【所属】 |
神道 |
【名前】 |
先輩 |
【読み方】 |
せんぱい |
【種族】 |
神 |
【字名】 |
無し |
【元ネタ】 |
磐長姫命 |
【登場作品】 |
僕と先輩の惑星クラフト |
【人物】
EDGEシリーズ第1作「僕と先輩の惑星クラフト」ヒロイン。続編である「僕と先輩のウハウハザブーン」でも変わらずに登場。
住良木・出見の住むアパートのお隣さん…。
黒髪で巨乳、おっとりとした美人。
巨乳信仰の出見にとってはストライクゾーンど真ん中の逸材。
あらあらうふふ系よりは、あわあわあせあせ系(←?)。
彼女は人間ではなく、日本神話に登場する神の一柱。
だが作中終盤までその正体は明かされず、ただ項目名の通り「先輩」と出見から呼ばれている。正体が判明しても出見は「先輩」呼び。
「神としてはぎりぎりに近いランク」、「始め、神として存在できても、他者への権能を与えることが出来ない」、「元が神話の中で名前一回くらい登場して退場」と本人の自己評価は著しく低く、実際
神格は非常に低い。
続編では「ザコ神」と自称するほどだが、
思兼・八意からは「最強」とも言われる。
神格が低いため外への支配力も持たず、何もかも直接操作しなければならない。
バランサーからも「拝まれてもなにもかえせない、神という名前だけの単なる存在」とまで言われている。
テラフォームでも岩に関する権能を行使することで溶岩に覆われた惑星のごく一部を岩、つまり冷えた状態にし保つことが可能。
岩屋は彼女の権能を駆使して作り上げた神域であり、テラフォームにおけるセーフハウス扱いとなる。
その正体は富士信仰の浅間神社の主祭神としても祀られる神の一柱、木花之佐久夜毘売命の姉である磐長姫命。
国津神。
神話では姉妹揃って瓊瓊杵命に嫁入りするも、容姿の醜さから彼女だけ返されてしまい、結果人類は「長命」を得られずに短い寿命を得てしまった(意訳)というもの。
それら情報を元に顕現しているため、彼女に嫌われた存在は「寿命が発生する」。
磐長姫命の権能は、岩のように変わらない不変性…要は長命なのだが、ニニギが嫁入りを彼女だけ拒絶したため、その権能は手に入らず、人間は短命となった。
これらの逸話が顕現の際にごっちゃになり、短命化と長命化を司る爆弾のような神様になってしまったのである。
上記の寿命が発生するというのは正しくないが、短命化すると言っても人類にどれぐらい効果があるのか描写がないためわかりにくいと思い、そう説明させていただいた。
詳しい説明となると、先輩が拒絶した存在は「短命化」が施され、普通の人間にはあまり効果がない(かもしれない)が、基本的に人類はコールドねむねむ中で住良木しかいないこの作品。
登場する人物は神格はどうあれ、数千年前からいたとされる神々である。
そんな神々は不老だし、まず設定として死なない。
しかしイワナガヒメは、そういった背景を無視して、拒んだ対象を短命化させる。
これを食らったエシュタルは腕が風化してしまっており、数千年生きた神様が人間並みの寿命だった…という扱いになってしまえばそれはすなわち即死攻撃にほかならない。
要するに、相手の寿命に強制ロック、勝手に上限を設ける権能。
「数千年生きている」設定の神に、いきなり「あなたは300年くらいが寿命でしたよ」と言ってるようなもの。
この権能を好きで得たわけではないにも関わらず、彼女はコントロールできずあえてパートナーである住良木にも自分の神様としての名前を伝えていないのである。
奇行が多い住良木であるが、親愛以上の感情を向けている。つまりLOVEだよ君。
それもやや偏愛じみており、自分が加護を外して引きこもった天岩戸っぽい状況下で、住良木に江下が加護を与えてその場にいると知ると即座に江下の加護を外して自分の加護を上書きするくらい。
この作品とは関係のない話であるが、この時代の次、GENESIS時代を描いた作品である境界線上のホライゾンでは、とある人物の母親がイワナガこと磐長姫命であると終盤で判明した。
さらに言えば、そのキャラの父親は「エロにも理解のあるメガネ」である。メガネが本体扱いはされてないけど。
「母方の親戚との付き合いは無い」とされていたが、終盤においてイワナガヒメが母親の正体と判明したため、そりゃ付き合いはないわ…ということになった(神職とはいえ一般人に国津神が嫁いだら親父(大山祇)は怒るよねという話)。
が、そこからホライゾン完結後に発表された前時代、EDGEの作品のヒロインがまさかの磐長姫命で、主人公がメガネという。
「先輩と僕の惑星クラフト」はEDGEシリーズでも恐らく序盤の作品であるため、「神となった人類が争い疲弊して地球に戻ってくる」イベントを経由しGENESISに移行することを考えるとかなりの年月がかかるだろう。
テラフォーミングのために作り出した神が、GENESISにおいても引き継がれている可能性は考えられなくもないが、そうなると浅間の親父はただの人間では無くなってしまう。いやこの作品でも既にただの人間、ただのオスではないがそれは置いといて。
なお管理者が調べた限りでは、住良木・出見の名字である住良木は長野県にある地名であるようで、その長野県にも富士浅間神社がある。
そして出見という文字を名前に持つ神様として、火遠理命こと彦火火出見尊が日本神話に登場する。
ただこの神は母親が鹿葦津姫こと木花咲耶姫であり、磐長姫は火遠理命にとって伯母ということになるため関連性はあるものの、それぞれ微妙に遠い…
最終更新:2023年02月01日 11:41