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第3話 前編
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dmps_fun
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ストーリー
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……………… |
| アポロヌス(陽) | |
| ルピコとダピコが初めて立つ大舞台 | |
| 二人がステージに立つと 想像を絶するプレッシャーが襲う | |
| 大勢の、自分達以上の力を持つ クリーチャーに囲まれ 身体が萎縮し、筋肉が固まる | |
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(っ……それでも……!) |
| ダピコ | |
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(巫女としての役目を……!) |
| ルピコ | |
| 固まる身体を無理矢理動かし 表情からつま先まで意識を通す | |
| 結果は―― | |
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どうでした? こういった大舞台は 初めてだったでしょう |
| 光の守護者 エレナ | |
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くそっ……全然思うように 身体が動かなかった…… |
| ダピコ | |
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物凄いプレッシャーでした…… |
| ルピコ | |
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でも、次はもっと うまくできます |
| ルピコ | |
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だが、たいして信仰は 集まらなかった…… |
| ダピコ | |
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演技が終わったあとに 表示された数値は 100とちょっとです…… |
| ルピコ | |
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それだけの人の心を動かせたということです 胸を張ってください |
| 光の守護者 エレナ | |
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アポロヌスさんに 落とされてもいません |
| 光の守護者 エレナ | |
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あなた達の人を楽しませたいという心が ちゃんと届いているということですよ |
| 光の守護者 エレナ | |
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次は、あなた達自身が 楽しんでいるところを見せることを 意識しましょうか |
| 光の守護者 エレナ | |
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あのプレッシャーの中で 楽しむって……できるかな…… |
| ルピコ | |
| エレナに背中を押され 【プレイヤー】は ルピコ達の前に立たされる | |
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【プレイヤー】さんの前で パフォーマンスをしましょうか |
| 光の守護者 エレナ | |
| えーー!!?? | |
| ルピコ&ダピコ | |
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そ、それは……ちょっと 何といいますか……! |
| ルピコ | |
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ちょっと踊りにくいぞ…… |
| ダピコ | |
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大好きな人の前で、大好きな人を 楽しませるために踊る…… |
| 光の守護者 エレナ | |
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大好きな人が楽しんでいる反応を見て 自分の心も満たされる |
| 光の守護者 エレナ | |
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きっと、自然に笑顔が 出てくるはずですよ |
| 光の守護者 エレナ | |
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だっ……!? |
| ダピコ | |
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た、確かに 大好き……ですけど……! |
| ルピコ | |
| わああああああああっ!! | |
| 群衆 | |
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今のは、歓声? |
| ルピコ | |
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あ、頭を冷やす時間も必要だし 確かめにいこう! |
| ダピコ |
| あんなに小さいのに 集まると、凄く大きく見えたぞ! | |
| 群衆 | |
| まるで、花畑が一斉に風を受けて 踊っているみたいだった! | |
| 群衆 | |
| ステージの上 光の粒をまとったスノーフェアリー達が まだ興奮冷めやらぬ様子で飛び回っている | |
| その中心にいたのは 息を切らしながら立ち尽くす、カスミだった | |
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はぁ……はぁ…… |
| カスミ | |
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凄い歓声…… さすが、スノーフェアリーの 皆さんです…… |
| カスミ | |
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何言ってるの そのスノーフェアリー達を 統率したのは、貴方じゃない |
| アジサイ | |
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急ごしらえだったけど 正真正銘の――アイドルね! |
| アジサイ | |
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私が、アイドル……! |
| カスミ | |
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はぁ~…… 疲れました~…… |
| カスミ | |
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カスミさん、大丈夫ですか!? |
| ジャスミン | |
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だ、大丈夫です…… 足がちょっと、ふわふわ しているだけで…… |
| カスミ | |
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大量のマルチタスクをしながら 歌って踊って……うう……吐きそう…… |
| カスミ | |
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大丈夫じゃないですーー!? |
| ジャスミン | |
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小さき者達が群れ 一つの意思として舞う |
| アポロヌス(陽) | |
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個の弱さを数と絆で超える演舞 見事である |
| アポロヌス(陽) | |
