第2章 新敵・新技・新戦士!
「ノコギリゾッポンもやられたか・・・」ここはゾビッポン帝国。幹部の1人がノコギリゾッポンの敗北を感知していた。「AZAの基地への潜り込みには成功したのは素晴らしいことだが、何か特殊な結界があるのか位置は特定できない・・・お前の死を活かせなくてすまんな・・・」「おい!いつまで落ち込んでいる!次の作戦を始めるぞ!」もう一人の幹部が現れた。「ハッ・・・ゾビホウ様!」ゾビホウ、ゾビッポン帝国のナンバー2にして、ゾビッポン軍をはじめ帝国の様々な部分を管理している一方で、科学者としての一面もある。「我が新発明。デラ細胞。これでAZAの壊滅は間違いない!」「おお!それは楽しみです!」しょぼくれていた幹部を元気を取り戻し、二人で不敵な笑い声を上げていた・・・。
一方その頃AZAのメカプラントでは2人の戦士がAZAマシンを見学していた。桃ぽよが説明している。「これはメガンビー。こっちがユビッグバイパー。あれは・・・まだ名前なかったけどデビさん来たしデビウスにするか。デビさん用に調整しとく。」「あっちのあれは?」ゆびが指さしたのは4つ目の機体。「あれはカビディウス。まだ調整中。」「これに乗ればかなり遠くでゾビッポン反応が起きても急行できるね。」デビが言う。「他にも計画はあるから楽しみに・・・」「「ゾビッポン反応確認!ゾビッポン反応確認!ZB出動せよ!」「場所は・・・ここから近いな。こいつらを使うのはまた今度だね。」
「あれ?」到着したZBだが、そこにはゾビッポンしかいない。「ゾッポンはいないのか・・・?」「とりあえずゾビッポンを倒そう。」手当たり次第に湧き出すゾビッポンを倒していく。隊長からの通信が入る。「そこらへんにはゾッポンの反応がないな。なんだろう。罠かな。気を付けといてー。」「「「了解!」」」。
・・・何も起こらない。ただただゾビッポンを倒していくだけである。一体何の作戦なんだ?誰もが思い始めたその時、隊長から連絡が「大変だ!そことは別エリアに3ヶ所もゾビッポン反応だ!」「「「何だって!?」」」合計4ヶ所、人手が足りない。一般隊員だけを残すにはゾビッポンの数が多すぎる。「仕方ない。これ使うかー。」ゆびは飛び上がり、箒を取り出すと・・・「さっぱー^」箒から放たれた風がゾビッポンを一点にまとめ上げた。「これなら隊員のみなさんで対処ができるんじゃないですか?」「「なるほど!」」ピピピ「「「あっ隊長」」」「なんか一か所のゾビッポン反応急激に消えてるんだけど」「「「え?」」」「誰かが戦ってるのかなー。そこ以外の3箇所に分担して適当に倒しといてー。」
かくしてゾビッポンの大量発生は一度収まった。一番近くにいたゆびが隊長からの司令で謎の一か所に赴いた。するとそこには・・・「おっ。やっぱりここで待ってたら来た。」「君は?」ゆびが尋ねる。「あー僕すしって言います。今ここに沸いたの倒してました。」「ということは・・・4人目のオーバー!」「オーバーだかドーバーだか分かんないけど、ぼくも技っぽいのなら。」それと同時に大量の粒が周辺に現れた。「これは?」「シャリっぽいユニットを出す能力シャリユナイトです。僕はこれを操って戦うのだー!!」「な、なるほど。(急にキャラが変わったな・・・)それはそうと、君もAZAに来ないかい?」「はい!僕も戦いたいです!」「よっしゃー!4人目の仲間っだぜ!」
すしがAZA本部にやってきて各自の自己紹介も済ませた。「しかし、AZAには自分以外にも能力持ちがいたのかー。しっかしさっきのは何の作戦だったんだろうなー。」すしが口走る。「さっきのは準備で次が本番とか?」デビが言った。「まあ4人もいればどうにかなるだろー」隊長は随分と気楽だ。「カビディウス調整おわった。」桃ぽよがやってきた。「メガンビーは自分。ユビッグバイパーはゆび。デビウスはデビ。だからカビディウスがすし氏かな。それ用に色々いじっといたよ。そしてこの4つにはすごい仕掛けもあるけど・・・その時で良いか。」
「ゾビッポンを沸かせるだけで良いのですか?」帝国では幹部がゾビホウに問いかけていた。「まあ見ていろ。第二波ゾビッポンを送れ!より場所をばらけさせやつらを分断するのだ!」
再び4か所のゾビッポン反応。今回はどれもかなり遠くだ。「AZAマシンの出番かな。」隊長が口にした。「ちょうどいいね。テストできる。オートサポートも搭載してるから操縦に自信なくても安心だ。」桃ぽよが言った。各自コックピットに向かう。そして・・・「「「「AZAマシン出動!」」」」各自のマシンが発進した。
まずはメガンビー。メガンと同様のシステムを持つ弾丸でゾビッポンを一掃。「強烈な一撃に悶えるがいい。メガイタックル!」エネルギーをまとったメガンビーの突進攻撃!
