窓から差し込む光でジョニィは目を覚ました。
いつもなら日も昇りきらない早朝に起きてすぐに次のゴールを目指して出発するのだが
やはり昨日の一件で肉体的にも精神的にも疲れていたらしい。
目の前にある下着を見て昨日の出来事が夢ではないことを悟った。
いつもなら日も昇りきらない早朝に起きてすぐに次のゴールを目指して出発するのだが
やはり昨日の一件で肉体的にも精神的にも疲れていたらしい。
目の前にある下着を見て昨日の出来事が夢ではないことを悟った。
ジョニィは昨晩寝る前に「ご主人様を起こすのも使い魔の役目!」と言われてたのを思い出し
上半身を起こして車椅子に乗るとベッドに近づいていく。
自称ご主人様はまだベッドの中で寝息を立てている。
上半身を起こして車椅子に乗るとベッドに近づいていく。
自称ご主人様はまだベッドの中で寝息を立てている。
(何で僕が堅い床でルイズがふかふかの布団なんだ…?)
昨日の一件を思い出し少しイラッときたジョニィはルイズが寝入っているのを確認しタスクを発現させる。
「タスク───移動する穴───!!」
ジョニィの爪弾が床に撃ち込まれる。
その弾痕穴はルイズのベットに向かっていき…
その弾痕穴はルイズのベットに向かっていき…
ガゴンッ!
「キャッ!」
ベッドの足を一本破壊して消えた。
「な、何よ!?なにごと!?」
「朝だ、お嬢様」
「はえ?そ、そう…ってなんであたしのベッドが傾いてるのよ!」
「僕に聞くなよ。ただ地震かなんかで足が折れたんだろ」
「朝だ、お嬢様」
「はえ?そ、そう…ってなんであたしのベッドが傾いてるのよ!」
「僕に聞くなよ。ただ地震かなんかで足が折れたんだろ」
まだ寝ぼけたままのルイズは「ああ、そんなものなのかな」と納得してしまう。
一方ジョニィはこっちの世界でもスタンドが発現できるとわかり一安心である。
背中に脊椎部の遺体の一部があることも感覚でわかる。
一方ジョニィはこっちの世界でもスタンドが発現できるとわかり一安心である。
背中に脊椎部の遺体の一部があることも感覚でわかる。
ルイズは起き上がるとあくびをした。それからジョニィに命じる。
「服」
椅子にかかった制服をルイズに向かって放り投げてやる。
だるそうにネグリジェを脱ぐルイズに背を向ける。
だるそうにネグリジェを脱ぐルイズに背を向ける。
「下着」
「は?」
「そこのー、クローゼットのー、一番下の引き出しに入ってる」
「………」
「は?」
「そこのー、クローゼットのー、一番下の引き出しに入ってる」
「………」
なるほど、雑用ね。そう思いながら下着を適当に引っつかんで後ろに放り投げた。
「服」
「君にさっき渡しただろ?僕はもう持っていない」
「着せて」
「僕が?」
「平民のあんたは知らないだろうけど下僕がいるときは自分で服なんて着ないのよ」
「できるわけがないッ!」
「君にさっき渡しただろ?僕はもう持っていない」
「着せて」
「僕が?」
「平民のあんたは知らないだろうけど下僕がいるときは自分で服なんて着ないのよ」
「できるわけがないッ!」
いくらなんでも昨日会ったばかりの女の子に服を着せるなんてできるわけがないッ!
