用語辞典

用語

ソウル
ゲームシステムでは経験値。
設定的には、生命の源のような物と考えられる。
獣より人間のほうが、ソウルの質が良いと言われている。
これだけでは、まともな生物を創造することはできず。
魔物紛いの出来損ないや、自我の無いホムンクルス等しか作れない。
スピリット
魂。人間を人間足らしめる、自我や意識を司るモノ。
聖人はこれを自由自在に操ることができる。
ソウルがハードウェアならスピリットはソフトウェアのようなもの。
魔石
ゲームシステム的には通貨。
設定では魔素と呼ばれる物が結晶化した物。
魔物や異種の体の中から取れる。
悪魔からはクリスタルと呼ばれていて、悪魔達にとっての「核」であり生命線である。
魔素
悪魔達の体を構成する物。悪魔達からはダストと呼ばれている。
人間の負の感情から発生する。
人間が極度の苦痛を味わうと、体から魔素が発生する。
魔界はダストの溜まり場でもあり、放魔の塔から広がった霧の正体でもある。
また魔素が結晶化した物が魔石である。
生物や弱いスピリットの人間等が、魔素に晒され続ける事によって魔物が生まれる。
マナ
ゲームシステムではMPの事。
設定では、魔女曰く自然エネルギーのような物との事。
魔法を行使する際に消費される。また魔物はマナが尽きる事が無いらしい。
異種
本作における吸血種族。種族として人間の能力を上回っている。また長命。
欠点として、生命の源(ソウル?)を自らの体内で作り出せず
人の血に含まれるそれを介してしか、体に取り入れる事が出来ない。
そして他作品の吸血鬼のように簡単には仲間を増やせない。
また強いスピリットを持った人間が濃い魔素に晒される事によって、異種化する事もある。
王国摂政アズラン曰く、異種とは「正気を保った魔物」との事。
人間と異種の混血児は特殊な禁術を行使できる素質を持つ。
聖人
人間と異種の混血児が、魔女のみが取り仕切る事ができる聖人の儀式を行う事によって成る事が出来る存在。
聖人となった者は、スピリットを自在に出来る奇跡を扱えるようになる。
代償として、死後の魂を捧げる事と
まさに聖人といった第二の人格が生まれ、徐々に体を聖人に支配されてしまう事。
そして体が醜く枯れ果ててしまう。
また奇跡を起こすにはソウルが必要なので、大量のソウルを得るために生贄が必要という側面もある。
魔女のみが聖人の儀式を取り扱う事ができる理由として
聖人化に必要な「異界の魂」は魔女だけが呼び出せる所にある。
また聖人化後に芽生える「聖人の人格」とは、言ってしまえば異界の魂の人格である。
ただし記憶は都合よく改竄されるらしく、「聖人」は元々自分が主人格だと思い込む。
錬金術師
人間の不老不死を目的とした、神秘の研究者達。
セナの魔術学院とは学問体系がかなり違うらしく
共同研究するまで魔術士との交流はあまりなかった模様。
ソウルを研究した結果、数多の失敗作の果てに
ホムンクルスやパペットといったモノが出来上がる。
湿地帯で起きた事故によって王国から切り捨てられる。
その研究成果は、後に王国医療協会に取り込まれる事となる。
ホムンクルス
錬金術師達がソウルを利用して生み出した人造人間。
ほとんど自我が無く、原始的な生存本能しかない。
なのでネクロディスクというアーティファクトで制御されている。
パペット
とびきり質の良いホムンクルス。身体構造はほぼ人間と変わらない。
このパペットに聖人の力でスピリットを入れた存在が
ダリア主人公・ゴードンの3人である。
なお初期型パペットのダリアは寿命が短かったらしい。
ゴードンの例を見るに、強いスピリットさえあればパペットの体でも異種化は可能である。
オーク
巡礼の森に突如出没し始めた、社会性を持つ人型の魔物。
その行動は、原始的な人間に近い。
