■性能緒元
概要
AT-82 水兎(すいと)号は掛浪モータースが開発した水陸両用軽戦車である。
設計にあたり
TV-10 泳猫号のコンポーネントを流用している。
攻撃力
80式44口径115mm滑腔砲は軍縮条約対応型
野獣号の主砲である99式55口径115滑腔砲の元となった砲である。
当初は攻撃力を重視して55口径モデルの搭載が検討されていたが軽量な水兎号では反動を抑えきれない為、
砲身長の短縮やマズルブレーキの装着により低反動化を実現した44口径モデルが選択された。
低反動化の代償として初速が低下したことから
APFSDSの使用は実質不可能とされ
対戦車戦闘ではHEATFSや砲発射式ATGMが使用される。
軟目標に対してはHE-FRAG-FSが用いられる。
このことから現代戦車以外のほぼ全ての装甲車を撃破することができる。
また、通尊戦車お馴染みの自動装填装置を搭載しており、
装填手は搭乗していない。
FCSに関しては
赤獅子号とほぼ同じレベルのものが搭載されている。
現代戦で通用する能力は有しているが西側最新戦車には能力的に劣る。
防御力
水兎号は圧延防弾鋼板の溶接構造で構成された装甲を有しているものの浮行能力を優先した為、防御力は低い。
前面では重機関銃にその他の面では小銃弾に耐える程度とされている。
機動力
比較的強力なディーゼルエンジンを装備し、
整地でも不整地でもかなりの高速での移動が可能とされている。
また浮行することができウォータージェット推進にて10km/hを発揮することができる。
また、優れた機動力を発揮可能な足回りは
空虎号のシャーシにも流用された。
その他
山岳や河川での火力支援用として開発された水兎号は
その役割だけに留まらず偵察用としても用いられている。
現在では水兎号は捜索部隊(偵察部隊)に配備され
機械化部隊の目や歩兵部隊への限定的な火力支援要員として
現場では重宝されている。
その一方で防御力の低さは問題視されており、
戦地では対戦車ミサイルどころか側面等を重機関銃で掃射され
撃破される車両が後を絶たないという。
最終更新:2025年06月27日 22:43