
第十六の使徒は、『不定』であった。
強羅絶対防衛戦を突破した本使徒が、大涌谷上空で確認された当初、DNAを想起させる二重螺旋の円環と云う形状を取っていた。
しかし、ネルフ側が零号機を迎撃に向かわせるや、本体を紐状に展開。
紐の先端で零号機を貫く様に体当たりを敢行した。
しかし、ネルフ側が零号機を迎撃に向かわせるや、本体を紐状に展開。
紐の先端で零号機を貫く様に体当たりを敢行した。
この様に本使徒が核たる固定形態を持たない存在である事は戦闘開始直前に赤木リツコ博士が看破した通りであるが、先に本使徒が『不定』であると述べたのはその形状のみに留まる言説ではない。
大涌谷上空で確認された当初、本使徒はパターンを青からオレンジへと周期的に変化させていた。
大涌谷上空で確認された当初、本使徒はパターンを青からオレンジへと周期的に変化させていた。
云う迄もなく『パターン青』は使徒を意味する。
特筆すべきは、零号機との戦闘中、同機の後背部から顕出した異形物である。
その物体は第三の使徒から第十五の使徒までを複合した様な形状に変移しつつ拡大・膨張した。
これらの使徒は一様にコアが見当たらず形状のみの模倣であったと考えられる。
その物体は第三の使徒から第十五の使徒までを複合した様な形状に変移しつつ拡大・膨張した。
これらの使徒は一様にコアが見当たらず形状のみの模倣であったと考えられる。
興味深いのはこの異形物が零号機から発生した物体であると云う点。
これがアルミサエルによる現象であった事は疑い得ないが、フォルムの元になった情報を何処から得ていたのは不明。
本使徒に他の使徒の情報をその身体に内包しているのか。
それとも零号機もしくは同機パイロットが第三から第十五の使徒の情報を保有していたのだろうか(ここで出現している使徒が第三の使徒以降である点にも注目すべきだろう。第一と第二の使徒は、第三の使徒以降と比して顕然と異なる特性を有する存在であるようだ)。
これがアルミサエルによる現象であった事は疑い得ないが、フォルムの元になった情報を何処から得ていたのは不明。
本使徒に他の使徒の情報をその身体に内包しているのか。
それとも零号機もしくは同機パイロットが第三から第十五の使徒の情報を保有していたのだろうか(ここで出現している使徒が第三の使徒以降である点にも注目すべきだろう。第一と第二の使徒は、第三の使徒以降と比して顕然と異なる特性を有する存在であるようだ)。
ヒトと使徒が全て根元を同じくする生命体であるとした仮説があるが、もし零号機の背面部から発生した異形物が、ヒト---つまり零号機パイロットの遺伝情報を元に展開・再構築されたものだとするなら、先の論も信憑性を増す事となろう。
初戦に於いて、単機出撃した零号機は本使徒に対してライフル?を使用。
しかし、超至近距離からの攻撃もA・Tフィールドによって難なく跳ね返された。
初戦に於いて、単機出撃した零号機は本使徒に対してライフル?を使用。
しかし、超至近距離からの攻撃もA・Tフィールドによって難なく跳ね返された。
ちなみにアルミサエルは、『子宮』を象徴する天使である。
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