まとめwiki ~ 「♀29匹のボックスに♂1匹を入れてみた」

01話 - チェリムとあられ

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f29m1

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トレーナー
「ウルトラランク優勝おめでとう♪ というわけでボーマンダと交代ね」
チェリム♂
「はーい」
ボーマンダ♂
「……」
チェリム♂
「……?」

 どうしたんだろう、ボーマンダさんにいつもの元気がない。

トレーナー
「じゃあ、来週のマスターランクまでのんびりしててねー」
チェリム♂
「はいはーい」

 こうして僕は、いつもの「コンテスト用ポケ」ボックスに預けられた……、はずだった。



 テンソウ、カンリョウ!

チェリム
「みてみて、今日はゆうs……」

 コツン、コツン! ヒュゴォォォッ!

チェリム
「痛い、寒い! 何だ、これは!」

 いつもなら優しいマッスグマ兄さんが迎えてくれるはずだった。
 しかし、僕の目に最初に飛び込んできたのは……

チェリム
「ユキノオー!?」

 ユキノオーがウッドハンマーの練習をしていた。
 なんで、なんでこんなところに来てしまったのだろうか。

ユキメノコ
「……こんばんはー……」

 突然後ろから声がして、一瞬気絶しそうになった。

チェリム
「あのー……」
ユキメノコ
「言わなくても分かりますよ。うちのボックスのマニューラが、システムにいたずらしちゃったんです」
チェリム
「それで変なところに……」
ユキメノコ
「別に変なところじゃあないですけどね」
チェリム
「ああ、すみません」

 ボックス名を見る。どうやら霰パ用ボックスらしい。
 しょうがないからはやく友達を作りたいのだが、♂がいない。

ユキメノコ
「それもいたずらですよ……。クククッ」

 心を読まれた。なんちゅー奴だ。
 あと、どう見ても30匹はいない。過疎ボックスなのだろうか。
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