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ほ、褒められているんでしょうか? |
| カスミ | |
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そうに決まってるわ! |
| アジサイ | |
| ちょっと待ったーー!! | |
| ??? | |
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何だ、また新手の乱入者か? |
| ダピコ |
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――私、なのだわ! |
| コットン | |
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コットンさん? 貴方もここに来ていたんですか? |
| カスミ | |
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ふふん 信仰を集める催しと聞いて 急いで駆けつけたのだわ |
| コットン | |
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世界中の人が見ているこのステージ! オラクル教団の教義を広めるには うってつけの場なのだわ! |
| コットン | |
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こっ、この場でやる気ですか!? |
| ルピコ | |
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みんな、聞くのだわ! |
| コットン | |
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オラクル教団は この世界で迷える者達へ道を示す とても素晴らしい教えなのだわ! |
| コットン | |
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その教義はとても深くて 歴史はとても尊く―― |
| コットン | |
| おい、また説教が始まるのかよ! 誰かやめさせろー! | |
| 群衆 | |
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な、なぜなのだわ……!? この世界の民衆は そこまで荒んでいるの……!? |
| コットン | |
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信仰が全然集まっている気がしない…… やっぱり私だけじゃ 信仰を集めるだなんて無謀なことなの……? |
| コットン | |
| ――貴方の祈りに応えましょう | |
| ??? |
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うわっ、まぶし! 空から光が! |
| カスミ | |
| どこの神とも知れぬ存在が、私の許可も得ず ずいぶん派手な催しをしているのですね | |
| ??? | |
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貴方は……ウェディング様! |
| コットン | |
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ふふ、愉快な飛び入りなら歓迎だぞ |
| アポロヌス(陽) | |
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この催しに不満があるのならば 力を見せてみるがいい |
| アポロヌス(陽) | |
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もっとも、その傲慢な態度で 信仰が集まるのかは、疑問だがな |
| アポロヌス(陽) | |
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容易いことです この催しには神の力が 不足しているのですから |
| ウェディング | |
| あのクリーチャー 自分が神だって言うのか? | |
| 群衆 | |
| アポロヌス様は信仰を分配してくれる こっちの奴は何をしてくれるんだ? | |
| 群衆 | |
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即物的で、愚か |
| ウェディング | |
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そんな貴方達にでも 分け隔てなく微笑みを向けてくれる 存在がいます |
| ウェディング | |
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それが―― |
| ウェディング |
| ウェディングが手を掲げる ステージ中央に、まばゆい光と共に 巨大な金色に輝く何かが現れる | |
| 何だ、あれ!? 急に金色の塊が出てきたぞ! でけぇ!? | |
| 群衆 | |
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カノン様の像なのだわ!? |
| コットン | |
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ゼニスすら共存へと導いた カノンこそ平和の象徴 |
| ウェディング | |
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カノンを崇めることが 救いへと繋がるのです |
| ウェディング | |
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な、何だか 凄い方向に話が進みはじめました……! |
| ルピコ | |
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カノンが聞いたら 絶対に困った顔をするやつだぞ、これ |
| ダピコ | |
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行きなさい、ライオネル この祭典にふさわしい恩寵を あの信徒に授けるのです |
| ウェディング |
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――娘 少し、頭の上を借りるぞ |
| ライオネル | |
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ね、猫さん……? |
| コットン | |
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猫ではない ライオネルだ |
| ライオネル | |
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お前はこれからカノン教の信徒だ この祭典にふさわしい装いと力を授ける |
| ライオネル |
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何なのだわ、この姿――!? |
| コットン | |
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お前はカノンの信徒だと聞いている |
| ライオネル | |
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細かい説明をしている暇はない 信仰を集めたいのなら カノンを讃える想いを形にするのだ |
| ライオネル | |
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俺がお前のイメージを形にしてやる 思うままにやるがいい |
| ライオネル | |
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そ、そんなこと言ったって いきなりのことで どうすればいいのかわからないのだわ! |
| コットン | |
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仕方ない…… 身体を借りるぞ |
| ライオネル | |
| コットンの身体から―― | |
| まばゆい光が一気に弾けた |


































