なんJ選手物語3



ドッグス野手

+ 椎名
椎名はなぁ、平均的な能力のせいで森田や藤代、柳沢etcに憧れられたりすることがようあった。
しかし、椎名は平均的という言葉が嫌いだった。
それは、少年の時代からで、椎名はその時から平均的な能力を持ってたんや。
少年椎名は上位打線においてもらえてとてもよろこんどった。
でも椎名はその理由を聞いて愕然とした。
「お前は平均的な能力やからとりあえず何でもできるから1番打者や」といった。
その時からや、平均的がいやになったのは・・。

何か練習してとにかく何かを8にしようとしてトレーニングをした。
しかし、椎名は「7」という壁は越えられんかった。
で、ファンには「今日のブシューンすごかったですね、オール7だからできるんですか??」
って聞かれた。もう椎名はプツンときよった。

椎名は開き直った。もう何が何でもすべてを7にしてやろうと・・。
まずは、捕手守備を鍛えることにした。
もともとセンスはあったため7までは早かった。
で、西尾や、来生、古川、佐久なんとかさんetcに追いついた。 
試合のときマスクを脱いだのを見て片倉やなかったから、もうみんなびっくりや。
次は投手トレーニングをした。やっぱりセンスはあったためオール7になりよった。
こっちのほうがもっとびっくりや、内野守っとった思ったら捕手してて次は投手なりおったからな。
ずっと、投手のトレーニングをしてきた森川、臼井、田中を能力で抜いた時には、ちょっと命を狙われかけたりもした。

でも、象の、羽田は抜かれんかった、能力に8があったからな・・。
椎名は本気でトレーニングをした。でも、やっぱり無理やった。
なんで俺は平均的なんだろうととても悔やんだ。

そこに、隼のムードメーカー柳沢が来て励ましおった。
「椎名さんだけに、とてもおしいな」って・・。
椎名は、もう聞いてなかった・・。

今年は、なにか一つを鍛えると吉や。多芸は無芸って言うやろ。

+ 片倉
片倉は球界の誰もが認めるほどのイケメンや。
それで、犬神監督の娘さん、姫子さんの心を奪ってしまったんや。
二人は誰にも内緒で付き合ってたんや。もちろん監督にも内緒や。
でも、姫子さんは絶世の美人やし、片倉もそれに負けない色男や。
それはそれは華やかなカップルやった。
二人でホテルから出てきたところを、鮫の親会社である某○○新聞に撮られてしまったんやな。
これで二人の関係が監督にばれて、片倉は大幅減俸処分となってしもた。(1億5千万→9百万)
今年はスキャンダルに注意や。

+ 片倉ver2
スカウト「あんまパッとしない選手だなー。乙。」
うう。やっぱり俺にプロは無理か。

あっグローブ返さなきゃ。「これどこに返せばいいですか?」
偶然にも片倉が話しかけたのは親会社の社長やったんや
社長「ほうほう。youもプロきちゃいなよ」
片倉「えええ(意味わからん)」

+ 久我
久我はなぁ、巧打は負けてるけど、脚力で勝ってる久野にすごいライバル心をいだいとった。(名前も似てたからよけいな^^)
それで、最初のころは、脚力で勝ってるからいいか、と思っとった。
しかし、ある日のファルコンズ戦、久我は真芯でとらえてセカンド谷野の頭を超えライトに思いっきり飛ばした。
久野に二塁打を見せたろうと思って自慢の足で思いっきり走った。
じゃ、久野もその気になって思いっきり投げよった。
すると、すごいスピードで飛んできた球は久我がまだセカンドまで距離があるうちにショート金杉の手に入っていた。

その時から久我は思った。俺も何か鍛えようと・・
バントヒットは、昔から苦手やったし第一打撃能力は今のままでも十分やったから余計な手を出して、スタメンの座から落ちたくなかった。
得意なのは脚力だが、何か微妙で毎日走り込みを続けていたが、これ以上増えなかった。

「そうだ、攻撃時は勝ってるんだから守備を鍛えて追い付けば、俺の勝ちだ!!」
と気づいた。

それから、毎日練習が終わってから遠投練習もやった。(コントロールは若干悪くなったが・・)

それで、ファルコンズ戦。久野を刺そうと狙っていたが、久野は足が遅いのをわかっていたので、狙ってこなかった。仕方なくターゲットを、丸居に変えライトに飛んでくるよう、ひたすら天に祈った。
その祈りが通じたのか、ライトに真芯で飛んできた。
待ってましたと、ボールを追いかけ遠投練習の成果を見せるべく思いっきり飛ばした。
す・る・と

いつも通りの球がいつもどうり香田のグローブに入ったころには、もう余裕で丸居はセカンドについていた。

久我よ、なんでも叶うと思ったら大間違いだぞ

今年は、そうドラマチックには物事が進まなさそうや、みんな期待させてゴメンナサイ

+ イソンビン
実況「1アウト、ランナー1、2塁のチャンスでイソンビンに打順が回ってきました。」
実況「ピッチャー里村、第1球を投げました。」
実況「あーっと、140km/hど真ん中のストレートを併殺打にしてしまいました。」
今年はチャンスを潰してしまう年になりそうや。

