■性能緒元 ※あくまでも通尊版の性能となります。
武装 |
92式42口径125mm低圧力滑腔砲 65-1式班用機槍(7.62㎜機関銃・同軸) 59式重機槍(14.5㎜重機関銃・対空)×1 |
最高速度 |
70km/h(整地) 40km/h(不整地) |
重量 |
40t以下 |
乗員 |
3名 |
行動距離 |
400km程度(通常時) 600㎞程度(外部燃料タンク搭載時) |
装甲 |
均質圧延鋼装甲(砲塔前半部・車体正面) アルミニウム合金装甲(車体など) |
概要
MT-63 破猿(はえん)号はデクタニア国製
チェスナット主力戦車を
掛浪モータースが改修の上ライセンス生産した主力戦車(MBT)である。
通尊人民軍ではインフラ未発達地域で当時の主力戦車である
野獣号の行動を補佐する補助戦車として用いられた。
攻撃力
主砲はデクタニア国製のチェスナットが装備していた
44口径の120mm低圧力滑腔砲ではなく、新開発の92式42口径125mm低圧力滑腔砲となっている。
能力については本家の120㎜低圧力滑腔砲と大差ないが、
通尊MBTでは一般的な125㎜口径に変更したことにより、一部弾薬の共通化に成功している。
低圧力滑腔砲は反動が小さく軽量な破猿号にマッチしているが
一方で砲の初速は遅くAPFSDSの発射には適さない。
その為、対戦車戦闘においてはHEAT-FSや砲発射式ATGMが使用される。
また本家チェスナットと同じく射撃管制装置の能力は高くなく長距離砲戦は苦手としている。
防御力
直接的な防御力は高くなく、重要部分にのみ均質圧延鋼装甲が用いられ
その他の部分に関してはアルミニウム合金装甲が使用されている。
これは開発国でも指摘されている問題点ではあるが、
人民軍ではインフラ未発達地域での運用≒高い機動力を重視していることから
防御力に関する改修はされていない。
機動力
装甲が薄いためか非常に軽量であり、
最高速度は整地で70km/h、不整地でも40km/h以上と極めて高い機動力を持つ。
本国では長距離侵攻を想定されたためか燃料搭載量も多く、外部燃料タンクでも
400㎞程度の距離を走り続けることができる。
その他
HEAT弾などを用いることで開発当時としては高い攻撃力を発揮できた他、
軽量車体のおかげで良好な機動性を発揮できた破猿号は補助戦車として多数が用いられた。
後に純国産水陸両用軽戦車である
AT-82 水兎号が開発されると、
インフラ未発達地域での運用はこちらがメインとなり、破猿号の車体は
対空戦車などに用いられることになった。
最終更新:2025年01月31日 18:20