ゼロの奇妙な使い魔 まとめ

使い魔は静かに暮らしたい-9

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匿名ユーザー

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「あの……すいません。あのとき、逃げ出してしまって」
決闘した日の晩にシエスタはルイズの部屋にやってきた。食堂で逃げ出したことを謝りにきたのだろう。
幸いそこにルイズはいなかった。
「いや、いいんだ。あれは私が勝手にしたことだからな。それに魔法を使えない平民には貴族はとても恐ろしいものだろう」
そう返すとシエスタは安堵したようだ。
「でも、もう、そんなに怖くないです!私、ヨシカゲさんをみて感動したんです。平民でも貴族に勝てるんだって!」
「そ、そうか」
シエスタは目を輝かせながらそう言う。
当然かも知れないな。 平民が貴族に勝っただけでも凄いのにそいつが身近にいるんだから。
そうだいいことを思いついた。
「なら明日一緒に厨房で謝ってくれないか?厨房からいくつか道具を失敬してね。一人じゃ心細いんだ」
「はい!もちろんです!」
「ありがとう」
実際心細くなんて無い。ただここで頼れば好感が上がるだろうと思ってだ。彼女は食事を保障してくれる。
それが途切れることはあってはならない。
明日また会うことを約束しシエスタは帰っていった。
シエスタが完全にいなくなるのを確認する。
それを確認して懐から銃を取り出し手に持ってみる。決闘のときに認識した感覚を確かめるためだ。
使い魔のルーンが光っている。それと同時に体が軽くなる感覚。それを確認しながら部屋のいろいろな物を狙ってみる。
すると素早く、そして的確に狙いが付けられる。
「すごいなこれ」
そう言いながら手の甲のルーンを見る。どうやらこれの影響らしい。便利だ。体の感覚からしたら 身体能力も上がっているに違いない。使い魔になってこれが1番うれしいことかもしれない。
これなら的確にターゲットを排除できるだろう。多分このルーンは武器に反応するんだろう。
でなければ他のものに触ったときにも反応するだろうからな。
ルイズにこの世界の兵器のことを聞いておかないとな。



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