もはや完全な廃墟と化している封魔壁監視所跡地、そこから洞窟へと続く橋のたもとに
旅の扉は出現していた。
そして今、それに飛び込もうとしている人影がある、まだ幼い少女のようだ
だが、何か様子がおかしい・・・・・
「ふふ・・・面白い物を手に入れたわい」
その声と同時に少女の姿が変化し本来の姿、魔僧
エビルプリーストへと戻っていく
その手に握られているのは
変化の杖・・・・
そしてそのまま扉に入ろうとするが、ふと思い出したように洞窟の方向を見る。
「おお・・面白い事を思いついたわい」
そう1人ごちると橋に向かって呪文を唱える。
「ヒャダイン」
橋を支える柱が瞬時に凍りつく、それを確認するとまた呪文を唱える。
「メラミ」
今度は凍りついた柱が急速に解凍され、逆に赤く輝くほどに熱せられる。
それを何度か繰り返すと、さすがに頑丈なはずの柱もヒビが入りガタガタになってしまう。
「これぐらいでいいだろうて・・・・ふふふ」
橋の下には増水した海面がうねりを上げている、落ちればまず助かるまい・・・・・
それをこの目で見届ける事が出来ぬのが残念だ、そう思いながら今度こそエビルプリーストは扉に入った。
ゼニス一行が扉の前に到着したのはぞれからわずか数分後だった。
【エビルプリースト 所持品:
危ない水着 変化の杖
第一行動方針:天空の勇者(ソロ・
クーパー)の始末】
【現在位置:新フィールドへ】
※橋は半壊状態です
最終更新:2011年07月17日 22:20