オークのボスであるババトが元人間である事から
オークは放魔の影響で魔物化した元人間であると考えられる。
元人間の魔物は他にも種類があるが、魔物図鑑の説明を見るに
オークは比較的新しく発見された魔物と推測できる。
簡単な料理や自己鍛錬、人間から奪った武具のオーク流の整備などもしているようだ。
ゴブリンとは犬猿の仲らしく、ダイダロスの滝川下で縄張り争いをしてる所が見られる。
ゴブリン
オーク同様に社会性を持つ人型の魔物。オークより知能が高いとされている。
小隊のような群れをつくって行動する。そして群れのリーダーが王を名乗る。
そして群れの集まりである集落には、必然の如く大量の王が存在している。
オーク同様に簡単な料理や人間から奪った武具の整備等も出来る他
雷光峰の洞窟内部での養蜂、ダイダロスの滝川下沿いの隠れ森での畑作など
オークよりも高い文明を誇っている。
隠れ森の残留思念によると、ここ最近急増したゴブリンがこのような行動をとっていることに驚いているので
放魔の影響でゴブリンとなった人間が多数いるのではないかと思われる。
巡礼の森に咲いてる、巨大な花の怪しげな花粉が大好物で
その花粉を使って香を炊くと、酔っぱらったかのように動きが鈍くなる(が戦闘に入ると正気に戻る)
オークとは犬猿の仲らしく、ダイダロスの滝川下で縄張り争いをしてる所が見られる。
悪魔
身体を魔素(ダスト)で構成された生命体。魔石(クリスタル)さえ定期的に入手できれば実質不老不死の存在。
主に魔石で取引しているのが上級悪魔。それ以外の物で取引しているのが卑魔や魔女。
下級悪魔は取引すらしないでただ奪おうとするのみなので、上級悪魔達から唾棄すべき存在とみなされている。
また上級悪魔は、普通ならば人間と意思疎通が取れないので
人間と意思疎通の取れる半魔や魔女を介して取引をする。
なので上級悪魔達は半魔や魔女を必要とし、作りだしている。
しかし、悪魔言語学さえ習得すれば人間でも上級悪魔と会話は可能になる。
卑魔
下級悪魔よりは上等な存在で理性もあるが、上級悪魔から見下されており、魔石での取引を禁止されている。
禁忌取引や穢れた契約といったものは大体卑魔が担当している。
また、卑魔は精神に語りかける術をもってるため、上級悪魔達のように人間との取引に、半魔や魔女の仲介が必要ない。
しかし上級悪魔のように魔石に余裕がないせいか、力を与えた契約者の体を限界まで酷使させる傾向がある。
それでも生命維持のための魔石の確保に苦労しているらしく、時折下級悪魔を殺してどうにか食い繋いでいたりする。
作中で卑魔と契約してると思われるのは、味方スピリットではファウナリーサ
その他ではダイダロス・アズラン・カーミラ・メドラ等。
半魔
悪魔取引をした人間の中でも素質(恐らく異種化と同様の)のある者に、上級悪魔の強力な魔素を注入して生まれる存在。
上級悪魔は直接人間と意思疎通が出来ないため、仲介者として作り出された。
上級悪魔の魔素から作られるだけあって、異種より能力が高い。
しかし寿命は異種と変わらない程度らしく、魔女より圧倒的に短い。
おまけにやってる事は魔女同様、上級悪魔の下請け業務で、半魔の取り分は少ないらしい。
使い捨ての道具扱いしてくる悪魔から解放されたいと、陰鬱な雰囲気の者達が大半だが、
半魔の長のバビロンは、この状況を喜々として楽しんでいる。
また、上級悪魔に見初められる以外にも、半魔となる方法はある。
アズランは卑魔との契約で「燃焼の禁術」を使い生命力と引き換えに戦闘力を強化した結果、半魔化した。
カーミラもまた、卑魔と汚れた契約を行い悪魔のような姿になったため、半魔化したと思われる。
その他にも竜殺しのジークフリートや、防衛協会の守護者ザリア等が、どのような方法でかは不明だが半魔化している。