ちなみになんJではこのことをこうまくし立てたそうや。

ドッグス打者:イソンビン        シャークス投手:里村
┌─┬─┬─┐
│  │  │  │
├─┼─┼─┤
│  │●│  │
├─┼─┼─┤
│  │  │  │
└─┴─┴─┘

球種    球速   コース   結果
●1 ストレート 140km/h 真中中央 ゴロ(二併打)
                        [ 併殺打 併殺 ]

ちなみにイソンビンがスタメン落ちするようになったのもこの頃からだと言われてるんやで。

+ イソンビンver2
イソンビンは日本に来て一年目は大活躍やった。しかしな、二年目は苦手な横変化球ばかり投げられて散々な結果やったんや。
そして二年目の後半戦直前についに4番から落とされたんや。かつての韓国リーグの偉大なスラッガーや。四番から落とされることだけでも屈辱やった。
6番・ファースト・イソンビン それでも貴重な大砲としてスタメンは死守できてたんや。

しかしな、今のドッグス見てわかるやろ?マイケルさんの登場や。
多少ミートはずしても打てる、一発も打てる大当たり外国人。すぐさまスタメンや。
代わりに誰がスタメン落とされるかって、打率が悲惨だったイソンビンしかおらんかった。
その年からはベンチ生活や。確実性が低いから代打ですらめったに出してもらえんかった。
さらに来日からの年俸6億円もあって周囲から「6億円の置物帰れww釜山港に帰れwww」ってボロクソ言われだしたんや。

彼自身もさすがに危機感を覚えてきたんや。そこでコーチに自ら志願して毎日特打ちしたんや。
相変わらず横変化には弱く、練習でもブンブン振り回すだけやったが、当たった時はとんでもない勢いの打球だった。
コーチは「お前は横変化を当てようとばかり考えて、ボール球まで振っとる。横変化の見極めを磨けば無駄な三振は減るはずだ。」って言っとった

そこでキャンプではそこに徹底、
オフには日村、野々垣、堀田と自主トレ
横変化と、ボールの見極めを集中して特訓して、横変化の変化具合の見極めがかなり上達したんや。

そして、春キャンプも終わりオープン戦が始まった。
一試合目、代打や投手はいきなり横変化得意な里村やった。
里村「なんだ、こいつなら適当に曲げときゃ自動アウトじゃん」ってな、ナメきっとった。
だが鍛えた選球眼と里村の微妙な制球力でフルカウント。
里村が最後にMAXシュート投げてきたんだが、しっかり見て四球や。
チームはそれをきっかけに逆転しおった。

二試合目、七番レフトで出場やった。
投手は湯川や。ここでイソンビンは真横カーブの変化を読みきって芯に当てたんや。
普通なら平凡な外野フライだがまたも持ち前の力でフェンス直撃やった。
三試合目以降も一発はないこそ、普通の打者並みの打率にならんどった。そして数年ぶりに開幕スタメンをゲットしたんや。外野ができたのが幸いやな。


開幕戦、雑賀vs野々垣で投手戦や
三回裏2-1でビハインド、1死一、三塁。
イソンビンが打席や。一打席目はシュートを捉えるも左飛だった。
しかしファンによぎるのはゲッツーや。昨年までが物語るからな。
雑賀は四球ほどカーブで攻めてきたんや。しっかり見極めてカウント2S2B。
四球目は小さい小さいシュートではずすボール球
イソンビンはなんとこれも見切ったんや。フルカウント。


緊張の中最後に雑賀が投げたのは....

タイミング外しも兼ねてMAXの直球やった。


忘れとるかもしれんが、苦手なのは横変化や。直球は打てるんや。
イソンビンの反射神経がしっかり反応したんや。


ブシューン!!!



サヨナラ3ランや。磨いた選球眼と健在の長打10のパワーで彼の復活を開幕で見せつけたんや。

復活の大砲・イソンビンの新たなスタートや





(尚このゲーム、どんだけ扇風機相手でも直球ばっかり投げんほうがええで..)



+ 来生
九回裏二死満塁1-0、一発逆転サヨナラの重要な場面で、貧打で有名な八番捕手来生に打順が回ってきたで。
相手投手はシャークスの大エース南方で、来生を抑えれば完封勝利、そしてシャークスのリーグ優勝が決定や。
しかしベンチ裏では最近上り調子のヘンドリクスがフルスイングでバット振り回しとる。
野良岡コーチは「ここは代打ヘンドリクスで逆転サヨナラ満塁ホームランっしょ、監督?」と言う。
でも犬神監督は、来生の肩を叩いてバッターボックスへと送り出した。
「行ってこい。来生。男見せたれや。」

来生はバッターボックスへと向かった。観客からはヤジが飛ぶ。
「なんで代打出さへんねん。犬神クビじゃ」
「来生なんか三振するに決まってるやろが。この迷采配が犬神クオリティー」

しかし来生には、そんなヤジなど耳には入らへんかった。
バッターボックスに入り、昔のことを思い出しとった。
実は、来生と南方は高校時代のライバルやった。
県大会の決勝で、最終打者来生は南方に三振に打ち取られて甲子園を逃した。
そのときから南方は、来生にとって遠く叶わぬ存在となってしもた。
でも来生は今、10年越しの夢を叶えるために打席に立ってるんや。
これは、男と男との一騎打ちなんや……!

