背徳の塔 > ネザー空間 > ネフィリム

○背徳の塔
・堕天使達が住んでいる塔。別名「オクトパスタワー」とも言う。作中では殆ど「タワー」という略称で呼ばれている。
堕天した後にバラケルがセムヤザと共に冥界の力を借りて作り上げた物で、別名の通り冥界に住んでいた巨大タコの死骸が元となっている。
塔の周囲には「帳」と呼ばれる外界と内部を隔絶する壁があり、これによって長い間天界の監視の目を逃れてきた。
外壁にある7つの目は常に外部を監視しており「帳」の先にある天界を警戒している。
塔の入り口には堕天使達から話を聞いた人々によって作られたアークエンジェル達の描かれたステンドグラスが飾られている。
内部には7つの階層が存在しており、堕天使達はそれぞれの階層に独自の空間を築き上げ、そこで自らを敬愛するヒトや使役する獣、ネフィリム達と共に暮らしている。

また、塔の内部は外部とは違う大気で満たされており堕天使達はその内部でしかヘルメットを外すことができない。
塔の周辺には堕天使のもたらした恩恵を受けた人々が広大な街を形成しており、記念日や特別な事が起きると堕天使達に感謝をする祭りを開いている。
余談だが塔の跡地はのちにバベルの塔を建設するベースとされた。そのため人々はわずか数日で天まで届く塔を築くことができた。

○ネザー空間
・堕天使達が他者の意識下に作り出す空間。フッと気を失いそうになるのが意識下に侵入されたサインらしい。
この内部に現れる敵は幻影だが彼らから受けたダメージは実際の精神の苦痛として残る。
堕天使達はイーノックと戦う際にまずこの空間に取り込もうとする。
詳しい理屈は不明だが堕天使達はこの空間の中では本来の実力以上の驚異的な力を使う事ができるからだ。
このためイーノックはこの空間の中では簡単にやられてしまう。
本編では堕天使との戦闘時やタワーの入り口等でこの空間に取り込まれることになる。
因みにネザー空間の中に浮かび上がるエルシャダイ文字には特定の意味があるらしい。

<解読結果>
A: われわれをおうなとけいこくしたはずだぞきけぬならしかたない (繰り返し)
B: またきたのね。くることはわかつていたわ。 (繰り返し)
C: おまえにおれがとめられるか? おれにかてるとおもつているのか (繰り返し)

○ネフィリム
・堕天使と人間の間に生まれた子。天界が洪水計画を実行することを決めた要因でもある。
大小様々な個体がおりナンナのパートナーの「ネフ」のように小さな子供のものも居れば、イーノックを一呑みにしてしまうような巨大なものもいる。
知能は低く、感情や性格は無いが太陽を見て手で輪を作りその真似をする位の単純な反応ならできる。
この手で輪を作るという動作の意味は「天使の輪の真似をすることで自分も天使になれると思っているのではないか」など諸説あるらしい。
作中に登場するのは主にクリーム色の体色をしたものだが、生まれた場所により外見が変化するらしく様々な姿のネフィリムがいるとされている。
(実際、水没した階層にいたアルマロスのネフィリムは巨大なクラゲのような姿をしており自由の民からは「水のネフィリム」と呼ばれていた。)

どの世界に属することもできない虚ろな生き物で体に魂が宿っていないため外的要因で消滅することはあっても寿命で死ぬことはない。
また彼らは親である堕天使と深く繋がっており親の堕天使が消滅する時彼らもともに消滅してしまう。
自分が存在しない方がいいと薄々自覚しており、共食いをすることもある。
しかしこの行為は体内にケガレをため込む事になり共食いを続けた個体は最終的に「火のネフィリム」となってしまう。
本編ではバラケルの階層にて一度だけ現れたきりだが実際にはもっと大量に火のネフィリムが存在するらしい。
シンの発言からイーノックが到着した時には既に火のネフィリムが暴れていると推察できるが本編中で戦うのは明らかにイーノックの眼の前で変化した個体なので別だと思われる(ガブリエルは「あれがシンの言っていた火のネフィリム」と発言しているがシンが言っていたのはおそらく後述のバラケルネフィリム)。
また力を持つ相手を食べて取り込むことで更に進化するようで堕天使の1人であるバラケルを取り込んでいたために更に巨大な「バラケルネフィリム」に変化した個体が出現している。
余談だが普通にしていたら手の届かない足下にある物に触れようとする際には体表上を顔と手だけスライドさせて触れるという独特な動きをする。

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最終更新:2011年06月09日 08:58
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