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政局05Ⅷ - (2008/12/19 (金) 21:56:17) の編集履歴(バックアップ)


政局05Ⅶ より
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衆院選で「前回民主」、34%が自民に…ネット調査 [読売]

 衆院選後に読売新聞が実施した「衆院選ネットモニター」第3回調査(13~16日)によると、2003年の前回衆院選(比例選)と04年参院選(同)で民主党に投票した人のうち、それぞれ約3分の1が今回の衆院選(同)で、自民党に投票していたことが分かった。

 逆に、03年衆院選と04年参院選で自民党に投票した人は、それぞれ8割前後が今回衆院選でも自民党に入れており、民主党に投票した人の“移ろいやすさ”が目立っている。

 前回衆院選で民主党に投票した人のうち、34%が今回は自民党に投票したと回答した。今回も引き続き民主党に投票したのは、約半分の49%にとどまった。04年参院選との比較でも、民主党に投票した人の33%が今回衆院選で自民党に投票した。今回も民主党に投票したのは52%だった。

 前回衆院選で自民党に投票した人は、79%が今回も自民党に投票し、民主党に流れたのは9%。参院選で自民党に投票した人も、81%が今回も自民党に投票し、民主党に投票したのは8%にとどまった。

 以前、民主党に投票した人のすべてが民主党支持層とは限らず、無党派層や自民党支持層も含まれていたと見られる。ただ、「民主党支持層は他党と比べると、固い支持層が少ない」(民主党幹部)とされる特性が表れたとも言えそうだ。

 調査に協力している川上和久・明治学院大法学部長は「過去、民主党に投票してきた層の多くは業界団体などに左右されない無党派に近い存在だ。自分が持つ情報で臨機応変に判断して投票しているので、今回は小泉首相の個性や郵政民営化への情熱を支持し、票が流れたのではないか」と分析している。
(2005年9月23日23時6分 読売新聞)
TITLE:衆院選で「前回民主」、34%が自民に…ネット調査 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
DATE:2005/09/24 08:37
URL:http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20050923ia24.htm


「刺客」戦術 大当たりした首相だが… [毎日]

 話題性に富む女性らに事実上当選を約束して担ぎ出し、郵政民営化法案反対派にぶつけた小泉純一郎首相の「刺客」戦術が大当たりした。

 比例代表名簿の上位にランクする安全策を講じて、小選挙区に重複立候補させる手法は、現行選挙制度を巧妙に利用したものだ。しかし、政治家として未知数の人物を選挙の洗礼から避難させ、有権者の意思とは無関係に議席を与えるやり方は、どう考えてもおかしい。

 「党本部の選挙区の選択の意思決定を尊重いたしまして、岐阜1区から立候補を決断いたしました」。先月20日、野田聖子氏の対抗馬に決まったエコノミスト、佐藤ゆかり氏が自民党本部で決意表明した。同席した武部勤幹事長は、比例名簿について聞かれ「女性枠で当選を期して参りたい」と名簿の上位登載の約束を示唆した。

 佐藤氏は地盤のない小選挙区で予想以上の8万1189票を獲得したが、野田氏に1万5000票余り届かずに敗れ、予定通り比例代表で議席を獲得した。

 同様に、政界外から急きょ「刺客」として送られた飯島夕雁氏(北海道10区)、阿部俊子氏(岡山3区)、広津素子氏(佐賀3区)が小選挙区で落選しながら上位にランクされた比例代表で復活当選を果たした。

 小泉首相はなぜこのような戦術を考えたのか。

 「純ちゃんは小選挙区比例代表並立制を忌み嫌って研究していた。それで制度の裏を知り尽くしていたんじゃないか」。神奈川県立横須賀高校時代からの友人という男性はそう証言する。

 小泉首相は海部内閣時代に浮上した小選挙区制に対し、反対派議員連盟の代表世話人を務めていた。91年に首相は後援会機関誌のインタビューにこう答えている。「小選挙区選挙で落選しても比例代表の名簿で上位に登載されていれば当選することになる。これは、有権者の判断よりも政党幹部の判断が優先することになる。(中略)選挙不信が生まれてきます」

 前述の友人が言う。「純ちゃんは家でマージャンをしながら『(一つの選挙区に1人を選ぶ過程で)党の権限が強くなりすぎ、公認が党主導になってしまう。重複立候補もばかげた話だ』と言っていた」

 首相は当時批判していたことを、くしくも自らが党総裁になってやってみせたことになる。

 小選挙区比例代表並立制は、海部内閣では成立しなかったが、94年に細川内閣が政治改革法の一環として成立させた。小選挙区制は、従来の中選挙区制では選挙区が広くて選挙費用がかかりすぎるという批判に応えつつ、2大政党による政権選択を容易にすることを目指したものだ。

 しかし、単純な小選挙区制では、大量の死票が出て、少数意見が切り捨てられるため、比例代表制を組み合わせた。

 細川護煕首相の秘書官だった成田憲彦・駿河台大副学長(日本政治論)は「議席が激変する恐れがある単純小選挙区制の欠陥を補うためと、いわば経過措置の意味もあって比例をつけた。この制度になって自民党の派閥政治を崩壊させた」と制度の利点を語る。

 一方、自民、民主党などの事務局に勤務した政治アナリストの伊藤惇夫氏は「妥協の産物だ。小選挙区制で英国のような2大政党制を作るのか、比例代表を重視して英国以外の欧州型の少数政党の連立政権を作るのかを選択しなければならなかった」と批判する。

