460 名前: ココロのキズナ(1/2) [sage] 投稿日: 2007/12/30(日) 21:22:57 ID:e5M3/THW わたしはあいつのご主人さま。
あいつはわたしの使い魔。
初めはそんだけの関係だった。
あいつが、わたしの前に立って
ゴーレムや魔法なんかからわたしを守ってくれた。身を挺して。
使い魔はご主人さまを守るもんでしょ。
初めはわたしの言いつけを守ってるんだけなんだと思ってたの。
だけどね。違ったの。
あいつ、わたしのこと好きって言ってくれた。
あいつにとってわたしはご主人さま以上の存在だったの。
わたしは・・・?
わたしにとってあいつはなんなの?
だたの使い魔?――ううん。違うの。
じゃぁコイビト?――ちちちち違うもん。
・・・じゃぁスキナヒト?――ちちち違う・・・
・・・・・・うそ。
ホントは・・・ホントは・・・スキ。
でも言えない。
言っちゃいけない。
あいつは、わたしの世界とは違うとこから来ちゃったの。
あいつは、いつか帰らなきゃいけないの。
スキって言っちゃったら、あいつが帰りたくなくなっちゃうんだから・・・
461 名前: ココロのキズナ(2/2) [sage] 投稿日: 2007/12/30(日) 21:23:28 ID:e5M3/THW
・・・・・・うそ。
スキって言っちゃったら、わたしが帰したくなくなっちゃうの。
わたしにとってあいつはココロの全て。
わたしのココロのキズナのすべて。
でも、あいつの帰る方法が見つかっちゃった・・・
どうするの?わたし。
どうしたいの?わたし。
やっぱり・・・帰してあげるわ・・・あいつを。
・・・・・・うそよ。
ホントは帰したくはなかったわ。
でも。
会える。絶対。 また会ってみせる。必ず。
サモン・サーヴァントを何百回唱えようと
必ずサイトの目の前にゲートを開いてみせる。
わたしとサイトのココロのキズナ。 始祖のルーンにも負けないんだから。