概要


ベータ時代、冒険者たちが【ロンダの氷穴】に集い特攻をしたという
ただそれだけの無謀極まりない、ユーザー主導の祭りの俗称。

β 1.0~1.2


当時のレベル制限は10。総ユーザー数も500人程度から始まった。
【戦士】はかろうじて【かえん斬り】を取得し
【僧侶】はかろうじて【ザオ】を取得できた程度のレベル帯である。

もちろん【鍛冶】?【錬金】?などでの強力な装備品を手に入れる手段もなく
店売りの青銅のよろいや、いやしの服などが最強装備で
全てのユーザーは一様に同じ格好をしていた。


そんな中、ユーザーのコミュニティであった【冒険者の広場】?ではある動きが始まっていた。
「ロンダの氷穴の奥には何があるのか」
そんな冒険心に踊らされたベータ版ユーザーは
誰ともなく集い、パーティを組み、ロンダの氷穴の奥地へと特攻していたのである。



しかしそこにいるモンスター【がいこつ】【ドロヌーバ】など
ろくにスキルも持たないレベル10のユーザーでは勝ち目のない敵ばかりであった。

最初は勝利など不可能なことは見越して
「パーティを組んで突貫していき、運良く生き残ったユーザーが奥地を見てくる」という趣旨であったが
ユーザー数が多く、【ラグ】?が酷いこともあり、モンスターの猛反撃を喰らって全滅。
その際「【死体のまま移動できてしまうバグ】?」の存在も発覚したことにより
ドラクエユーザーの冒険心は一時、露と消えた。

しかし次第に流れは「レベル制限解除までにがいこつを討ち果たす」という方向へと運ばれていき
以前ほどではないにせよ、多くのユーザーがそのために再びロンダへと集うこととなる。



結果としては
多くのユーザーの【おうえん】のもと、
【がいこつ】をスキルなしのレベル10パーティが打倒することに成功したようである。

ベータの広場はそれをもって大いに盛り上がり、
開発側も「想定していなかった」ことへの成功を驚いていた。



今や未知なるものの消え去ったアストルティアの大地において
かつての沸き上がったユーザーたちは、再びその冒険心を沸き立たせる新たな戦場を今なお求めている…
のかもしれない。
最終更新:2013年05月03日 10:20