来生はバットを構えながら、南方の目を見た。
南方も、来生の目を見た。
二人はしばらく見つめあった。

南方は振りかぶって、力一杯ど真ん中に剛速球を投げ込んだ。
来生は思い切ってバットを振った。
来生はヒッティング能力だけには自信があり、それが唯一のとりえやった。
来生はボールを真芯でとらえた。

打球はショートヴェラスケスの頭上を越えて左中間のフェンスに当たる。
二塁ランナー佐田がホームイン。ドッグスのサヨナラ勝ちや。
打たれた南方はマウンドから天を見上げて男泣きしとる。
来生は二塁上でガッツポーズ。10年越しの夢を、ついに叶えおった。
そして南方に向かって言った。
「お前の球、めっちゃ速かったで。10年前よりもずっと」

今年は、諦めかけた昔の夢が思いもよらない形で叶いそうや。

+ 佐田
犬佐田が陸上競技に転向してカール・ルイスの9秒58を超えおった。
記録はなんと8秒55。さすが佐田8秒台の化物や。超人や。
と思ったらトカゲ倉科に抜かれおったで。記録は7秒13。もはやスーパーサイヤ人や。瞬間移動しとるわ。
今年はライバル出現の予感がするで。

+ 綱島
守備時にフェンス直撃してボールを捕ったときに大怪我をしおった。
全治は半年、今シーズンは絶望的になっとるわ。
今年は大怪我に注意が必要や。

+ ヘンドリクス
昔はなぁメジャーリーグで年間50本ホームランを打ってて年棒も10億円だったアレックスロドリゲスもビックリの選手だったんや。
それで鳴り物入りでドッグスに入団してイソンビンを遥かに超す打率でファンを魅了したんや。
けど自分が入って来た時まだ若かったマイケルを指導しているうちにいつのまにかマイケルに4番を奪われていたんや。
そんでヘンドリクスはエース深見の代打でしか使われなくなってしまったんや。

けどこのあいだのシャークス戦では1アウト満塁で大魔神南方からサヨナラ逆転ホームランを打ったんやで。しかも南方の渾身の180kmのストレートやったんや。もう南方もヴェラスケスもシャークスのファンもみんなヘンドリクスのことを讃えたんや。ヒーローインタビューでの男泣きではドッグスファンもみんな大泣きやった。

今年は周りの人間のありがたみを知る年になりそうや。

+ マイケル
攻撃では長打8しかないのにサザーランド並にHRバカスカ打ちまくるのに、
守備じゃファーストフライから三塁の佐々木にタッチアップされて点取られるほどの弱肩や。
今年は守備力を問われる一年になりそうや。

+ 小林
コーチ兼捕手、小林 明浩。
彼は25年プロで頑張ってきた。
だが、20xx年で引退。体力が年が過ぎる度に落ちてきた。
彼の25年間は、決して無駄ではなかった。その25年間をふりかえった。


最初は打てるキャッチャーと期待されエレファンツに2位指名。
ところが蔵野&西尾が入団したため滅多に使われなくなり
トレードでファルコンズに入団。 

時々代打で出場。だがスランプに陥り戦力外通告。
その後、モンキーズに入団。 

まともに監督が起用してくれたためプロ14年目で
国内フリーエージェント権獲得。使用するとドッグスが声を掛けてくれた。
猿の監督にお礼を言うとドッグスの球場に向かっていった。

ドッグスに入った時点で34歳。
捕手コーチが不在でドッグスは困ってた。そのタイミングで小林は入団しおったんや。
そこで捕手コーチに相応しいのが小林となりコーチ兼任選手になった。
入団した年、ドッグスはリーグ優勝、CSも打ち破り
日本シリーズ最終戦の六反田とのバッテリーを組んだ。
みごと3者三振に仕留めおった。
悲願の日本一を達成。
その後チームの来生、片倉ににいろいろ教えてやったりした。でも小林明浩、45歳。
体力の衰えを原因に引退。そして、そのシーズンの最終戦
9回裏3-3で同点、しかも2死満塁。

『9番、ピッチャー、深見恭兵に代わりまして、小林明浩』

一気に球場はどよめいた。
そして、3-2 フルカウント、相手はリザーズの渋谷。

ビシュ    

カキーン!!