 96年の総選挙から導入が始まり、今回で4回目の選挙制度の矛盾は、あちこちに生じている。自民党の一部候補が、小選挙区で公明党支持者の票を狙って「比例は公明に」と呼びかける行為はすっかり定着した。今回は、比例復活枠をめぐってライバルとなった自民党の小選挙区候補同士が、相手の選挙区で他党への投票をひそかに呼びかけていたという情報まで出回った。政党政治を推し進めるはずが、民意をねじまげる結果を招きかねない事態だ。

 新たな制度の研究が必要ではないか。現行制度を続けるにしても候補者選定のルールを作るべきだと思う。成田氏は「成熟した民主主義の下では、党首独裁による候補者選びは認められないし、すべきではない」。伊藤氏も「英仏では、優秀な人を各政党が若いうちから選抜して育てる仕組みがある。候補者選びに党の理念や哲学を反映させる必要がある」と言う。

 「刺客」議員の資質を見極めながら、政治家に有権者の側を向いた議論を求めたい。【社会部・青島顕】
TITLE:MSN-Mainichi INTERACTIVE その他
DATE:2005/09/21 11:36
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20050921k0000m070148000c.html


拙速な改憲論否定 国民投票法には前向き 前原民主代表 [朝日]

2005年09月20日06時28分
 民主党の前原誠司代表は19日、朝日新聞社のインタビューに答え、憲法改正の手続きを定める国民投票法の制定について「前向きに取り組む」と語った。一方、改憲論議については「拙速には考えていない。党内のコンセンサス(合意)を得てしっかりまとめたい」と述べ、党内の改正案取りまとめには時間をかける考えを示した。

 前原氏自身は、憲法9条を改正して自衛権を明記すべきだというのが持論で、これまでも改憲論議に積極的に取り組む姿勢を示している。

 この日のインタビューで前原氏は「国民投票の法律がないのは手続き的な大きな問題だ。我々として前向きに取り組むと、松本剛明政調会長にもお願いした」と述べた。ただ、「(憲法の)中身の議論は拙速には考えていない。責任あるものをまとめる方が、むしろ大切だ」と語った。

 自民党が11月に新憲法草案を公表することに関し、前原氏は「(自民党より)後から(改憲案を)出したから後れを取るというのではない。我々も責任を持たないと(憲法改正の発議は)通らない。イメージとしては大連立的な考えを持たないとやれない」と述べた。憲法改正の発議は衆参各院の3分の2以上の賛成がなければできず、事実上、自民、民主両党の合意が必要となる。これを念頭に、自民党内の議論もにらみながら、民主党の考えをまとめてゆく考えを示したものだ。

 このほか前原氏は、有識者も参加する国家の基本的な戦略を考える会議を党内に新設し、自身が議長に就くことを明らかにした。「税金の無駄遣いなどの問題について、スピード感を持って、(国民に政策を)投げかけるようにする」のが狙いという。

 また、連合との関係について前原氏は「連合総体との友好関係はしっかり保ちたいが、問題は官公労。公務員制度改革や郵政改革で意見が違ってくるかもしれないが、党としての考え方を通す」と述べた。その上で、公務員に労働三権を認める代わりに身分保障をなくす国家公務員法などの改正法案を、来年の通常国会に提出したいとの考えを示した。
TITLE:asahi.com: 拙速な改憲論否定 国民投票法には前向き 前原民主代表 - 政治
DATE:2005/09/20 10:37
URL:http://www.asahi.com/politics/update/0920/001.html


民主党:幹事長に鳩山元代表 政調会長には松本氏抜てき [毎日]

 民主党の前原誠司代表は18日、新執行部人事で、幹事長に鳩山由紀夫元代表を起用することを決めた。政調会長には当選3回の松本剛明「次の内閣」前防衛副長官を抜てきし、国対委員長には野田佳彦元国対委員長を充てる。20日の両院議員総会で了承され、新体制がスタートする。

 前原氏は当初、菅直人元代表に執行部入りを求めたが、菅氏は拒否した。鳩山氏は代表選では小沢一郎前副代表の擁立に動き、断念後は菅氏を支持していた。鳩山氏の幹事長起用は代表選で争った実力者にも配慮し、前原氏が目指す「挙党体制」を築く狙いがある。

 鳩山氏以外の執行部メンバーは、代表選で前原氏を支持した若手・中堅グループから選ばれた。松本氏は財政・金融が専門。17日まで「次の内閣」防衛副長官を務め、同長官だった前原氏と仕事をともにした。野田氏は2度目の国対委員長就任となる。特別国会の召集が21日に迫っているため、経験者の野田氏が充てられた。

 このほか、幹事長代理に玄葉光一郎前選対委員長を起用し、その後任に安住淳前政調副会長の就任も決まった。

 前原氏は18日夕、党本部で鳩山氏らと会談し、今後の対応を協議した。前原氏は同夜、小沢氏に代表代行就任を要請する考えを記者団に明らかにした。19日以降、正式に要請する。【宮田哲】
毎日新聞 2005年9月18日 21時04分 (最終更新時間 9月19日 0時45分)
TITLE:MSN-Mainichi INTERACTIVE 政党
DATE:2005/09/19 15:06
URL:http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20050919k0000m010084000c.html
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