ロンダルキアの西南に位置する
ハーゴン神殿のいずこか、
うずたかく積まれたガラクタの山の頂上で、
アークマージはゴキブリのように這いずっていた。
「おにょれぇ~っ」
もはや、頭の中にあるのはただ憎悪と執念のみだ。
(ワシはまだ生きておるぞ、
エビルマージよ....その手でワシを縊り殺すべきであったよな)
必ず生きて帰り、復讐を果たし、そして魔界の王になる。
妄執を動力源にガラクタの山を這いずる、アークマージであったが、やがて妙な音を耳にする。
「何じゃぁ?」
その音はアークマージへと近づいてくるようだ。
やがてキチキチキチキチという機械音と共に、3体のロボット-----キラーマシーンが姿を現した。
「イオナズン!」
完全に及び腰になっていたアークマージは思わず呪文を唱えてしまう。
強烈な爆発と閃光....しかしそれが晴れたとき彼が見たものは、ほとんどの損害を認められすに
相変わらず機械音を鳴らしながら、アークマージへと近づくキラーマシーンたちの姿だった。
よく見ると通常のキラーマシーンと違い、そのボディ全体にわたってルーンが彫られている。
そう、こいつらはプロトタイプ.....通常型を超える攻撃力と、魔法に対しての防御力を持つ
もし生産性やその他諸々の問題で開発が見送られる事無く配備されていれば
ロトの勇者たちを、より窮地に追い込んだことは言うまでも無い。
そうこうしている中に、彼らはアークマージの周囲を取り囲む
「ひいい」
情けない悲鳴を上げて、アークマージは頭を抱える。
ワシはここで死ぬのか.......。
だが、そんな絶望的な気分のアークマージへと彼らは意外な言葉を発した。
「Master Command Please」
「?・・こいつらワシを主人だと思っておるのか?」
「Command Please Master」
「やはりそうか....ふふふ」
偶然とは恐ろしい、アークマージが転移した時の衝撃で、廃棄状態だった彼らの命令認識システムが初期化され、
結果、アークマージを主人として登録するという奇妙な事態が起こっていたのだ。
「ならば皆殺しじゃあ!エビルマージよ、貴様のシナリオ通りに事は進ませんぞ!」
無論、彼はここがどこで、そして外がどうなっているかなどと、知る由もない。
しかし、それでも何か怒りのぶつけどころが欲しかったのだ。
「Yes Master」
命令を受けて、キラーマシーンたちはそれぞれの配置につく。
こうして3体の殺戮機械が野に放たれたのだった。
※プロトタイプキラーマシーンが3体、起動を開始しました。
A.B.Cの3体の中で
Aはロンダルキアを巡回し、Bはハーゴン城外、Cは城内を守っています。
※武装
右腕に高周波ブレード、左腕にオート
ボウガン、ホバーで移動。
※装甲
特殊な金属で出来ており、地火風水のいわゆる元素の力を必要とする呪文に関しては
ほぼ8割を無力化させ、微妙な曲線を描いたボディは刃を滑らせ、弾きます。
その反面打撃に弱く、当たり所が悪いと、
熟練の戦士のキック一発で機能を停止する場合もあります。
また、元素の力を必要としない、無属性の攻撃呪文やルナカン・スロウといった物理的な効果の呪文は有効です。
※行動パターン
温度センサーによって敵の体温を察知、追跡し、
1度ターゲットとした相手を完全に見失うまでひたすら追跡します。
※また常に単独行動を取るため、2体同時の行動はほとんどありえません。
アークマージの魔力を遠隔感知し、それを動力源の1部としているので
アークマージを倒せば行動を停止します。
最終更新:2011年07月18日 08:00