そのままスタンドイン、代打サヨナラ満塁弾となった。

そして、ファンも一部泣いていた。

小林「今日は小林明浩の為に来てくれてありがとうございます。
   私は体力の衰えを原因に引退します。25年間、ありがとうございました!!!」

この満塁弾でドッグスはリーグ優勝が決まった。

だが、小林はコーチとしてまだ残るつもり。

今年は奇跡が起こる年になりそうや。

+ 堀田
堀田はドッグスの第57代4番や。
本塁打王こそ取れへんかったが10年連続20本塁打を記録するなど長年ドッグスを支えてきた。
今は若手が台頭してスタメン出場は減ったが、代打では豪快な打撃を見せ続け、守備練習も怠らない。まさに選手の鏡や
ドッグズ一筋21年の男は今期も全力でプレーする。

ドッグス投手

+ 比嘉
比嘉は社会人リーグでの活躍が犬神監督の目に留まりドッグスに入団。
開幕一軍で先発ローテ入りしおった。
一年目は10勝3敗防御率2.46で新人王。

弱小チームドッグスに彗星のごとく現れた比嘉。
二年目は開幕試合先発投手を務め若きエースとして君臨。
カーブが良く曲がり直球も最速158kmを記録。

しかしドッグスが優勝争いに絡むようになると
比嘉は次第に攻略されはじめ
チャンスで打たれる場面が続く。

クライマックスシリーズではコントロールの悪さが目立ち
レノン郷野をフォアボールにした後
フォークがゲージ九割でゴンザレスに被弾。

それでも犬神監督は三年目もエースとして比嘉を使い続ける。
ファンからは野々垣を使え深見を使えと怒鳴られる。
比嘉は監督の期待にこたえられず8勝9敗。

なぜか2000万円アップの1億円でファンからは年俸泥棒のあだ名がつけられ
そして今年は四年目。
エースの名を懸けた正念場となりそうや。

+ 比嘉er2
犬神監督はな、それでも開幕投手を比嘉に任せたんや。

しかし、応えることが出来ず比嘉は4回途中KOや。
比嘉はなベンチに呆然と座り涙したんや。
そこに犬神監督が比嘉に語りかけよった。

「比嘉、エースとはなんや?」

比嘉は分かりません。そう答えたんや。

それから犬神監督は比嘉を敗戦投手として起用。
比嘉はインハイをどんどん攻めるようになってな、結果を残しよった。

最終的には15勝。エースに返り咲きよったんや。
そして、日本シリーズ。先発予定の比嘉に犬神監督は言った。

「比嘉、エースとはなんや?」

比嘉は

「逃げないことです。」
そう答えよった。

今年はその事を忘れないようにしないといけない年になりそうや。

+ 日村
先発深見、中継ぎ野々垣、抑え六反田で、最終回六反田がバテよった。
やっと使ってもらえると思ったら、比嘉が出よった。
今年は実はもう一人いたってことに注意や。


と思ったら使ってもらえたけど、敬遠要員やった。
それでも、とりあえずよろこばなあかんぞ。

+ 六反田
まだ高校生だった頃な、六反田はファルコンズファンやった。
特にその頃からの不動のエース、雑賀の投球にずっと憧れを感じとった。
雑賀さんみたいなピッチャーになりたい! ゆうてな、他では敵いっこないからひたすらフォークを磨きよったんや。
朝から晩まで壁目掛けてフォークを投げる日々を2年も続けると、
もう誰もチームに六反田の本気のフォークを取れるキャッチャーはおらん事なってしもうた。

そんな六反田がドッグスのスカウトの目に止まったんや。
フォークだけなら日本一や言われてな、ドラフト下位やったが憧れのプロの世界に入れたんや。

プロ入りしてから六反田はパっとせんかった。何よりキャンプ初日で30球肩どころか10球肩なんがバレてしもうての、
いくらフォークが凄くとも、それだけで食ってけるほどプロは甘くなかったんや。
それで六反田は思ったんや。雑賀さんみたいなストレートがあれば抑えでやってけるんやないかと。
毎日毎日、壁に向かって夜中まで投げ込む日々が始まったんや。

プロ入りしてから5年も過ぎた頃、六反田は一軍でも投げさせて貰えるようになっとった。
でも抑えとしての評価はまだグランどころか町田・南よりも低い有様や。
このままじゃアカン、そう思った六反田は、裏ルートから手に入れた怪しいクスリを使いよったんや。

一夜にして上腕二頭筋が二倍くらいになりよった六反田は、ブルペンに入ると目にも止まらん剛速球を投げよった。
ネットまでぶっ飛ばされた小林を見てのう、これならイケる、雑賀さんにも負けないストレートや。
そう自信を付けよった六反田はその年50Sも挙げてセーブ王に輝きよった。10球しか持たん肩でも、三者三振で大抵終わりや。
長年抑え不在やったドッグスの救世主や、そう騒がれて年俸も300%アップしよった。

やけど、悪い事は出来んもんや。翌年のオープン戦、調整がてら投げた試合で、六反田の腕に違和感が走ったんや。
見ればユニフォームが血まみれや。筋肉が耐え切れんで破裂しとった事に気づいたのは病院に行ってからやった。
そのときの六反田は痛みも感じんかったんやな。当然今季絶望と診断された六反田は、
気が抜けてしもうて毎日病院のテレビで笑点だけを楽しみに生きるようになってしもうたんや。

ある日、病室に雑賀はんが訪ねてきよったんや。
憧れの人とのご対面や、六反田は今の自分を恥ずかしく思ったんや。
雑賀がな、ストレートで負けるかもしれん相手に会ったのは初めてや、そう言うとな、
六反田はクスリに頼った自分が情けなくて仕方なくなってきよった。
次に球場で会うときは、自分の力で雑賀さんを抜いて見せます、そう、心に誓いよった。

