アンケート
概要
雰囲気界隈(ふんいきかいわい)とは、主にSNS(特にInstagram等)において、顔全体を隠し、体の一部・影・逆光などを利用した「おしゃれな雰囲気」の自撮り写真を投稿する人々およびその文化を指す用語である。顔を鮮明に見せないことで匿名性とエモさを重視する文化の一つとされる。
ただし、Scratch内で「雰囲気界隈」と呼ばれる文化は名称を借用しているにとどまり、活動内容はInstagram等における本来の雰囲気界隈とは異なる。本人の自撮りはほとんど行われず、ネット上の画像をアイコン等に使用するケースが多い。
主な活動
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関係性を作る
- 絡みたい人のコメント欄で「絡みた」等と声をかけて交流する
- 「〇〇×△△」のような名前のスタジオを作成し、2人だけで会話する
Scratch内の雰囲気界隈の特徴
| 特徴 | 備考 |
| 特徴的な略語 | 「からみた」「すたうえ」「むかえ」等 |
| 語尾に「っ」を使う | 「フォロありですっ」等 |
| 実写のアイコンを使用 | ネット上から取得した画像が使われることが多い |
| 文字間に謎の空白を入れる | 「絡 み た っ」等 |
コミュニティーガイドラインとの関係
Scratch内の雰囲気界隈の活動がコミュニティーガイドライン違反にあたると指摘される主な理由として、以下が挙げられている。
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意図が不明確な関係性の構築
- 彼氏・彼女・メイド・ペット等の関係性を作る行為について、Scratch TeamのZa-Chary氏が2020年5月13日に「不適切なコメントだけでなく、『このユーザーは私の彼氏です』といった内容のコメントも報告することをお勧めします。ご指摘の通り、Scratchは出会い系サイトではありません。」と発言しており、事実上の禁止令とされている。
- 創造的な活動を一切行わない
- ネット上の他者の画像をアイコンとして使用する
- Scratchと無関係な会話や不適切なやり取りを行う
- スタジオ本来の目的(作品をまとめる場)と大きく異なる使い方をする
「すべての人々を歓迎する」の解釈
Scratchのコミュニティーガイドラインには「Scratchは、すべての人々を歓迎します」という記述がある。この「すべての人々」の解釈についてはScratch日本語化翻訳を長年担当するabee氏が「利用規約とコミュニティーガイドラインを守るすべての人々」であると述べている(*1)。
すなわち、利用規約やコミュニティーガイドラインに違反している場合は、この「歓迎」の対象外となりうるとも解釈できる。
Q&A
- Q1. 恋愛禁止はコミュニティーガイドラインに明記されているのか。
- コミュニティーガイドラインには明記されていないが、Scratch TeamのZa-Chary氏がフォーラムにて禁止と発言している。
- Q2. Scratchはコミュニティーサイトでもあるのではないか。
- Scratchはプログラミングや創造的な活動を主目的とするサイトであり、ハート・星・コメント機能はその活動を支援するための補助機能として位置づけられている。雰囲気界隈の活動はこの主目的に沿わないと指摘されている。また、コミュガには「すべてのScratchアカウントには現実の人が紐づいていることを忘れないでください」とあり、誠実さが求められていることからも、プログラミング活動を全く行わずに絡むだけの活動は「誠実であること」の項目に反するとする意見がある。
- Q3. コメント・いいね機能があるのだからSNSではないか。
- コメント・いいね機能の存在のみでSNSとは定義されない。サイトの本旨によって判断される。Scratchの本旨は「プログラミング・創造的な活動」であり、X(旧Twitter)やInstagramのような「人との繋がり・コミュニケーションを主目的とするSNS」とは異なる。
- Q4. プログラミングが苦手な人はScratchに関わるなということか。
- Scratch Teamはコードに限らずアートや音楽を共有することで創造性を育むことも奨励している。プログラミングが苦手でも作品を鑑賞・コメントすることは本旨に沿っており、それ自体は問題ない。問題とされているのは「絡むことだけを目的としてプログラミング・創造的な活動を一切行わない」活動形態である。
- Q5. 注意喚起活動はコミュニティーガイドライン違反にならないか。
- コミュニティーガイドラインには「不適切なものに反応するのではなく、「報告」ボタンを使ってください」と明記されており、違反を見かけた際に直接コメントで注意することはコミュガの趣旨に反するとされている。違反を見かけた場合は「報告」機能を使用するのが最も適切な対処法である。また、注意喚起を目的としたプロジェクトについても、その内容や方法によってはコミュガ違反に抵触する可能性があると指摘されている。