魔女
半魔同様、上級悪魔と人間との取引の仲介者であるが
半魔より遥かに長い寿命と高い能力を持つので、実質半魔より立場は上。
また、魔女だけが行う事のできる儀式などもある。
それでも上級悪魔の道具であることには変わりない。
その正体は、人間と悪魔の混血児。
ただし産まれ方はかなり特殊で、普通の赤子のように生まれるわけではない。
まず悪魔の体に、それに耐えられる人間(異種との混血)の魂を入れ、命の欠片の溜まり場である繁殖池に浸ける。
混血の魂により悪魔の体の魔石(クリスタル)が特殊性を持ち、繁殖池の命の欠片と魔素によって、魔女が生まれる。
聖人(正確には聖人の人格に体を奪われた主人格)の魂は魔女を産みだすには最高の素材らしい。
また魔女自体は、人との間に子をなせる。魔女と人との混血がバルロックである。
繁殖池
異界における悪魔達の重要施設。
異界に降り注ぐ命の欠片である「雨」を貯めた溜池。
上級悪魔が仲間を増やすために、自らの核の魔石(クリスタル)を削り、池に浸け
そのクリスタルに魔素(ダスト)が集まると悪魔が産まれる。
大体は質の悪い魔素しか集まらず、低級な悪魔しか生まれないが
稀に質の良い魔素が集まり、上級悪魔が産まれる。
ドラゴン
竜。様々な次元を跨いで存在する超常的な怪物。
古来より、神として崇められる事もあり、対話に成功すれば人に魔法を授けてくれる。
本編では幾つかの竜に戦いを挑む事ができる。
一つの次元で「死ぬ」時に物質化した「影」を落とす。

組織

海岸巫女
古代における「聖女」を前身とした、マージ教会の自警団のような組織。
名の通り、主にイシュトールの海岸を警備している。
女性だけで構成されており、世俗を断ち切るために洗礼名は男の名とするのが習わし。
男子とは触れ合うべからず、といった掟などは無く
教会魔術士のセドリックと協力していたり、海賊と取引していたりする。
ただしカザッフ曰く、外の人間で海岸巫女と接触できるのは海賊のみとの事。
ダーカス
元々は古カノン王国以前に栄えた古代異種「古き海の民」を指す言葉。
古代の支配者層だったが、レジテニーヌの反乱後は地下に追いやられてしまう。
また、長きにわたる地下生活で、ダーカス族は日の光に弱くなってしまった。
現在は少子化と人口減少に悩まされている。
カノンの柩
ダーカスの土葬場と隣接している、異種を増やすことを目的としたカノン王国の囚人施設。
施設内では囚人に対し、拷問のような訓練や、残虐な刑罰が行われている。
全ては苦痛から生じる魔素で、人を異種とせんがための行程である。
全四層からなり、「素質」がある囚人ほど下層に送られる。
マージ教団
古代王国や古き海の民に関する秘密を握る宗教組織。
マージベルクやイシュトールを拠点とする。
ダイダロスの魔工房
ダイダロスが工房長を務める武具生産施設。
防衛協会の兵士や王国騎士の装備や魔武具などは、主にここで作成されている。
魔武具については悪魔取引で得たモノ(作成法か素材かはたまた両方か)のおかげで作れているらしい。
武具に比べると、売り上げは芳しくないが工具なども作っていた。
放魔が始まる前に、弟子の大半はアルカムに避難したが
ダイダロスと一部の幹部と試し切り人は工房に残った。
放魔後、ダイダロス以外の人間は狂い魔物化(あるいは殺された)。
工房は機能不全となり実質閉鎖となった。
錬金術会
王都アルカムの組織。メゼスタ湿地帯を拠点とする。
後に王国と共同研究を行うが、ソウルや魂への理解不足から事故が発生、封鎖される。
黒狼団
ルピが立ち上げた盗賊団。孤児で構成されており、殺しは御法度。
アルカム平原を根城にしていたが、ルピが消息不明(殺された)となってから