その日から毎日、腕を包帯で吊りながら川原を走り続ける六反田の姿があった。
いつまでも10球肩じゃアカン、先発として雑賀はんに並ぶような剛速球投手じゃないとアカン、
そう言い聞かせて走りこみを続けたんや。ブルペンに立てないのも、走りこみを続けられたから苦には感じんかったんや。
ドッグスの真のエースが誕生する前夜の話や。

今年は地道な努力が実力に繋がる年になりそうや。

+ 野々垣
野々垣はな、針の穴を通す制球力が最大の持ち味なんや。
しかし、長所は短所でもあるんやな。

ある試合で、『たまたま』失投してしまってな、それが審判の股間に直撃したんや。
審判からは退場処分。野々垣の制球力は絶対だったから悪意があったと判断されたそうや。

なんでも『たまたま』に当たったそうやで。

今年は『たまたま』に注意しないといけない年になりそうや。

シャークス野手

+ 生駒
生駒 洋。
彼は小さい頃から野球をしていた。
甲子園ではなかなか活躍しており、
遂には念願のプロ野球選手になりおったんや。
高校生で指名を受けおった。
でも、悲劇はそこからやった。
シャークスに1位指名を受けた。
入団会見では
「念願のプロ野球選手になれました。
 一日でも早く生駒洋を知ってもらえるように
 がんばります。よろしくお願いします」
といってた。一日目から張り切って球団に慣れようとしたら
かなりひどかった。南方、ゲイナー、サザーランド、ヴェラスケス以外は
部屋がかなり狭い。生駒は期待されてる新人とか言われとったから
部屋は普通だった。
........何なんだこの差は...とか思いつつ1年目から
一軍レギュラーをつかみ取った。
でも、プロの世界がとても嫌になった。
なぜならチート4人と他との扱いが違いすぎるし
監督は暴力振るいまくりだし、オーナーはケチだし。
一年目のシーズン最終戦にデットボールを食らった。
後頭部に食らったんや。それでも監督は心配すらしない。
おかげで野球能力はがた落ち。次のシーズンは棒に振った。生駒は思わず2軍球場で
「もう耐えれない...こんなのプロじゃねーよ!ふざけんな!!!」
とさけんだ。すると、ヴェラスケス、サザーランド、南方、ゲイナー以外の皆が来て、
「やっぱりか、君も俺らと同じだ」と言われた。
「おまえも、このチームに耐えられなくなったな。ちょっと来てくれ」
なんだろ?と思ってついていったら...とても広いトレーニングルームがあった。
世間をぎゃふんと言わせるためにトレーニング場を球団に内緒で建設したらしい。
そこでトレーニングしてたらいつの間にか皆強くなってた。
そこから生え抜きたちの逆転劇が始まった。
まず監督はクビになり少しマシになった。
次にはあまり成績の良く無くなってきた南方はFAでドッグスに行った。
さらにはゲイナーが退団。最近メジャーで活躍し始めた。
ヴェラスケス、サザーランドがドーピング発覚。生駒はかなり強くなってた。
チームはかなりまとまりの良いチームになった。
生駒は
「これからシャークス全盛期を作ります!
 外人などに頼らず団結力で
 良いシャークスを作っていきます!」
とか言ってたんや。
今年は大逆転劇が起こりそうや。

+ ヴェラスケス
ヒット量産で今年は幸運と思いきや、ある試合で彼の打球がフェンスに激しく直撃し、フェンスが粉々になって、5000万の弁償金が請求されてもうた。
今年は調子に乗りすぎないように注意や。

+ サザーランド
サザーランドが軽くホームランを打ったところボールが人工衛星「きらり」と衝突し墜落。
NASAから賠償金として20億を請求されてしもたわ。
今年は器物破損に注意や。

+ ゲイナー
ゲイナーが男とキスしとる写真をマスコミに撮られおった。
今年はゲイ疑惑に注意や。

+ 中台
中台はな、昔は小学生のころは全能力がオール9やったんや。
当時は「天才が現れた。」だの、「10年に一度の逸材。」だの言われれてたんや。
それがな、中学生のころ、中台は交通事故にあって、片足をなくしてしまったんや。
しかしな、それでも中台は野球をしたかったんや。
まず、退院すると、少し鈍っていた上半身のトレーニングをしたんや。
そのあと、義足をつけ歩き、ついにはそんじょそこらの奴らよりも早くなったんや。
高校に入ると野球に打ちこんだんや。
しかし、徐々に他の人に差をつけられていったんや。
それでも中台は諦めんかった。
毎日毎日、諦めずにヒッティング練習をしたんや。
こうしてやっと、レギュラーの座を手に入れたんや。
そして高校三年の夏、
チームは甲子園決勝まで進んだんや。
最終回、二死満塁でバッターは中台、試合は4-5で負けとった。
投手は比嘉や。三塁に山川がおった。
中台は比嘉のマックスストレートを外野に運び、ツーベースでサヨナラや。
そしてシャークスに入団したんや。
しかし外人三人・南方という壁がいたんや。
それでも中台は、ヒッティング能力を鍛え続けたんや。
やがて、外人三人と南方は出て行き、
生え抜きの黄金時代が始まったんや。
どんなことがあっても負けてはいけん、いけないんよ。

