっとと洞窟へ入るぞ |
| 赤城山バサラ | |
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おい！ 正面からはダメだ！ 別の道を探すぞ！ |
| No.2 | |
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まだそんなこと言ってんのか？ 目の前に入り口があるってのに |
| 赤城山バサラ | |
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ほら、早くそこから―― |
| 赤城山バサラ | |
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グルルルル…… |
| クリーチャー[?] | |
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ちっ……！ |
| 赤城山バサラ | |
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だから言っただろ……！ いいか、刺激しないように ゆっくり後退して…… |
| No.2 | |
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その必要はねえ 俺は今、イライラしてるんだ |
| 赤城山バサラ | |
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何をするつもりだ！？ |
| No.2 | |
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決まってるだろ |
| 赤城山バサラ | |
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こいつをぶっ倒して 正面から入ってやる |
| 赤城山バサラ | |
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コソコソすることねえ 俺のスピードで 圧倒してやるよ！ |
| 赤城山バサラ | |
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グオォォォォ！！ |
| クリーチャー |
