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ヤシカエレクトロ35の謎

エレクトロ35は堅牢なカメラである一方、妙な個性や謎な動作があったりして人間臭く、付き合っていて大変面白いカメラという側面も併せ持つ。又、製品の生産過程やマイナーチェンジも混沌としており、コレクターを涙目にさせる事も少なくない。


どういう訳か、3Vでも動く!?
エレクトロ35前期型(初期型~GSN/GTN)、GL等は6V電池で駆動する。しかしながら、3Vの電池を装填しても露出・シャッター速度可変共に正常に動作してしまうのだ。試しに、複数のエレクトロを用意して6V・3V電池を装填し、同一条件下で互いに電池を入れ替えながら動作テストを行ってみても結果は同じであった。
なお、この結果は管理人個人の実験によるものであり、下記指摘にもあるように危険なので推奨しない。
(※注意※)Higemouseさんから「電圧の低い電池を使用した場合、電池内部に大電流が流れて電池が破損・発熱・破裂する危険性がある」とのご指摘を戴きました。約2年間の複数台での恒常的使用において該当する事例は確認されていませんが、飽くまで実験結果としての報告に留めさせて戴きます。実際の使用はおやめ下さい。


シャッター速度が最速固定(EE故障)でも撮れる!?
ジャンク扱いされている前期型エレクトロ35には、ゴムバッファー劣化が主な原因で「露出計は動くけどシャッター速度が1/500秒かバルブ開放にしか変わらない」個体が比較的多い。当然、いくら露出計を参考にして絞りを調整しても、適正絞りの範囲内かOVER(赤)表示では最速の1/500秒、SLOW(黄)表示ではバルブ開放にしかシャッター速度は変わらず、フラッシュモードの1/30秒単速も使えない。
ところが、この状態のエレクトロ35でも何とか写真が撮れてしまうのである!勿論、シャッター速度が固定のため若干アンダー気味にはなる。それでもf1.7という明るいレンズと現代のフィルム性能がそれを補ってくれるので「とりあえず使う」事は可能。それどころか、場合によってはアンダー気味な写りが好ましい方向に働いて、ヤシノンの描写能力が120%発揮され奇跡的な写りを見せてくれるケースすら散見されるのだから・・・世の中わからないものである。
ヤシノン恐るべし。


マイナーチェンジの怪
エレクトロ35は、初期型からGS/GTSに至るまでの間に頻繁なマイナーチェンジを行っている。しかも、それが機種名変更と無関係にバラバラに行われているものだから余計にタチが悪い。エレクトロ35コレクターと呼ばれる人種が果たして何人いるものかは不明だが、確認されている範囲でご紹介する。

  • バッテリーチェッカー部、カバー形状
  • バッテリーチェッカーボタン、押さえネジ形状
  • シリアルナンバー、刻印箇所
  • エンブレム意匠
  • 軍艦部ネジ
  • フィルム感度調整ダイヤル、及び透明カバー有無
  • 軍艦部上面、露出警告ランプ表示
  • 軍艦部上面、機種ロゴの太さ
  • 対応フィルム感度(ASA400→500)
  • ピントリング部、距離表示
  • 巻上げレバー部、形状
  • シャッターボタン、突出量
  • 裏蓋内側押えバネ、形状
詳細はRange Finder様:以下記事にて参照可。
初代エレクトロ・四兄弟+2 (←CLICK!)

(その他の前期型エレクトロ35:ニコイチの可能性が少ないもの)
  • G以降の機種で、裏蓋にメモ入れポケットがあったり無かったりする
  • Gなのに、巻上げレバーを引上げて裏蓋を開く(GSと同一)





最終更新:2009年11月30日 03:16