+ 藤代
藤代はなぁ、ドックス椎名にあこがれて野球をしとったんや。しかしもう年なので、成長はあまり期待できなかった。
高校でもあまり才能がなく、とりあえずまあまあの成績を出しとったが、プロからみると微妙だったから、どの球団からも声はかからんかった。しかし、スターの年俸が高額すぎて内野手を放出しすぎてもうたんや、
そこで内野ができるしあまり年俸を食わん藤代が目を付けられたんや。
藤代はシャークスには入る気はなかったが、プロになるにはそこしかなかったため仕方なく入ったんや。
しかしシャークスは入ったら最後、スター選手たちは練習場を広々使うのに対し、生駒、藤代、青柳など他の選手たちはほとんど練習場を使えなかった。
チート4人以外の皆で、「このチームは何なんだ」と叫んだ。そして広いトレーニングルームをこっそり建設してそこで練習を積んだ。
そしてみんな強くなった。
それと同時にサザヴェラはドーピング発覚、南方の移籍ゲイナーの退団により藤代の出番も増えた。そして、椎名と打撃力はほぼ互角まで成長し、内野守備力も互角まで成長した。
もっと追いつくために、外野守備も練習した。だが、得意の内野守備と、筋トレも忘れずに練習した。
そして、椎名を抜くためにも捕手も練習した。
そして、オール7の椎名を抜く選手に成長したと思ったが、内野守備の処理とバウンドが以前より少なくなったことに監督が気付いた。
そうだったのだ、オール7と思っていた能力が肩と、内野守備が8だったのだ。

そして、セカンドにきた、レノンの真芯を猛ダッシュでキャッチしファーストにパスでアウトにしたんや。
そのときのMVPのコメントでこんなことをいったんや。

「あこがれの椎名さんを抜くことができました。この守備力になれたのもこのチームのみんなのおかげです。本当にありがとうございました。椎名さん、もしよければこの私を抜いてみてください」といったんや。

違うことをしだしても、もともとの事ももとりあえずやっとけば、なんかいいことあるで~。
芸は身を助けるや。

+ 仁科
大塚はなぁ、生え抜きの中でもそれなりにええ選手やった。
打撃もそこそこ打てるし、守備もそこそこできてな、スタメンでの出場も多かったんや。
でもな、一回不振でまったく使ってもらえなくなったんや。
そこで大塚はな、まずはヒッティング練習を積もうと決意したんや。
      • でもな、練習に身が入らなくてな、ヒッティングは一向に上がる気配もなかったんや。
ちょっと練習がマンネリ化しとったんやな。
でもな、ちょうどその時、大塚に結婚の話が持ちかけられたんや。
大塚はうれしくてうれしくてすぐ承諾してなぁ、結婚が成立したんや。
そしたら大塚は心身ともに充実したみたいでなぁ、練習に以前より真剣に、苦にすることもなく取り組んだんや。
そしてある日、大塚はな、自分の打撃が良くなったことを実感したんや。ヒッティングは5から7になっとった。それだけやない、巧打力も足も7から9になっとった。
それ以来な、気分一新、大塚は登録名を仁科に変更してな、毎試合スタメンで出場しとるんやで。

ちなみに仁科は21歳やで

+ 立原
黄金期はヘンドリクス並の打撃力と選球眼でシャークスに必要不可欠な存在やった。
しかし今年で39歳。衰えも激しく、スタメンどころか代打にも出されへんくなってもうた。
しかし立原はまだ引退はせえへんねや。

なんでかと言うとな、
立原はまだ望みを捨ててないんや。
今も必死に素振りや筋トレ、走り込み守備練習etcを続けておる。
年下選手から馬鹿にされても望みは捨てへんかった。

そして2年後...年間1試合も代打に出えへんで引退したんや。
いくら頑張っても「時すでに遅し」の場合があるで 今年はそれに注意が必要や。

シャークス投手

+ 南方ver1
南方が完全試合。南方が固め打ち。南方がゲッツー。南方がMVP。南方がメジャーデビュー。
南方が首相に就任。経済が右肩上がり。
南方がノーベル平和賞を受賞。南方が戦争終結。そして世界が平和になった。南方 is forever。
今年は凄い事がやれそうや。

+ 南方ver2
南方は生まれた時からすごかったんや。
まず、生まれたときから立つことが出来たんや。
それから、二時間後に10ヶ国語をマスターしたんや。
1歳頃には、ふらっとメジャーリーグのマウンド行って強打者を三者凡退に抑えおったんや。
しかも二塁カバーでちゃっかりゲッツーもぎとって、お母さんに自慢してたらしいんや。

ベビー南方「母上。メジャーでマイケル、カラーゾ、サザーランドを三者凡退に討ち取ったのでごじゃる。褒めてくりゃれ」
   母上「南ちゃん偉いわねー」

なんて会話はザラだったらしいんや。

今年は内に秘めたる才能が開花しそうな予感や。

+ 里村
昔な、鮫は金もなければ戦力もない弱小チームやったんや。
その頃里村はエースやった。信用できないバックに貧打の打線、
毎年15敗はしよったが、それでも鮫が勝てるのは里村が投げたときくらいやったんや。
いくら打たれても援護が無くても、ファンはみんな里村を応援しよったんやで。

