あきれるほどののんきもの

雨か・・・・・
上に向かって尖がっているキレイな金髪も、水分を吸収して下に下がってしまった。
クラウドガンブレードを右手に持ち、肩に掛けた状態でアルベルク方面へと走っていた。
ケフカとの戦闘後、彼はマテリアの重要さを思い知らされた。
ケフカによって作られた傷は微々たるものだったが、マテリアの無い自分の力では
攻撃魔法どころか回復魔法も使えない。
走りつづけていると目の前に木が生茂り、雨宿りができそうな場所が見つかった。
クラウドが雨を防ごうと中に入ると先客がいた。
前のフィールドで行動を共にしたアーサーだった。
彼は赤ん坊のような寝顔で眠っていた。
肩をすくめ、クラウドは近くに落ちていた石を彼の頭に軽く投げた。
「うう・・・ぅぅん・・・」眠っていた顔がやや険しくなる。
(雨が降れば誰でも雨宿りをしたくなる。この木と木の間のポイントは雨をしのぐ
ためにそういった連中が来るはずだ。そいつら全部が殺し合いを望まないとは
限らない。そんな所で呑気に眠るとはな・・・・)
石を何度か投げてもアーサーは目覚めない。
ドカッ!
アーサーを蹴り起こす(?)とクラウドはアルブルク方面へと走って行った。

【クラウド 所持品:ガンブレード
 第一行動方針:アルブルクへ移動】
【現在位置:アルブルクとベクタの中間地点】

【アーサー 所持品:ひのきの棒
 第一行動方針:???】
【現在位置:アルブルクとベクタの中間地点】


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最終更新:2011年07月17日 20:13
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