続いてユビッグバイパー。「おりゃおりゃー」雪玉のミサイルと下に放たれる割りばしがこのマシンの武器。桃ぽよから通信が「割りばし23591本打つと球切れするから気を付けてー」「そんなにあれば大丈夫だろー。」目の前にまとった雪玉がバリアの役目も果たしている。
こちらはデビウス。ばらまいた爆弾による広範囲攻撃に加えジャングルステルスを搭載。気付かれることなくゾビッポンを撃破する。
そしてカビディウス。すしが放ったユニットにカビディウスがスメシオーラを付与して強化している。ユニットは様々に変化する。ときには剣ときには盾、またある時にはショットガンのように弾けとんで一気にゾビッポンを始末していく。
各自着地場所を確保すると地上に降りてゾビッポンと戦い始めた。その時!「町のど真ん中にゾッポン反応あり!しかも巨大だ!下手なビルよりでかい!」「「「「巨大なゾッポン!?」」」」今4人全員反応のある場所からは離れている。しかし巨大なゾッポンを放っておくわけにも行かない。帝国ではゾビホウが大笑いしている。「フッハッハッハッハ!これほどまでにバラバラになっていればいくらやつらもなにもできまい!!!」ところがその思惑とは裏腹に全員が巨大ゾッポンの元に集まってくる。「あれ?ゾビッポン反応は?」隊長が問いかける。「それが・・・」「なんか・・・」「龍みたいな戦士が・・・」「4か所に同時に現れたみたいで・・・」「4か所同時?分身か幻影か何かかな。でかいゾッポン倒したら戻ってみて。」
ゾッポンの見た目はあのノコギリゾッポンそのものだった。「なんでお前が!」「あははは。ゾビホウ様のデラ細胞でノコギリデラゾッポンとしてよみがえったのだ!!!」「デラゾッポン・・・」とゆび、桃ぽよが「ZBマシンなら戦える!」と返しメガンビーで立ち向かう。しかしデラゾッポンは通常のゾビッポンより硬いのかなかなか通じない。
「メガイアナライズ!」メガニックの能力で弱点を探る。「ノコギリみたいな葉の間だ!」「おっけー!爆弾を喰らえー!」デビウスが爆弾を狙い打つが弾かれてしまう。「そんな!間違いなくそこが弱点のはずなのに!」桃ぽよが言う。
すしが提案する「デビくん!ユビッグバイパーに爆弾を投げて!ゆびくんはそれをあのハンマーで弾き飛ばすんだーー!!」「「連携攻撃か・・・!」」「いくよゆびくん!」「よーし!!いつでも投げてー!」2人の考えに気づいたらしいデラゾッポンだがシャリユニットによる攻撃にひきつけられて思うように動けない。その隙に・・・「これがチームの力だ!」デビウスから放たれた大量の爆弾はユビッグバイパーのハンマーで次々と打ち返され、デラゾッポンの弱点に直撃!何発も爆弾を撃ち込まれたデラゾッポンはついに機能を停止。大爆発した。
四人はそれぞれゾビッポンと戦った場所に戻る。しかし、そこにはもはやあの龍の戦士の姿はなかった…。
「キーッ!あいつら隠し球をさらに四人も用意していたのかー!チクショー!!」帝国では荒れるゾビホウを幹部がなだめていた。
〜第2章完〜
次回予告 「謎の植物が繁殖しています!」「花粉を吸うな!ゾビッポンになるぞ!」「フハハハハ!これで世界はゾビッポンとなる!!」
+
|
コメント欄 |
- テスト -- (M) 2020-11-23 23:34:11
|
最終更新:2021年03月16日 15:51