それが、鮫が9800万円で某新聞社に買収されてから一変してもうたんや。
現役メジャーリーガーのサザヴェラは取ってくるわ、象からゲイナーを強奪するわ、
極めつけは南方のFA獲得や、これで里村は一気にエースの座から陥落しよった。
挙句の果てには新しいファンに出れば負ける糞投手とか言われるようになってのう、一時は引退を決意したんや。

南方の唯一の欠点はスタミナでのう、その年、鮫はクライマックスシリーズの最終戦まで行きよったんやが、
同点で迎えた最終回、ついに南方のスタミナが完全に切れよったんや。この時点で席を立ったファンの数も結構おったんやで。
里村は頑張って投げよったんやで、でも、結局ヘンドリクスにサヨナラホームランを打たれてしもうたんや。
里村はベンチの裏で泣きよったんや。ファンからブーイングは受けるし散々やで。
それで監督の鮫田はんの所に行って、もう野球やめたいとぬかしよったんや。

したらな、監督はん、こう言いよったんや。
「なあ里村、お前で終われてよかったよ。昔からチームを支えてきたお前がやめるなんて、そんな寂しい事言わんでくれるか」
肩を落としてバスに向かう里村にな、昔からのファンは変わらず声援をくれたんや。
それを見てな、里村、もう一度頑張ってみようと思ったんや。
後の南方とのダブルエース体制が出来る始まりやな。

という事で、今年は今までの苦労が報われる年になりそうや。

+ 里村ver2
里村は生え抜き組のエースや。
鮫使う人も南方より里村先発の人のが絶対多いやろ?

そんでな、生え抜き鮫vsデフォルトオーダー蜥蜴っちゅー試合があったんよ。

試合は渋谷対里村の投げ合いで進んで行ったんや。
両方20球でスタミナ切れるやな。

初回は0-0のままや。
しかし2回の表、青柳の三安をきっかけにバント、バントで2死三塁のチャンスや。

そこでトップバッター大津に打順が回ってきた。
大津は迷うことなく初球を振りぬき、見事先制タイムリーや。

その後、藤代・中台・生駒に連打が出てこの回一挙3点を奪った。

その裏、里村はガルシアにヒットを打たれても梶山・脇坂・西森を打ち取って無失点で切り抜けた。

3回表、追加点がほしい場面やったが相手渋谷のフォークがことごとくいいところに決まり、三者凡退や。

さぁいよいよ大詰め最終回、球数に余裕はまだあった。いける。里村は確信しとった。

まずな先頭打者は渋谷や(なぜ代打出さないのという質問はCPU相手だと思ってください)
渋谷は気力で左中間の真ん中にヒットを放った。。

しかし次打者の倉科に右中間二塁打を浴びてしまった。
そして粕谷にもいやらしく三安を打たれて 無死満塁のピンチや。

しかし、監督は里村を代えんかった。次は今日芯にあたってない桐野やったしな。横変化が一番大きいエースの心意気に賭けとった。

しかしここで桐野の本髄・カット戦法が始まった。連続でカットカット。ボール球は見極められ、里村はスタミナが切れていたが、このとき捕手・古川は心に余裕があった。

「ここまでカットしてるのは狙ってるんじゃなくて、ただ単に芯に当たんないだけじゃないのか」
打たれる心配はない!どうせ次はカットできない球数に来てたからな、内野ゴロで打ち取れる。
そう思ってたんや。