そう思って振り返ったジョニィは四回言う前に冷静さを取り戻した。
ルイズの体は未発達で出るとこが全然出ていなかったのである。
下着姿のせいで悲しいほどよくわかる。
これだったら年下でもルーシー・スティールのほうがよっぽどスタイルがいいだろう。
それなりに女遊びもしてきたジョニィはルイズの体を見てもどうとも思わず、逆に同情の気持ちがわいてきた。
そう思って振り返ったジョニィは四回言う前に冷静さを取り戻した。
ルイズの体は未発達で出るとこが全然出ていなかったのである。
下着姿のせいで悲しいほどよくわかる。
これだったら年下でもルーシー・スティールのほうがよっぽどスタイルがいいだろう。
それなりに女遊びもしてきたジョニィはルイズの体を見てもどうとも思わず、逆に同情の気持ちがわいてきた。
(最高だったは使えないな…)
ジョニィはやれやれといった表情でルイズのブラウスを手に取った。
ルイズと部屋をでると廊下の戸が一つ開き、中から燃えるような赤い髪の女の子が現れた。
身長、肌の色、雰囲気、胸、全てがルイズと対照的な美女だった。
身長、肌の色、雰囲気、胸、全てがルイズと対照的な美女だった。
「おはよう、ルイズ。あなたの使い魔ってそれ?」
にやっと笑いながらルイズに挨拶をするとジョニィを指差して今にも噴出しそうな顔で言った。
「そうよ、文句あるのキュルケ」
「あっはっは!ほんとに平民なのね!すごいじゃない!さすがはゼロのルイズ!」
「あっはっは!ほんとに平民なのね!すごいじゃない!さすがはゼロのルイズ!」
キュルケ、と呼ばれた女の子は腹を抱えて爆笑している。
「あたしも昨日使い魔を召喚したのよ。誰かさんと違って一発で呪文成功よ」
「あっそ」
「どうせ使い魔にするならこういうのがいいわよねぇ~。フレイムー」
「あっそ」
「どうせ使い魔にするならこういうのがいいわよねぇ~。フレイムー」
キュルケが勝ち誇った声で使い魔を呼ぶと部屋からのっそりと真っ赤で巨大なトカゲが現れた。
ジョニィは思わず車椅子をバックさせる。
ジョニィは思わず車椅子をバックさせる。
「うおおッ!?なんだこいつはッ!?」
「もしかして、あなた、火トカゲを見るのは初めて?」
「…毒とかある?」
「平気よ。それにあたしが命令しない限り襲ったりしないから」
「もしかして、あなた、火トカゲを見るのは初めて?」
「…毒とかある?」
「平気よ。それにあたしが命令しない限り襲ったりしないから」
キュルケは手を顎にそえ、色っぽく首を傾げた。
「これってサラマンダー?」
ルイズが悔しそうに尋ねる。
「そうよー。火トカゲよー。見て?この尻尾。ここまで鮮やかで大きい炎の尻尾は、間違いなく火竜山脈のサラマンダーよ。
ブランドものよー好事家に見せたら値段なんかつかないわよ?」
「そりゃよかったわね」
「素敵でしょ。あたしの属性ぴったり」
ブランドものよー好事家に見せたら値段なんかつかないわよ?」
「そりゃよかったわね」
「素敵でしょ。あたしの属性ぴったり」
キュルケは得意げに胸を張った。ルイズも負けじと胸を張り返すが、まったく勝負になっていない。
ふとキュルケはジョニィを見つめる。
ふとキュルケはジョニィを見つめる。
「あなた、お名前は?」
「ジョニィ・ジョースター」
「ジョニィ・ジョースター?ヘンな名前。じゃあ、お先に失礼」
「ジョニィ・ジョースター」
「ジョニィ・ジョースター?ヘンな名前。じゃあ、お先に失礼」
そう言ってキュルケは颯爽と去っていった。
その後をサラマンダーがちょこちょこと追っていく。
その後をサラマンダーがちょこちょこと追っていく。
「くやしー!なんであのバカ女がサラマンダーでわたしがあんたなのよ!」
隣でルイズが何やらわめきだしたがジョニィはさっきのトカゲのことで頭がいっぱいだった。
どうもあの火トカゲを見ると毒でもあるんじゃあないかと疑ってしまう。
どうもあの火トカゲを見ると毒でもあるんじゃあないかと疑ってしまう。
(な、なんで僕はこんなにあのトカゲを警戒しているんだ?)
話を聞いていなかった罰としてルイズに
チョップを撃ち込まれた彼の頭には一瞬だけアンドレ・ブンブーンの顔と腫れ上がった指が浮かぶのだった。
チョップを撃ち込まれた彼の頭には一瞬だけアンドレ・ブンブーンの顔と腫れ上がった指が浮かぶのだった。
To Be Continued =>