規律を失い自滅していき、魔物化していった。
ルピから教わったのか雷撃の魔術を行使する。
その身が魔物化しても、ルピの姿を見ると、かつての記憶からか戦意を無くし逃走する。
ミルトン自警団
かつての首都ミルトンは治安が悪く、国軍に匹敵するほどの兵団が必要だった。
国軍に匹敵すると言われる通り団員は皆精強。
ファウナやアンドレも、元はこの組織の魔物狩り部隊に所属していた。
ミルトンが自治化した際は、腕の立つ傭兵等も取り込むようになる。
隊長クラスの強さは、並の王国騎士を凌駕する。
この組織は、王国防衛協会の前身となったミルトンの自警団とは別物らしい。
王国騎士
カノン王国の騎士。一般兵よりも格が上で、名誉ある地位でもある。
ミルトンの兵士が騎士になることは、出世コースの花形であるらしい。
が、実際的には王国の汚れ仕事を担う特殊部隊。
しかしその実力は高く、上級騎士はかつての黒騎士団を模した鎧を装着する。
異種狩り隊
先王ルドルフの時代に異種を滅ぼさんとするために結成された部隊。
かつてのルクルーペの砦を拠点とし、マルカが隊長をしていた。
中心となっていたのは黒騎士であると推測されるが
ファウナのようなミルトン自警団から推薦されて入隊した者もいた。
異種狩り隊が活動していた時期に、アイーシャが黒騎士に殺され、ファウナも異種に返り討ちにされ死亡した。
後にマルカが当時の王(ルドルフ)に陳情し、異種狩り隊は解散した。
黒騎士団
先王の時代に猛威を振るった、最悪とまで呼ばれた部隊。防衛協会所属。
特にダーカス(異種)に対して、徹底した虐殺を行っていた。
一旦解散したが、現王リアムの時代、アズランの命で再結成した。
王国特殊騎士
古き黒騎士団の様式を模した特殊部隊。防衛協会のザリアの配下。
アズランの命で結成された「新しい」黒騎士。
しかしその役目は過去の黒騎士と違い、主に放魔の塔3階からの警備。
高い生命力・凄まじい攻撃力・堅牢な防御力はどれも並の騎士を上回る。
王国特殊部隊
アズランの命で再結成した黒騎士団の正式名。
過去の黒騎士団同様に、カノン王国の闇に深く関わる部隊である。
主に地下施設での罪人の管理を担当していた。
また、カノンの柩を探ろうとしていたものを処分する役目も担っていた模様。
ジャミットが所属していた。
王国防衛協会
文字通り王国の防衛を担う組織。ミルトンの自警団(現在とは別機関)が前身となっている。
ミルトンの北に拠点を構えているが、放魔の際にはほとんどの機能をアルカムに移されている。
ザリア率いる黒騎士を受け継ぐ王国特殊騎士、ガラクーア率いる魔術師、ロウ率いる暗殺部隊などによって構成される。
ロザリンドも暗殺部隊に所属していた。
王国医療協会
現在のカノン王国発祥に関わる地に拠点を持つ権威ある組織。
シレンスの処刑人たちが死体を解剖し研究、医療に活かし始めたのが発足。のちに王国の公的機関となる。
湿地帯の共同実験所やカノンの棺で生き延びた研究者が集っていた。
薬理学、異種やホムンクルスの研究、また竜の血に関する研究も行っていた。
防衛協会と同様に主要機能はアルカムへと移され、極一部の研究成果がその場に残された。
「清潔」を重んずる研究施設では放魔後の現在でも魔物が一切発生していない。
セナの魔術学院
ミルトン東の魔術師育成および魔術研究機関。人々に魔術を授けるため魔女セナが創立した。
ラーガ帝国によるミルトン侵攻時に防波堤となり多数の教授や学徒と共に崩壊した。
ほとんどの学院構成員も知らなかったが、学長は王国の立役者であるセナその人であり
学院は王国の中枢機関の一つだった。

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最終更新:2021年02月07日 09:33