そして自信を持って投じたカーブ。
監督は目を閉じた。「ゴツン」という鈍い音が聞こえてきた。
よっしゃ内野ゴロや!よくやった里村!そう思ったその時・・

打球は二遊間を抜けて行ってたんや。

え?え?と思ってるうちに渋谷、二塁走者倉科が連続生還。
一気に3-2と一点差に迫られてしまった。
一死一・三塁。

里村はうなだれとった。

詰まりながらもセンター前っていうアレや!経験者の方はわかると思うが。

あわてて大平に代えてガルシア敬遠、梶山は内野ゴロに打ち取ったがその時に粕谷が生還。
同点や。

脇坂は簡単に打ち取って、結局引き分けや。

勝てる試合を落とした・・里村は試合後、自責の念に駆られとった。
古川も、里村を代えんかった監督も、みんな茫然自失って感じやった。

情に惑わされて采配誤ったらいけんよ!勝てる試合も落とすことになるからな。

勝率いい人はきっとその辺もしっかりしとるんやろなぁ。


+ 澤井
不愉快に思う点や意味不明な点が所々ありますが大丈夫という方は読んで行って下さい

 『ようこそ、裏野球世界へ』
シャークスの抑えの澤井伸之25歳はふと気づく
目が覚めると、なぜかいろいろおかしい空間にいた。
「あなたは今、元の世界では意識不明の重傷を負って病院に入院しています」
なぜだ...思い出せない
「人をかばって、車にひかれました。かばった人は助かりました。」
で、どうして俺はこの変な空間に居る?
「ここは裏野球空間です。ある一定以上勝利するともとの世界に帰れます。意識が戻ります。」
だからんで俺はここに居る?その...裏なんとかかんたらってやつに
「裏野球空間です。ここは野球が人生に関係してる人が来る場所です。」
よく見たら周りは野球してる。
『この空間で総合10試合勝つともとの世界に帰れますが
 1度でも試合に負けた場合...元の世界かにいなかった事にされ、消えます。』
...は?
つまり、あれか、野球でデスマッチって奴
『物わかりが良くて助かります。チームはこちらで自動的に決まってます。頑張って下さい。』
その後支配人に部屋を用意された。とりあえずベットで考え事をしていた。
「10試合ねぇ...考えたて仕方ないか。寝よう。」zzz

次の日、チームメンバー表を渡された。全員で16人。皆バラバラだった。
野球すらしないチームを引っ張って行けと言われた。でも、無理にも程がある。
『なんでんな事しなくちゃならねーんだよ』『嫌だね。なんでこうしなきゃ行けない?』
『一人でやってろ単細胞』『ぶっちゃけいいメリットはあるの?』
などと言われるし、野球の能力は最悪だった。
でもそんな最悪だったのに、澤井がふと言った

『勝たなければ消えるのか...どうなんだこっから先...』
と言うと皆は一斉に殺気がした。
その日は、皆野球以外の事をやめた。

元の世界では、澤井は1ヶ月経っても目が覚めなかったらしい。
救われた人は毎日見舞いの来てたらしい。
そんな事は澤井は知らなかった。

翌日
チームワークがなぜか良くなって行った。
消えてしまうってことは皆知らなかったのだなと思う。
俺は中継ぎだったが先発も出来るようになった。
1つ1つ、大事な物をつかむように頑張った。
皆で喜び、皆で悔しかったこともあった。
そして、努力が実り、いつのまにか9連勝していた。背水の陣の戦いだった。
10戦目。誰もこんな事になるとは思わなかった。
試合前に、支配人に呼ばれた。支配人がとんでもないことを言った。
『10戦目の相手はオールナインズ(全員全能力9)が試合相手です。負けたら...わかりますね?』
澤井「ちょっとまってくれよ!卑怯だろ!?」
『規定なので仕方ありません。試合は引き分けでも負けです。9回延長12回です。』
澤井「くっ...戻るにはそれしかないのか...」
『話はそれだけです。頑張って下さい。勝利したら自動的にあなたはここから消えて、元の世界に帰れます。』
プツン!
その事を皆に話した。
「まじかよ!?」「鬼畜」「プリンうめぇ」「おい、服にプリンついてるぞ」「うわぁ...ひでぇ...」
澤井『でもここまで頑張ったんだ、勝つぞ!』
一同『おう!』
お互い互角の戦いだった。
8回表に3失点した。
その裏の攻撃で2点返した。
最終回、満塁で澤井に回ってきた。
3-3で同点で、2死満塁だ。ベンチは投手陣しかいない。
フルカウントと追い込まれた。

ビシュ

カキーン!

そのままスタンドインした。俺らは勝利をした...

『このゲームをク ザザッ.. リアした為、元の世界に帰れ ザザッ... ます。さようなザザッ... ら...』

澤井は気がついた。
見覚えのある天井。そう、病院の病室だった。
ここ数日の記憶がない。というか俺は5ヶ月もねていたらしい。
あの事件は覚えている。変なとこで野球をしていた。
何でこうなったのかも分からない。
俺は人をかばったらしい。
そして再び、プロ野球選手としてここに居る。
ピッチャーマウンドに!
すごーい外人3人はドーピングがバレたらしい。
南方は相変わらずだ。でも前ほどすごい強くはない。
でも、あの出来事があったから俺は強くなれた。
俺はこれからもプロ野球選手として頑張る。

   おわり


コメント欄

これより前のコメントはコメント/なんJ選手物語3
  • なんや夢も希望もないで! - 名無しさん 2011-04-16 16:44:01
  • なんかこの頃、良い結果の物語が増えたようなので久我追加。 - 名無しさん 2011-04-18 19:35:26
  • 暫定復帰。 - 名無しさん 2011-05-04 23:38:32
  • もっと追加してほしいな~ - 名無しさん 2011-05-31 17:40:28
  • 里村2追加やで - ライジング 2011-07-03 10:18:23
  • 名作やな。せやけどスタミナ切れの里村はんを使い続ける勇気はわしにはないで!なんぼ相手のヒが4以下でもな - 名無しさん 2011-07-15 10:21:38
  • 南方は間違いなくメジャーで通用する貴重な選手ですな。 - 名無しさん 2011-07-30 14:08:13
  • 唯一の弱点はスタミナやけど、その後もベンチに下がらず鉄壁の守備を見せよるからな。打撃も合格やし - 名無しさん 2011-08-03 12:00:09
  • 鮫外人が適当www - 名無しさん 2011-10-02 16:10:37
  • わなら - 名無しさん 2014-07-04 00:05:03

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最終更新:2011年10月06日 19:12
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