「む…。」
パパスは痛む頭を振って、立ち上がった。
…何があった?
旅の扉に飛び込んだ後、扉が『歪んで』…後のことは、さっぱりだ。
「熱いな…。」
呟きながら辺りを見回してみれば、紅い光が目に付いた。
赤。ぐつぐつと煮立つ溶岩の赤。
…熱いはずだ。狭い洞窟の中で、ぐつぐつ溶岩が唸っているのだから。
「気絶していたのか?」
呟きつつ、座り込む。そして考える。
どれくらい気絶していた?そして…あの双子と
バッツは…どこだ?これからどうする?
「…考えていてもしょうがない…な。」
あっさりとそう結論づける。現在の状況からソレを推測する事は、ほぼ不可能だ。
パパスは立ち上がり、ゆっくり歩き出した。適当な方向に。
【パパス 所持品:
アイスブランド
第一行動方針:バッツと双子を捜す
最終行動方針:ゲームを抜ける】
【現在位置:封魔壁の洞窟】
最終更新:2011年07月18日 06:20